グレートノーザン鉄道

アメリカのグレートノーザン鉄道の実物(歴史、資料等)と鉄道模型(HO:レイアウト、車両)に関するプログです。

TOFC トレーラー GNZ50

2005年06月12日 | 模型・車両
グレートノーザン鉄道では、いわゆるピギーバック輸送を1954年から始めています。これは、TOFC(Trailer on Flat car)とも呼ばれるように、フラットカーの上にトレーラーを載せて運ぶものです。各鉄道でこの方式が導入されたため、1966年1月1日からAARによって各鉄道のトレーラー名が統一されました。GNZはグレートノーザン鉄道のトレーラーを示し、次の5は冷蔵車を表し、最後の0は長さ40フィート以上級を示します。
 模型は、アサーンの40’ Trailerのキットを組み立てたものです。細かいレタリングが気に入っています。ナンバーはGNZ50-1011の一種類で2両持っています。フラットカーに乗せてもいいのですが、駅の横においておいても良い雰囲気を出してくれます。

St. Nicholas Mountain: 実物の展望車の保有と改修

2005年06月11日 | 実物・車両
 St. Nicholas Mountainは1951年に導入されたMid-Century Empire Builderのための展望車の内の1両です。GNの統合後は、レストランとして使用されたりしていましたが、2004年6月に売りに出され、これをGNRHSの会員であるBen Ringnalda氏が買い取りました。現在、Ben Ringnalda氏は、個人保有しているSt. Nicholas Mountainを10年計画でレストア中です(このための募金やボランティアも募集しています)。この修復が完全に完了した後は、プライベートカーとしてアメリカ、カナダ等の列車に連結されて旅行を楽しむ計画とのことです。やはりアメリカでは鉄道趣味のスケールが違うなぁと感心させられます(なんといっても1/1のモデルの保有ですから・・・)。
http://www.stnicholasmountain.com/index.htm

最近のスティーヴンス峠

2005年06月10日 | 一般
 グレートノーザン鉄道歴史協会の幹部の一人であるLindsay Korst氏が、6月4日にスティーヴンス峠を訪問し、写真撮影のロケハンを行った記事と写真がKorst氏のホームページに掲載されました。グレートノーザン鉄道の遺構を探しながら現在のBNSFの写真を撮ったり、エンパイアビルダーの写真を撮ったりしています。
http://www.gngoat.org/pre_stevens_2005.htm

4bay カバードホッパー車 Series 171250 to 171449

2005年06月09日 | 模型・車両
 実車は1965年AC&F製で、GNで唯一の4つのコンパートメントを持つホッパー車です。穀物輸送専用となっています。外見は、非常に背が高く、車長も長いものとなっています。しかし、最大の特徴は、「グレーシャーグリーン」の塗装に穀物輸送専用を表す「グレインローディング」のレタリング入りとなっていることです。ロゴは赤・白・黒の3色のものです。
 模型は、CM Shops製の55’ ACF Center-Flo Covered Hopperキットを組み立てたものです。グレーシャーグリーンの色調も実車を良く捉えており、「グレインローディング」のレタリングや3色のロゴも鮮やかです。ナンバーは171379の一種類で当社では4両を保有しております。当社では3bayホッパーと一緒に合計11両編成にして、ディーゼル機関車SDP-40とU33Cの重連に牽かせています。また列車の最後端にはビッグスカイブルーのカブースを連結しています。

3bay カバードホッパー車 Series 170000 to 170299 (その2)

2005年06月08日 | 模型・車両
 実車は、AC&F (American Car & Foundry)製で、GNは1964年から1968年に購入しています。円筒形カバードホッパー車で、炭酸カリウム等の輸送に使われました。塗装はビッグスカイブルーで、ロゴは白一色です。
 模型はAtlas製のACF 4650 3bay Centerflow Hopper Carです。塗装は、つやの感じも良く実車の色合いを良く表現しています。デティールも細かく、特に屋根上の歩み板がシースルーの網目になっているのが目立つところでもあり大変気に入っています。ナンバーは170100の一種類で、当社では2両を保有しています。

3bay カバードホッパー車 Series 170000 to 170299 (その1)

2005年06月07日 | 模型・車両
 実車は、AC&F (American Car & Foundry)製で、GNは1964年から1968年に購入しています。円筒形カバードホッパー車で、炭酸カリウム等の輸送に使われました。塗装はビッグスカイブルーで、ロゴは白一色です。
 模型はAccurail製のACF 3-bay Covered Hopperのキットを組み立てたものです。塗装はちょっとつや消しのブルーで、ちょっとウェザリングしたような感じです。ナンバーは170299の一種類で、当社では5両を保有しています。

