Dr. Jason's blog

IT, Engineering, Energy, Environment and Management

黒塗りのプリウス

2005-06-27 | Transportation
 今日,東京駅の丸の内口を出たところで,真っ黒いプリウスをみた.珍しい色だなと思って,近づいてよく観ると,タクシーだった.車体の横に「ASSIST」と記載されていた.
 あとで調べてみると, (株)アシスト という会社がみつかった.この会社は,赤帽から初めた運送事業,旅客(タクシー)事業,他社のフランチャイズに加盟する形の飲食事業などを展開している,ちょっとユニークな会社である. タクシー事業 の説明では,「低公害・低料金タクシーの普及」を第一に掲げている.その流れの中での,プリウスを採用となったようだ.


 統計によると,現在日本には,以下のような台数のタクシー・ハイヤーがある.
  法人 220,662台
  個人 46,479台
  合計 267,141台
  * 平成16年3月末,(社)全国乗用自動車連合会調べ

 このうち, 東京だけでも,約56,000台のタクシーがあるらしい. これは,世界の大都市の中でも一番多ということだ.

 もし,56,000台のすべてが,プリウスになったら,それによって,東京のタクシーの排ガスからのCO2はどれくらい削減されるだろうか?
 東京のタクシーの大半はクラウンなので,平均燃費でいけば相当の削減になることは間違いないだろう.今度,時間があるときに,ちゃんと計算してみよう.


コメント (2)
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Jason's Profile 所属学界,団体等

2005-06-27 | Profile

 * コンピュータ、ソフトウェア、情報システム関連
  o Association for Computing Machinery (ACM)
  o IEEE: Computer Society (IEEE/CS)
  o 情報処理学会 (IPSJ)
  o ソフトウェア技術者協会 (SEA)
  o 日本社会情報学会 (JSIS)
  o 情報システム学会 (ISSJ)

 * 機械工学、エネルギー学、環境学関連
  o 日本機械学会 (JSME)
  o 日本流体力学会 (JSFM)
  o 日本ガスタービン学会 (GTSJ)
  o 自動車技術会 (JSEA)
  o 日本エネルギー学会 (JIE)
  o エネルギー・資源学会 (JSER)
  o 環境社会学会 (JSES)

 * その他の団体     
  o オープンソースソフトウェア協会 (OSSAJ)
  o フリーソフトウェアイニシアティブ (FSIJ)
  o 情報通信政策フォーラム (ICPF)
  o IIOSS Project
  o OpenMDA Project
  o UMEZAWA DB Project
  o SWIMY Project
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Jason's Profile 専門分野,興味のある分野等

2005-06-27 | Profile
 大学,大学院での専攻分野:機械工学
 大学,大学院でのこれまでの主な研究テーマ:
  超音速流体素子
  粘性流体の数値解析
  湧泉の数値解析
  自動車交通システムの省エネルギーと環境負荷

 業務上での主な技術分野:
  CAE,UNIX,Internet/Intranet,マルチメディア,RISC,オープンソース,オブジェクト指向,UML,MDA
 業務上でのこれまでの主な実績:
  半導体および機械のCAD/CAEシステムの研究開発
  UNIX系OSの日本語化/国際化
  RISCアーキテクチャに関するコンサルテーション/テクニカルマーケティング
  UNIX系組み込みシステムの設計/開発/監理
  言語処理系システム(C,C++,Java)の開発の監理
  Internet/Intranet系システム,マルチメディア・システムの設計/開発/監理
  マルチメディア情報館システムに関するコンサルテーション,基本設計
  オープンソース方式のオブジェクト指向設計/開発ツールの企画/設計/監理
  オープン・ソース・ソフトウェアに関する調査,コンサルテーション
  海外ソフトウェアの製品の調査,発掘,製品企画,マーケティング
  社内システム/ネットワークの管理,調達

 興味のある分野:
 機械,エネルギー,環境系
  次世代交通システム
  クリーンエネルギーシステム
  環境学,特に,化学物質汚染
  交通システムのシミュレーション 
  熱流体システムのシミュレーション
  環境システムのシミュレーション
 情報系
  情報システム,ソフトウェアの設計学
  知識システム
  分散システム,並列システム,自律システム
  情報学,特に,社会情報学
 その他
  認知科学,心理学,言語学
  医学,特に,脳科学,免疫学,再生医療,アンチエイジング
  医療情報システム,医療支援システム
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全盲聾のアジアのヒーロー

2005-06-27 | Education
  日経 ビジネス Associe 2005.07.05 号,pp.126-129 に, 東京大学 先端科学技術研究センター (バリアフリー分野) 助教授である, 福島智 氏 の紹介記事があった.

 福島氏は,9歳で失明し,18歳で失聴し,全盲聾となったが,日本で初めて盲聾者として大学に進学し,その後大学院に進み障害児教育を専攻したという経歴の持ち主である.
 以前にも,どこかで,福島氏の名前を見聞きした記憶があるが,今回の記事は非常にインパクトがあった.
 私には重度身障者の伯母がおり,その伯母から点字を少し習ったことがある.また,ヘレン・ケラーの伝記や映画から指文字(触読手話)についても知っていた.しかし,この記事を読むまで, 「指点字」 というものの存在を知らなかった.全くお恥ずかしい限りだ.

 障害者教育やバリアフリーの研究やデザインの多くは健常者が行っているので,障害者側のリアルな視点が欠けていることがあるという話しを聞いたことがある.
 福島氏の研究者としての業績は,「見えなくて聞こえないという特殊な体験はすごくしんどい.しかし,このしんどさには,私にしかできないことをしろという意味が込められていると思う」という彼の言葉どおりの,大変立派なものだと思う.

 くわしくは,是非,Associe 誌や,福島研究室のWebサイトを読んでみてほしい.
 # Web サイトは,点字ディスプレイでも読めることを前提に構成されている.
 

 この記事を読んでから「私にしかできないことをしろ」という言葉がとても気になっている.

 
コメント (2)
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