ファッション的伝統のすすめ ジェイスタイル工房 ブログ

日本の美意識、江戸伝承 手仕事クラフト 仕覆・創作仕覆 古袱紗 組紐 創作組紐  茶の袋物 染め花 花かんざし

【もう1つの扇子袋】~龍村の裂地で制作~

2013年07月29日 | 作る:嚢物 袋物
【もう1つの扇子袋】~龍村の裂地で制作~

先の「インカの申」の扇子袋と同時に
もう1つ、制作。
サンプルの予定だったが、
この柄「うろこ文様」が好きと言う方の元へ納品済み。

 
この裂地も今は手に入らないので・・・1点ものです。

■裂地:龍村/径錦
■裏地:絹/羽二重
絹糸ですべて手縫いで仕上げました。

【扇子袋を納品】~龍村の裂地で制作~

2013年07月22日 | 作る:嚢物 袋物
【扇子袋を納品】~龍村の裂地で制作~

本日、ご依頼の裂地で作成の扇子袋を納品。
前回の古袱紗とお揃いです。

 
内側の上部は表地と同じにして、
面白い嗜好の柄合わせに仕上げた。
 ■表地:龍村の「インカの申」
 ■裏地には、仕覆に使う銀鼠色の羽二重を使用。

ご依頼主の干支の裂地で、現在は、入手困難な生地。
失敗は出来ない為、別な龍村の生地で1本仕上げてから、
細かい所を修正しながら仕上げた1品です。
(綿などと違って、伸びない生地なので難しかった)

柔らかく仕上げ、ケースではなく畳める袋仕様。
「上質で使いやすく、他に無い物を・・・」が今回のコンセプト。
気に入って、今夏使って頂けると嬉しいです。

【扇子入れ】~袋の試作~

2013年06月12日 | 作る:嚢物 袋物
【扇子入れ】~袋の試作~

初釜の時に頼まれていた”夏使い扇子の袋”
そろそろ必要な季節。裂地は、龍村の名物裂を預かった。

試作〔婦人用19cmサイズ〕3種縫ってみた。
 

■1本目:シンプルな角型
■2本目:角を取って丸したタイプ()
■3本目:茶杓袋を応用したタイプ(横から出し入れする)

2本目からは、同じ生地で制作。
その方が比べやすい。
※縫い方も3本とも違う方法で、試し縫い。

「こんなのがほしい」と見せてくれた量産タイプの扇子袋は、
ミシン縫い、内側の部分は、ロックミシンもなく切りっぱなし。
素材は綿/和柄、500円位で販売されているらしい。
(形は、シンプルで使いやすそうでした)

有りそうで無い物を丁寧に作らないと・・・数奇者好み??
手縫い、絹素材の表地と裏地、絹糸、
本番の表地は、龍村の名物裂を使う。

【お守り袋を作る】~紐を組む~

2013年05月07日 | 作る:嚢物 袋物
【お守り袋を作る】~紐を組む~

本日は、お休みです。
朝6時に目が覚めました。

早速、色を決めて・・・
裂地の黄緑を地色にして、残りの4色。
必要な長さに経きって、玉付けして、午後から組み始め。
  
完成したら、結び。
房の始末まで終われば、完成までもう少し。
長い方を使って仕上げまで。



【お守り袋を作る】~紐を考える~

2013年05月04日 | 作る:嚢物 袋物
【お守り袋を作る】~紐を考える~

朝6時に起床。

■昨日縫い上がったお守り袋に入れる紙を考える。
 色々畳んで、入れてみた所、やはり薄手の和紙が最適。
 畳み方をあれこれ検討して・・・

■手組みの紐の太さを決める。
 結びも試し結びでサイズを決める。
 糸の色決めをすれば、組み始められる。
    

今日も仕事。
8時には出なくては、本日ここまでで終了。

【お守り袋を作る】~名物裂を縫う~

2013年05月02日 | 作る:嚢物 袋物
【お守り袋】~龍村の名物裂~

お守り袋の作り方を調べる。
本格的な本物の作り方は見つからない。

罰当たりだが、やはり本物を分解するに限る。
意外に簡素です。
先日、角総などの結びを習ったばかりで、
これも何かのご縁で、必然だったのか?


■表地:龍村の名物裂。花鳥梅花文錦 絹100%
■紐 :手組み 角八つ組(予定)
■縫糸:絹糸使用

裂地の文様で柄合わせをする。
サイズは、柄と縦横のバランスを見て決める。

お昼休みと3時の休憩を利用して、ここまで縫い上げた。
仕上げに手組みの紐をつけたら、完成。

【印伝のはぎれ】~革漉き~

2013年01月25日 | 作る:嚢物 袋物
【印伝のはぎれ】~革漉き~

昨年入手した印伝の鹿革。
いざ縫おうかと思ったら、端が厚すぎて無理。
漉かなくては、とずっと思っていた。

帯飾りの棒を探していたら、偶然「革漉き」OKの店発見。
革を持ってきてほしいとのこと。
印伝なので、漆の柄があるので・・・

でも、最近は嬉しいです。
職人さんと話ができたり、加工してくれる所も増えた。
プロは、腕も違うだろうが、やはり道具が違う。
となれば、
おのずと仕上がりも違うのは、言うまでもない事である。

