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【仕服の修理】~肩衝茶入れの御物袋~

2014年10月27日 | 作る:茶入れの仕覆
【仕服の修理】~肩衝茶入れの御物袋~

切れた緒紐の修理を頼まれた。

この瀬戸の茶入れには、
1つの御物袋と2つの仕服が付いている。

「紐を打ち直して交換してほしい」とのことだったが、
風合いや色合いは付いている紐が合っている。
このままが美しい。

御物袋は、紐の長さがあるので
付いている紐を結び直し、緒紐の形に整えた。
次に切れて結べなくなった時でも交換は十分である。

【6月の仕覆】~茶箱/香合の袋2~

2013年06月13日 | 作る:茶入れの仕覆
【6月の仕覆】~茶箱/香合の袋2~

2個目の香合袋を製作。
生地は、龍村の名物裂「花鳥梅花文」
  
茶杓袋と香合の袋が、お揃いになりました。
茶箱の中には、まだ茶碗と棗と茶筅筒も入っている。
茶箱の中には~

茶碗と棗には、仕覆をつける。
裏地まで縫い上がっているので、完成まで、もう少し。
(表地が古布だったので、途中で破れてしまい縫い直しと苦戦中)

表地は、最初から縫い直しなので、
もしかしたら、この2点と同じく「花鳥梅花文」で、
全部お揃いでもいいのかな?

いやいや、棗の仕覆だけ揃いにとどめよう。
茶碗の仕覆は、色か柄かを合わせて・・・

【5月の仕覆】~茶箱/香合の袋~

2013年05月16日 | 作る:茶入れの仕覆
【5月の仕覆】~茶箱/香合の袋~

茶箱の香合袋を製作。
試作開始。

木製の香合は、わずか直径4cm。厚みも1cm程度。
仕覆を付けるには不向きでした。
  
以前に見た、初代友湖作の茶箱の中に 
袋に入った物があったのを思い出した。
それが香合だったか否かは、判らないのだが・・・

ひょうんな事から、この袋を思いついた。
袋って、やっぱり面白い。

【白磁牡丹文の香合】~完成~

2013年03月20日 | 作る:茶入れの仕覆
【白磁牡丹文の香合】~完成~

かなり前に着手した仕覆。
初めての六つ割りで、やり直しが入り、
中々完成にたどり着かなかった。

「そろそろ出来た?」との言葉に、3月中に仕上げようと決心。
3/24、納品予定。
  
丁度、今年の干支でもある〔うろこ文]、厄除けの柄。

■生地:大正更紗
■紐 :伊藤組紐店の長緒
■他の材料:真綿、わた、和紙、和糊など




【茶入れ/丹波焼の茶器】~2つ目の仕覆制作~

2013年02月06日 | 作る:茶入れの仕覆
【茶入れ/丹波焼の茶器】~2つ目の仕覆制作~

前回制作した丹波焼の茶入れに
もう1つ着けてほしいと、緑の帯地を預かった。
本日は、柄取りのアドバイスを受けてきた。
 
緑地に柄が織り込まれている帯地

型紙は前回の物で大丈夫なので、
裏地を決めれば、着手出来そう・・・

紐は、前回同様に道明の草木染でとのこと。
ピッタリの色があると良いのですが、
草木染は色数がすくないので、ちょっと心配。

この丹波焼の茶入れは、
2着も仕覆を作ってもらって、幸せ物です。

【茶箱の中の仕覆】~①茶杓入れ~

2012年11月29日 | 作る:茶入れの仕覆
【茶箱の中の仕覆】~①茶杓入れ~

茶箱の中に3個:棗と茶筅筒と茶碗と、茶杓も入ってた。
仕覆は、棗と茶杓だけお揃いの生地でと考えていた。
眺めていたら、すべて同じ生地で、揃えてみるのも案外面白そう。

茶杓入れに取りかかる。
 茶杓のサイズを測り、型紙を作る、布を裁断。

 ■生地:わらび柄の古布(古袱紗用に購入した生地)
 ■裏地:羽二重、銀鼠色
 ■その他:絹糸
 ■昔ながらの縫い方で、手縫い仕上げ。

4点お揃いの生地に予定を変更した為、
茶杓分の生地が実は、ぎりぎり出来るかどうか位の残量。
生地は、横で取り、さらに足りない長さを継いで、
茶杓入れを完成させた。(櫂先部分に継ぎがある)

