Dr. Jason's blog

IT, Engineering, Energy, Environment and Management

Jason's Library 読書するプログラマ

2005-06-26 | Education
 20年近く前,1985年から インターフェス誌 に数年間の間,「いきあたりばったり読書日記」というコラムが連載されていた.著者は,ソフトウェア技術者であり,会社経営者であり,作曲家でもある 祐安重夫 氏である.

 「読書日記」の中でよく使われた,「丸善よりXXXXが届く」,「友隣社よりYYYYが届く」というフレーズには,なんともいえない,特別な雰囲気があった.

 少し大げさにいえば,この「読書日記」は,当時,駆け出しのソフトウェアエンジニアだった私に「プログラマの知的生活とはかくあるべき」という「ロールモデル」を示しくれた,メンターであった.お陰で,私は,丸善の本店や,紀伊国屋の本店に定期的に通うようになり,一時期は丸善の領収書だけでその年の年収の2割に達するほどになった.
 振り返ってみれば,このころ,独学で勉強したことは,そのほとんどが「ストック」の知識となって,その後の仕事や研究に大いに役立っている.
 

 この数年,昔のように,丸善にも紀伊国屋にも通わなくなってしまった.しかし,そのかわり
  「Amazon.co.jpより...が届く」
 という生活になった.



読書するプログラマ
祐安重夫(著)
翔泳社

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# 表紙の画像が出ないのは残念です.
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Jason's Library 読書のススメ:古典的「知的生活」とその周辺

2005-06-26 | Education
  6/16 の記事 に,あるビジネスマンの「読書のススメ」について書いたところ,色々なコメントをいただいた.

 このビジネスマンは,元マイクロソフト(日本法人)社長であり,現在は投資・コンサルティング会社を経営している,成毛 眞 氏である.彼がこれほどの読書家であるとは知らなかった.モノ書きでもなく,学者でもない人が,本代が年間1000万円というのはすごい.

 本の「知識メディア」としての利点は,電源が切れても,ネットワークがつながっていなくても使え,持ち歩ける点だ.逆に,最大の欠点は,量が増えた場合の保存にはスペ-スが必要なことだ.私自身の年間の本題は100万円強程度だが,それでも,3LDKの小さなマンションには1万冊ちょっとの本があり,そこら中「本だらけ」である.
 その10倍のテンポで増える本を保存できる成毛氏の家にはどれほどの書庫があるのだろう?

 「ストック」となる知識を系統立てて得る方法として,あるいは先人の経験や知見を得る方法として,読書は,非常に有効な方法であるとおもう.また,知識,経験,知見を得られるだけでなく,「筆者と対話しながら」あるいは「自分ならと考えながら」読書するとさらに面白い.

 以下の4冊は,高校生のころに読んで,その後の生活に大きな影響を受けているものである.すでに出版から30年前後を経ているが,「知の達人」と云える筆者達によるその内容は色褪せることがない「古典的」な良書である.



知的生活

講談社

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知的生活の方法

講談社

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考える技術・書く技術

講談社

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考える技術・書く技術 続 (2)

講談社

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コメント (2)
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