奈良県橿原市にある「本薬師寺跡」(国特別史跡)には、地元の小学校の皆さんによって育てられた「ホテイアオイ」が見ごろです。
「本薬師寺跡」は、680年に天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気治療のために発願したことに始まります。その後、天武天皇が没した後、この寺で仏事を営んだという記録があるようです。造営は、持統・文武天皇の代も続き、698年に完成したとされています。
現在、「本薬師寺跡」には金堂・東塔・西塔の基壇と礎石が残されており、この部分だけが国の特別史跡に指定されています。このお寺は、平城京遷都後もこの地に伽藍が存在していたようです。
「ホテイアオイ」を背景にした、金堂跡・東塔・西塔の基壇・礎石がとても素晴らしく、「飛鳥」とはひと味違った「古都の風景」を感じさせる場所でした!