ファッション的伝統のすすめ ジェイスタイル工房 ブログ

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【着付け失敗!補正の巻き】

2011年12月25日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【着付け失敗!補正の巻き】
本日のお稽古の着付けは、
新しい補正を試したのですが、失敗しました。

見事に、おはしょりを作る第一番の紐が、
お手前の最中にずり落ち、着物の裾を引きずることに・・・
直してみた物の、グズグズでした。

なぜか、半幅帯の貝の口も解けて、結び直し。

家に帰って、再度、着なおしてみたけれど、上手くいかない。
前回のタオルで試してみたら、大丈夫。
補正をなめたらいかん。

前の日に着付けの練習してないと、特に新たな試みならなおのこと。
ぶっつけ本番は、亜まりにも無謀でした。

【雪月花/せつげっか】

2011年12月25日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【雪月花/せつげっか】
今日は、今年最後のお茶のお稽古でした。
お寒い中、行って来ました。

 

まず、お濃茶:
 お茶碗は、白の萩、茶入れは、長肩衝の唐津、
 水差しが、トルコブルーの焼物
 蓋置きが、送り干支のうさぎ、香合は、モミの木文様の陶器
 お菓子が、鶴屋吉信の小槌

そして、お薄が雪月花。
星蒔絵の塗り棗、お茶碗が、貫入の星文様。
私の札は、月が2回と三と二だったので、
2回お茶を飲み、お手前はなしで、終了。

クリスマスにちなんで、星の文様の嗜好。
皆さんの帯も十字の文様やステンドグラス風や星などでした。

最後に先生が、全員に薄茶を点ててくれました。
チョコのX'masプレゼントと和菓子をお土産に頂きました。

【組紐/冬季講習会に申し込みました】

2011年12月15日 | 作る:組紐
【冬季講習会に申し込みました】
なんと冠組を教えてくれるそうです。
早速、申し込みしてきました。定員満席で締切りセーフ。

ラッキーです。
何十年も経たないと教えてもらえないらしい帯締め。
来年のことを言うと鬼が笑うと言うけれど、
年明け早々、縁起の良い事で・・・。

年末31日まで働く試練にも、笑って耐えられそうだ。
笑いが止まらないかも、興奮して熱出さないようにしよう。

【街のきもの姿・・・綺麗ですが粋?玄人?】

2011年12月14日 | 作る:嚢物 袋物
【街のきもの姿・・・粋?玄人?】
背の高い、若い綺麗な人のきもの姿を見た。
グレー地のきものに同系色の無地風の帯、淡いピンクの帯締め、である。

洋服なら、コンサバ系のシックなコーディネート。
しかし、きものとなると若干違和感。
どうなのか?と先輩方に聞いてみると、水商売よりの玄人の着こなし。
これから、お店に出勤?それも高級店?との感想だし・・・

「粋でもなく、お洒落でもない」、それでは、きものとしてNG。
やはり、きものの組み合わせは、難しい。
(グレーの無地、実は好きなんですが・・・)

それから、着方が綺麗過ぎなのもなんだか変な感じ。
いかにも、着付け教室で習いました、っていうか。スキが無い。
あとは、畳みに座って居なさそう。

三茶で見かけるおばあちゃんや
毎日きものを着ている70~80代の着こなしが好き。
ちょっと着崩れてて、体にきものが沿ってる様な、そんなの。

貝の口みたいな帯結びに帯締めで、帯揚げも使ってない。
なんとも自然で楽そうだ。
近くで、詳しく見ようと思ったら、
歩くのがめちゃくちゃ早くて、びっくりした。

【自己表現展】石原峯明さんの特別展示

2011年12月13日 | 備忘録
【自己表現展】石原峯明さんの特別展示

12月12日まで、八王子市中央図書館で展示。
こんなフライヤーを手にした。もう終了していた。
そこに映し出されている絵
「落陽」石原峯明 オイルマーカー B3 1990年

 

”癒し”としての「自己表現展」は、病院の造形教室の展示である。
「生きる・病む・表現するアート」
精神医療と関係している、治療としての絵の力。

最近、抽象画や現代アートと言われるジャンルに魅かれるのは、
意味があるけれども、本当の部分は理解出来ない。
理解できないけれども、感じるなにかとは、なにか。
オイルマーカーでの製作、クレヨンに続いての驚きである。

深い深い心の中、石原峯明さんの絵は、
思惑もテクニックも関係なく、ただ自己を表現する手段としての絵。
完成した時点で、もしかしたらそれは意味を持たないかも知れない。
描いているその時が生きている証なのかも・・・
生きるって、瞬間的なことなのか?それとも一瞬?