それに、このお店、親切で感じが良かった。

【Ipod shaffleの袋】~閃いたが苦戦中~

2012年11月21日 | 作る:嚢物 袋物
【Ipod shaffleの袋】~閃いたが苦戦中~

試作開始。
 1個目・・・失敗
 2個目・・・失敗「縫い方を変えて挑戦」
 3個目・・・駄目かも?失敗!「裏地がつれている」


あれっ、上手くいかない。
中々難しいものです。
底が開いてなければ、綺麗に仕上がるんですが・・・

 発想を変えよう。

ところで、この生地は、龍村の鳳凰と桐の文様なんですが、
私には、ガネーシャ(象の神様)や獅子顔に見えて仕方がない。

【Ipod shaffleの袋】~電車の中で閃いた~

2012年11月19日 | 作る:嚢物 袋物
【Ipod shaffleの袋】~電車の中で閃いた~
お茶のお稽古に行く福都心線の中で、閃いた。

袋と言うより、紐からの発想の続き・・・
紐と袋を合体させたら、あれっ良いかも!!

道明展に出品しよう。近日中に制作開始。
紐は、今組んでいる角八つ組が使える。
今年の私のテーマは、四つ組、角八つ組、丸八つ組。
現在の紐の存在を形にしたいのです。

【扇子の袋】~試作~

2012年11月13日 | 作る:嚢物 袋物
【扇子の袋】~試作~
今夏に依頼を受けていた扇子袋。

試作の形、生地が見つからず、今日に至る。
生地は、先日の印伝の生地探しの時に試作生地を入手。
夜遅くもあり、音の出ること、ミシンは使えない。
(でもどうしても今、縫いたい・・・)
 手縫いならこのタイミングだ。時は満ちた。試作開始。

本当は、角が丸いタイプが一般的、ミシン縫いの予定で、
型紙もそれ用に制作済み。
(普通の綿地なら800円位で販売してるから、使い捨てなら買った方が安上がり)

なので、それなら上質な物をどうしても試してみたい・・・
以前、見せてもらった古い虫眼鏡の袋で、
古い良い裂地で、綿が入っていた手縫い物。

  
 試作■表裂地:龍村 裏地:絹の古布 絹糸 手縫い

縫い方と縫う順番とを想像しながら・・・
始末の仕方、などなど。記憶をたどりながらの作業。

完成してみると、出来ない部分が・・・
たぶん着物を縫いなれた人か袋物に通じている人の
端の始末だろうと思う。
(綿を入れた着物の裾の様な感じで、裏地を見せる始末)

それでも完成させて、形にして扇子に着せてみた。

【合財袋の修正】~時間の過ぎるのが早すぎ~

2012年09月09日 | 作る:嚢物 袋物
【合財袋の修正】~時間の過ぎるのが早すぎ~

ついこの間、木曜だったのに、今日はもう日曜。
次の木曜まで時間をもらったので、
少し小ぶりで、バッグイン出来るサイズに型紙を修正した。

ところが、不具合発生。
型紙のミス。
解きました。作るより時間がかかります。

同じ物を3個仕上げる予定なので、
あと3日しかない・・・
あさって火曜は、遅番なので夜はミシンは使えない、絶対無理!
と言うことは、あと2日。えっ~~

明日月曜しかない。
が、昼間は6時まで仕事、6時半に医者に行き、
帰ってきて、縫いまで済ませる、として、
翌日、水曜に早起きして仕上げ?ハードですわ・・・・

組紐の角八つ組も水曜まで、さらっておきたい。

【合財袋を作る】~信玄袋の型紙からアレンジ~

2012年08月30日 | 作る:嚢物 袋物
【合財袋、製作開始】~信玄袋の型紙からアレンジ~

信玄袋の型紙からアレンジした、合財袋=巾着袋。
作り方は、マチなしの為、簡単。

型紙は、出来ていたので、
裏地と口の仕様を決めるだけでしたが・・・
表地が思いのほか個性的で、通常の裏地が合いません。
(タイシルクのシャンタン)

口は、利休袋の仕様ループ式にしました。
(差し上げる相手が自作の組紐を通す為、紐が見えて効果的)

問題の裏地は、
同じ時に一緒に頂いた麻生地(イタリア製のスカート地)に決定。
印金の様な金色の単色プリント。生地厚も丁度いい。
  
タイシルクなので、ミシン針も新しい9号に替えて、試し縫い。
薄いのに何枚かに重なるとしっかりして、針目も入り難い。
ゆっくり目で進みましょう。

サンプルが完成です。
全体をチェックして、午後から納品。

【小袱紗:4枚】~9月までに~

2012年08月14日 | 作る:嚢物 袋物
【小袱紗:4枚】~9月までに~
9月に使いたいという依頼を受けて、
布地を探していたものです。

絹の紅型の様な染めの布に決まりました。
本日、採寸と印をした。

この休みのうちに仕上げようと思う。
※前回の金茶の袱紗を披露したところ、秋用にとご注文!嬉しい!
まず、生地を確保しなくては・・・