   

<本日のスケジュール>
_________________________
午前中:茶箱の生地が決まったので、色バランスを見ながら
    中の3個用の生地も決めた。
午後 :生地が決まったので、3個の裏地の裁断。
    (茶箱の仮縫い平行で作業)
夕方から:茶杓入れ作成開始

 少しづつ、茶箱の中がにぎやかになっている。

【仕覆/丹波焼の茶器】~完成~

2012年10月24日 | 作る:茶入れの仕覆
【茶入れ/丹波焼の茶器】~完成~

本日、仕上げをして完成しました。
 
 
 ■生地:龍村の裂地(コーカサスの虎)
 ■生地:裏地は、銀鼠の羽二重
 ■色:赤系
 □紐:短緒(道明の絹糸使用)、自作紐
 □色:蘇芳の草木染

付属には、真綿、綿、和紙、和糊を使用
紐は、道明の草木染、生地は、絹、
すべて手縫いによる仕覆です。 

【仕覆/丹波焼の茶入れ】~短緒を組む~

2012年10月18日 | 作る:茶入れの仕覆
【仕覆/丹波焼の茶入れ】~短緒を組む~

道明の極天糸を入手したので、
初めての試みです。
さすがにトロトロのつやつやです。

太さをきめなくては・・・
失敗したらやり直しなので、慎重に扱います。

端口を切って整えたら完成。
  
つがり糸を作れば、茶入れの仕覆完成、間近だ。


【仕覆/文琳茶器】~ちょっと待ったぁ~

2012年10月11日 | 作る:茶入れの仕覆
【仕覆/文琳茶器】~ちょっと待ったぁ~

  
茶入れと裂地の関係で、待ったがかかった。
唐物と和物の茶入れでは、付ける裂地に決まりがあるのだ。
和物なら、
金襴、銀欄、間道、モールが正式な場所でも使える。

ただし、この見立て文琳茶器は、
和物の条件を満たしていないらしく・・・どうしたらいいものかと
途方に暮れている訳です。
(紐も中断しているが、もう経きってしまったから、組むしかないけど)

作品展、提出を予定、今回の主役は四つ組紐だから、
駄目でしょうか。お茶的に言えば、問題外の仕覆ですが・・・

教えて下さった方が資料を貸してくれた。
この際、
「きちんと勉強した方が良い」と皆からアドバイス受けて、
ごもっともです。と今日の私でございました。

【紐待ちの仕覆】~今日も組めないのか・・・~

2012年10月06日 | 作る:茶入れの仕覆
【紐待ちの仕覆】~今日も組めないか・・・~
朝7時起きで、お仕事。くたくたです。
一日が短いです。

夜に針を持つとやり直しになる事が多いので、
大事な所は、朝、縫いたいし・・・。

早めに寝ても、いつも通りの7時頃に目が覚める。
もちろん明日も、8時からお仕事。
こうやって日が過ぎて、あっという間に来週の今日。

紐待ちの仕覆を枕元に置いて、手にとって見ていると・・・
このまま、寝てしまいそう。
(紐を組まなくては、仕上がらない)
 
明日の夜、8時~11時まで組んでみるか?
_________________
18:00に仕事を終え、
18:40帰宅→19:40夕食済ませる
明日の仕度をして、
20:00に紐組み開始→23:00終了→23:30就寝→翌朝7:00起床。
_________________
文字にしてみたら、出来そうかも?!いいかも!

【茶入れ/丹波焼】~生地見立て~

2012年06月23日 | 作る:茶入れの仕覆
【茶入れ/丹波焼】~生地見立て~
表生地が龍村の「ペルシャの虎」

裏地は、海気が一番と師匠アドバイス。
今週は折を見て裏地探しである。
裏地が決まれば、紐の色も早めに決まだろう。
  


 ■表生地:龍村の裂地
 ■裏地 :海気
 ■締緒 :手組み(自作の紐)色未定
 ■真綿、綿

次回は、採寸と型紙。仮縫いまでいけるか・・・
3番目の画像は、今付いている仕覆です。