ファッション的伝統のすすめ ジェイスタイル工房 ブログ

日本の美意識、江戸伝承 手仕事クラフト 仕覆・創作仕覆 古袱紗 組紐 創作組紐  茶の袋物 染め花 花かんざし

【3月の組紐】~菖蒲細紐の続き~

2013年03月30日 | 作る:組紐
【3月の組紐】~菖蒲細紐の続き~

先日の続きの細い紐を組んでます。
細いので、中々進みませんが、綺麗な紐が出来そう。


1月~12月までシリーズ化出来たら、面白いかも・・・
なんて思いながら、仕上がりが楽しみ。

極めてミニマムな表現なので、はたして人が見たら、
菖蒲を感じてくれるのだろうかと思う。
しかしながら、
この表現方法が、新しい創造の楽しみを引き出しているみたい。

マニアックで、色彩で、絹で、紐で、

【3月の組紐】~菖蒲をイメージの細紐~

2013年03月29日 | 作る:組紐
【3月の組紐】~菖蒲をイメージ~

3月に仕上げる予定の仕覆の紐を組まなくては・・・
と思えば思うほど、違うことがやりたくなる。

・・・今月の新柄が季節の花などからヒントを得たもの。
そんなことに触発され、
あやめのイメージで細い紐、組み始めた。

■糸と紐の太さ、組み方を決める。
■糸を経切る(意外に時間がかかる仕事の1つ)
■配色、柄置きの試し組み。
■いざ!組み開始。

【3月の道明組紐】~安田組3回目~

2013年03月28日 | 作る:組紐
【3月の道明組紐】~安田組3回目~

前回組んだ紐を台にセットする所から開始。
2週間も間が空くと忘れてる。
台に付けるだけで、あっと言う間に時間が経ってしまった。
ねじれない様に扱い、ようやく組みに入る。

単純なだけに、手加減や色々と気を配る所が満載。

組み間違いの戻し方、へらの打ち方、糸の取り方など、
前回の復習も含めての練習。
調子が出てきたところで、いつものごとく終了。

本日は、ここまで。
(来週こそ、数種の柄組みまで進めそう・・・)

【春の和装コート】~道中着がほしい~

2013年03月27日 | 着る:きもの/着物きてみたら・・・
【春の和コート】~道中着がほしい~

今冬は、ベルベットコートで過ごした。
そろそろ暖かくなってきたので、
普通の角衿のコートを出してみると・・・

なんだか、きちんとしていて、合わない。
羽織では、少し早いだろう。前も開いてるし・・・
やはり、道中着しかない。
水屋着を長めに、そしてゆったり目にした感じの物。

この間のお茶のお稽古でも、「羽織を作り変えたのよ」と見せてくれた。
お茶の先生もよく着ているコート。
コート紐の話も話題にしていたから、なおさら気になる。
ラフで、現代向き。観察、分析、確信です。

あ~っ、ほしいですね。
一重でも軽くて良さそう。
雨コートもこの形が良い!!でしょうか?

形は、まさに作務衣。
作務衣を改造すれば、出来そうかも。
いやいや、袖が違う。
作務衣と同じなのは、水屋着。

着物初心者には、どの季節でも、コートは必需品。

【3月のお稽古】~丸卓の平点前と一閑人の蓋置き~

2013年03月24日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【3月のお稽古】~丸卓の平点前と一閑人の蓋置き~

棚は、丸卓、蓋置き:一閑人の扱い

濃茶点前
■茶碗:古白釉
■茶入れ:花三嶋
■茶杓:源氏絵巻12ヶ月から、竹川(爆竹に朱塗り:梅文)
■水差し:絵唐津焼
■建水:曲げわっぱ
■水次:清水焼
■蓋置き:一閑人
■主菓子:桜の大福

薄茶点前
■茶碗:わらび文様
■大平棗:即中斉好み、大かわ
■お干菓子:

■軸:
■茶花:椿と山吹
■香合:蛤(釜敷き:青海波透かし和紙)

雨が降らなくて、助かった。
東横線乗り入れで、新宿3丁目駅と渋谷駅は混雑してた。

【3月の組紐】~根付紐の試作2~

2013年03月22日 | 作る:組紐
【3月の組紐】~根付紐の試作2~

朝5時!起きてみるもんです。

試作:ためし組みの完成。小物って大変だワ**

木の実以外にも
■象牙の根付ともう一本、紐を付けてほしいとか・・・

もう少し形と収まりを考えて・・・房なしの紐に仕上げる。
これが済んだら、道中着の飾り紐の試作にかかる。

【白磁牡丹文の香合】~完成~

2013年03月20日 | 作る:茶入れの仕覆
【白磁牡丹文の香合】~完成~

かなり前に着手した仕覆。
初めての六つ割りで、やり直しが入り、
中々完成にたどり着かなかった。

「そろそろ出来た?」との言葉に、3月中に仕上げようと決心。
3/24、納品予定。
  
丁度、今年の干支でもある〔うろこ文]、厄除けの柄。

■生地:大正更紗
■紐 :伊藤組紐店の長緒
■他の材料:真綿、わた、和紙、和糊など




【3月の道明組紐】~安田組2回目~

2013年03月14日 | 作る:組紐
【3月の道明組紐】~安田組2回目~
今日から高台の組みに入りました。

まず、箱に収めた糸玉を台にセットします。
定位置の決め方、道具をそろえて、さあスタート。
左右の糸を交互に移動して、へらで打って組んで・・・

■糸の色は、淡い水色・濃い赤・茶、の3色

まぁ素敵!!
織物みたいです。
あっという間に、時間が過ぎる楽しさ。
(画像を撮る余裕もなく・・・次回是非)


【3月の道明組紐】~高台の初日~

2013年03月07日 | 作る:組紐
【3月の道明組紐】~高台~
今日から高台に入りました。

見本組みの糸を選んで、
高台に糸掛ける→台から下ろしてしまう所まで。

高台は、丸台とはまったく違うので、
初めて習う事もあるけれど、糸を扱う点では、
3年間で習得した事が、無駄ではないんだと実感。

丸台に糸を掛けた最初の日を、思い出しました。
知らないことの最初って、「わくわく」します。

次回は、見本の柄組みに入る。


【3月の仕覆】~春慶塗りの花入れ~

2013年03月05日 | 作る:創作の仕覆 
【3月の仕覆】~春慶の花入れ~

3月は、未完成の仕覆を仕上げることにした。
ずっと後回しになっていた春慶塗の花器。
(お揃いの花台板も一緒に納めようとか正面を変更したり
  仕様変更が多くて、手付かずでした)

本日、綿入れまで終了。


次回は、紐を組み、紐付けの予定。

【3月の組紐】~織部焼の文鎮の紐~

2013年03月04日 | 作る:組紐
【組紐】~織部焼の文鎮の紐~

焼物の文鎮の紐を頼まれました。
道明の糸で、丸八つ組、山吹色と紫色の筋柄
 
最後に房を整えて、仕上がり。青い蝙蝠の古服紗を添えて・・・

短い紐ですが、道明の糸は、高価なので無駄にはできません。
経切って、玉付けの作業は、紐の長短に関係なく
同じ手間。何気ない紐でも、とっても時間がかかります。

出来上がりは、言うまでもなく最高の出来。
(手組みの紐は、紐が立ちます。硬くてしなやか)
(手組みの紐だから、伸縮性があり収まりが絶妙です)
メーター売りの機械組の紐には出来ない、
手組みならではの利点なのですが・・・

使って判る「用の美」です。

糸は最高級のAAAランク、色も手染めの古色、
やっぱり、
道明の色は、日本の繊細な色彩感覚の成せる業。