はたして誰でもが、深い深い心の中、絵で表現出来るだろうか?
石原峯明さんは、すごいな。

【花月のお稽古?折据?】

2011年12月11日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【花月のお稽古?折据?】
本日のお茶のお稽古は、
初釜で花月をしたいとのことらしく、練習も兼ねてらしい。

知らないというのは、気楽なものです。(私のことですが・・・)
今年、お茶を始めたばかりなので、
周りの理解あってのお遊びです。
他の方は、かなりの経験者、お手前もスムーズ。
私はといえば、飲めなかった方から、お茶を所望され、
何服か立てたり、飲んだりです。

5人円座になって、扇を前に挨拶から始まり、
折据に入った小さな木片を引いて、役割を決めていく。
木片には、花、月、一、二、三、の文字が書かれていて、
花は、お手前を、月がそれを飲みます。
_________________________
濃茶手前のお菓子は、いつも通り鶴屋吉信の練りきり
器は、赤穂浪士にちなんで、太鼓の印のある茶碗といびつな三島手。
茶花は、紅葉と椿とその落ちた葉。
香合は、うさぎ
棗は、蒔絵松と笹?
建水が、槍鞘(やりさや)という7種建水の一つ
台は、更好棚・黒掻合せ塗爪紅、桐材

覚えた単語は、〔折据「おりすえ」爪紅「つばくれ」〕

(携帯を忘れて、画像なしです)
茶花が最高に良かった。紅葉を回りに散らして、風景。

【アップルに学ぶ、”あいまいさ”思考・・・】

2011年12月10日 | 作る:創作の仕覆 
【アップルに学ぶ、”あいまいさ”思考】
ビジネスメディア誠という中のコラムを読んでいる。

面白い。
アップルと日本企業との比較である。
この思考こそが、成功とそうでないかを決めているのだ。

物を作り出す者にとって、分岐点だ。
なぜアップルという会社が時代を捉えたのか、大変興味深い。

組織が大きくなればなるほど、埋没する本質をいかに守るか?
新しい物体の存在が、人に与える好奇心や可能性
誰にでも当てはまるヒントになりそうな内容だ。

自分に置き換えるには、何度も読んで見ないとなるまい。


「なめてかかって真剣にやること」の重要さ
、このコラムも参考に

【小袱紗/龍村の裂地で・・・】

2011年12月10日 | 作る:袱紗/古袱紗
【小袱紗/龍村の裂地で・・・】
この生地は、どうだろうか?
一応、来年の干支、龍が入っている。
12年前の干支龍の柄生地を見つけた。

龍村の裂地でも、店頭で2,000円位の小袱紗が買える。
小袱紗を作るのがいいのか疑問に思えてきた。
しかし、初釜用にと思ったのだから、勉強にもなるし、
自作は、またそれとは別に、意味のある小袱紗だろう。

何事も損得で考えては、いけない。
がしかし、商売人デザインを生業とする者としては、
もう一歩踏み込んで考えなくては・・・だ。
さて、何がいいかしら?
ちょっと楽しくなってきたかも。

【組紐の作品が完成、なんとか提出・・・】

2011年12月09日 | 作る:組紐
【組紐の作品が完成、なんとか提出・・・】
3月の作品展の提出日、
奈良組の飾り紐を3本仕上げた。

結局、唐組は間に合わず、不本意。
やはり1年じっくり計画を立てて挑まないと、納得のいく物は出来ない。
糸の準備もしかり、カラー構成もしかり、デザインもである。

組紐の良い所は、決まりごとが多い中での、色を使った表現であり、
まるで抽象画のような感覚である。
それを一本の紐という形の中に集約するこのミニマムな世界。

ようやく組紐の世界の入り口にたどり着いた気がした。

学生の時、成績の悪かった色彩学を勉強しなおしている自分。
(この頃の色彩学は、商業的で画一的、色彩学に魅力を感じなかった)
けれど、色は昔から好き。色彩構成はいつも最高のA+。
10代は、独特の色感覚があった。(高田賢三ばりの田舎くさい色目好き)
今は、すっかり商業主義の洗礼を受けて、牙をもがれた感がある。

組紐は、
あくまでも自分に向かった、個人の直感色を探す行為。
なんとも辛くて、楽しい、だから止められない。

【1月の初釜/きものと帯を考える】

2011年12月01日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【1月の初釜/きものと帯】
一ヶ月後に「初釜」である。ちなみに裏千家。

着ていけそうなきものと帯を吊るしてみた。
きものは、樟脳のにおいがしてる。
出してみて良かった。一ヶ月あれば抜けるだろうから・・

襦袢は、しみが出ている。モスリンらしいが洗っても大丈夫?
クリーニングかエマールか。

それより、帯がないかも
母の帯は、金糸、銀糸でキラキラしてる。
前回の先生の話によると、もしこれから購入するのであれば、
龍村の様な名物裂の帯を1本持っていると重宝する、とのことだ。

きものと格が合っていて、品のいい地味目なのがお茶席向き!
そう思って見てみると、きものも若干サテン絹のパジャマ風、
物は良いのだろうが、バブルな感じだ。

帯を墨黒か利休鼠なら、バランスがとれそうにも思えるが・・・
それなら、いっそ江戸小紋でも探す方が早いかしら、
帯は、前回のお茶事の時に頂いたのがあるから、
きものの方が帯より見つけやすいだろう。

どちらにしても、急がないと、歳末セールに賭けるとしよう。