現役高校教師のkkhrpen さんこと,ほり先生の 「考えるのが好きだった」blog 7/1 の記事に「物理ができない理由」という話しが出ている.
「高校の時、物理ができなかったから理系に行くのを止めた。力学が分からないのだからお話にならない。それがずっとトラウマ?になって、でも、養老先生から、物理は人間が世界をどう見るかという世界観の一つだと聞いて(読んで)、目から鱗でもあり、(自分が物理ができなかったからこそかもしれないが、)物理学には以前から並々ならぬ関心を持っている。で、また、自分が何故あれほど物理ができなかったのか、知りたい気持ちもある。」とある.
私は,工学屋でプロの物理の先生ではないが,力学や物理学というのは,数式よりも,原理や原則の意味やイメージの理解がより,重要だと思う.
そううい意味で,次に上げる2つは,プロの物理の先生による本だが,物理学の歴史,人物,発想,発見,原理等の説明に重点がおかれている.
「こわくない物理」は,縦書きで,科学思想史的よみものとしても読める.参考図書の一覧が詳しいので,次の段階の勉強の手引きにも好適である.
「図解雑学 重力と一般相対性理論」は,文章1ページ図解1ページという構成であり,直感的なイメージがつかみやすい.
物理を復習したい人への,第一歩として,推薦したい.
# いわゆる,文系の人でも楽し見ながら読み進めると思います.
*文庫本もあります.ISBN4-10-118941-2
*重力についての直感的な説明は,pp.110-111, p.119, p.123, p.135 などにあります.
「高校の時、物理ができなかったから理系に行くのを止めた。力学が分からないのだからお話にならない。それがずっとトラウマ?になって、でも、養老先生から、物理は人間が世界をどう見るかという世界観の一つだと聞いて(読んで)、目から鱗でもあり、(自分が物理ができなかったからこそかもしれないが、)物理学には以前から並々ならぬ関心を持っている。で、また、自分が何故あれほど物理ができなかったのか、知りたい気持ちもある。」とある.
私は,工学屋でプロの物理の先生ではないが,力学や物理学というのは,数式よりも,原理や原則の意味やイメージの理解がより,重要だと思う.
そううい意味で,次に上げる2つは,プロの物理の先生による本だが,物理学の歴史,人物,発想,発見,原理等の説明に重点がおかれている.
「こわくない物理」は,縦書きで,科学思想史的よみものとしても読める.参考図書の一覧が詳しいので,次の段階の勉強の手引きにも好適である.
「図解雑学 重力と一般相対性理論」は,文章1ページ図解1ページという構成であり,直感的なイメージがつかみやすい.
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# いわゆる,文系の人でも楽し見ながら読み進めると思います.
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*文庫本もあります.ISBN4-10-118941-2
図解雑学 重力と一般相対性理論ナツメ社このアイテムの詳細を見る |
*重力についての直感的な説明は,pp.110-111, p.119, p.123, p.135 などにあります.
図書館に行ったら、「図解雑学」がありました。早速借りました。
物質の質量に応じて空間(場)が歪む
というのが,ピンとくれば,普通の意味での星の重力は,判ったことになるとおもいます.
さらに,「物質の重みで空間がへこむ(沈む)塩梅が,二次曲線になる」というイメージができれば,それが,重力と距離の関係を示していることになります.
本当は,「こわくない...」を先によんだほうが,ざっくりと,人,発見の流れがつかみやすかったのではないかとおもいますが...こちらは,文庫が出ているので買ってください.