泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

「明日香村の大字に伝わるはなし」(番外編1)

2022年11月03日 09時17分13秒 | 散歩
「明日香村の大字に伝わるはなし」は、明日香村文化協会発足40周年記念事業として、奈良県明日香村の39の大字に伝わる「はなし」を、聞き取り調査されたものを収録されたものです。
今回は、この本には書かれていない私独自の「明日香村の大字に伝わるはなし」(番外編1)を紹介したいと思います。
今回紹介するのは、明日香村岡地区にある「立神塚(たてがみづか)」です。
「立神塚」は、「飛鳥宮跡」に復元された井戸から約100メートル程の西側にあり、田んぼの片隅にわずかに跡をとどめています。現在は、約3メートル位の丸い形で、表面には小さな石で覆われています。「塚」と言っても、お墓ではないように思われます。
丁度この場所は、「飛鳥宮跡」の北の塀上の中間位に位置しています。
いつの時代かわかりませんが、祖先の人々がここには古代に大切な場所であったと記念するために造った「塚」ではないかと思われてなりません・・・
近年まで、土地の人が餅をお供えされていたようです。また、近くには「立神塚」の小字が残っています。
現在、この周辺では発掘調査の準備がなされています。準備がなされている場所は、「飛鳥浄御原宮」の内郭の西側にあたります。
はたして、どのような発見があるのでしょうか楽しみです!

            


コメント
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