2 bayカバードホッパー車 Series 71000 to 71404 (その2)

2005年06月06日 | 模型・車両
 実車は主にセメント輸送に使われた、2つのコンパートメントを持つ70トン積みのカバードホッパー車です。ほとんど同じ設計ですが、製造年、製造会社により以下の6つのシリーズに分けられています。①71000 to 71099 AC&F製1951年、②71100 to 71199 Pullman Standard製1953年、③71200 to 71224 AC&F製1946年、④71225 to 71229 General American Transportation Corp.製1940年、⑤71230 to 71329 Pullman Standard製1949年、⑥71330 to 71404 AC&F製1949年です。
 模型はBowser社製の「70 Ton 2 Bay Covered Hopper」のキットを組み立てたものです。ナンバーは、71171の1種類で1両のみを保有しています。キットのデティールは、非常に細密で、Kato製には及ばないものの、屋根上歩み板、上部積込口、下部ホッパー口等が気に入っています。塗装はビッグスカイブルーで、ロゴは白のモダンヘラルドです。ビッグスカイブルー塗装は、1967年の春にCIの一環として取り入れられ、多くの車両が塗り替えられました(しかし3年後の1970年にはBNに統合されグリーン塗装に変更になってしまいましたが)。


2 bayカバードホッパー車 Series 71000 to 71404 (その1)

2005年06月05日 | 模型・車両
 実車は主にセメント輸送に使われた、2つのコンパートメントを持つ70トン積みのカバードホッパー車です。ほとんど同じ設計ですが、製造年、製造会社により以下の6つのシリーズに分けられています。①71000 to 71099 AC&F製1951年、②71100 to 71199 Pullman Standard製1953年、③71200 to 71224 AC&F製1946年、④71225 to 71229 General American Transportation Corp.製1940年、⑤71230 to 71329 Pullman Standard製1949年、⑥71330 to 71404 AC&F製1949年です。
 模型はKATO U.S.A 製の「AC&F 70t Open Side Covered Hopper」です。1箱3両入りのキットを組み立てたものです。ナンバーは、71233、71247、71283の3種類で各3両合計9両を保有しています。キットのデティールは、非常に細密で、上部積込口、下部ホッパー口、ブレーキ関係パイピング等が特に気に入っています。塗装はグレーで、ロゴは赤と黒の2色です。なお、走りも大変良好です。

ホッパー車No.78006とNo.78080 Series 78000 to 78299

2005年06月04日 | 模型・車両
 小生はGNの鉱石車だけでなくホッパー車も大好きです。
 このモデルの実車は、1953年ACF(American Car & Foundry)製です。70トン積みで、さまざまなものを積んでいました。毎年秋に収穫されるサトウダイコン(Sugar Beet)の輸送にも活躍しました。それ以外の時期はバラスト輸送等に使用されていました。
 模型は、Atlas製のHart Ballast Carです。非常に細密なできで、ホッパー内部や、ホッパードアの表現も秀逸です。また、ハンドレイル、ステップ類の細密さも特筆ものです。レタリングは、GNの名は小さめのゴシック体、ロゴは白と黒の2色で表現されています。当社ではNo.78006とNo.78080の2両を保有しております。この模型は、アメリカのクラブ(GNRHS)のメンバーの方から送っていただいたものです。

蒸気機関車No.815 クラスC-1(0-8-0)

2005年06月03日 | 模型・車両
 蒸気機関車C-1クラスは、重量級入替機です。実車は、1918年ボールドウィン製です。Cクラスは、多くが大量に購入・製造されたFクラスからの改造でした。C-2クラスはF-6から、C-3クラスはF-9から、C-4クラスはM-2及びF-8からの改造でした。最も多いとき(1940年)には、Cクラスだけ(97両)でGNの蒸気機関車の16%を占めていました。この重量級入替機の多くはメサビ鉱山や鉱石ドックのあるAllouezで使用されていました。
 模型は、天賞堂製の古いモデル(1976年?)で、これをCalumet Locomotive Worksでウェザリングを施したカスタムモデルです。今年の1月に天賞堂のエバーグリーンで見つけて買ってしまいました。走りがちょっと良くなかったのですが、ゴムジョイントを替えれば良いと言うことなので、早速替えてみたところ、軽快に走っております。ばらしたついでに、モーターの電気子(死語でしょうか)も磨いて、マッハオイルもさして、集電が良くなるというLocoもちょっとたらしておきました。当社では、もっぱら鉱石車を牽いて走り回っております。