2月8日の礼拝は礼拝予告でもお知らせしましたが、7月から重富牧師監督のも
とに宣教研修をして来られた高村敏浩神学生の「証し」でした。札幌での研修は神
学校3年次の現場での重要な学び。2月中旬には東京の神学校に戻り、来年の卒
業に向けて一層学びを深められることでしょう。この日”牧師として立つ”=神様か
らの召命をこれまでの大きな三つの出会いを通して、静かに語ってくださいました。
高校生の時、何故に自分は存在するのかと悩み、何度も躊躇するうちに教会の扉
を開いて自分はここにいてもいいんだという安心を得、救われたと思ったこと。
しかしやがて、概念的にしか捉えていなかった罪が、具体的に自分の罪と向かい
あうことで自分に幻滅し苦しむうちに 聖書の”愛”について書かれた箇所を指し示
して下さる方に出会う。まさに神の愛を知り、伝えることの喜びを味わわせてくださ
る出来事であったこと。更に、それまでの私と神の関係から、私と周りの人と神と
いう関係に気づき、受肉されたイエスという具体性にふれた。「わたしはキリストを
どこに見るか」。「皆さんの中にキリストを認めていきたい。そういう牧師になりたい
と願っている。祈り支えて欲しい」と語りました。
礼拝で、聖書の学び(札幌礼拝堂では詩篇の学び)で、また様々な時に高村さん
の学ぶ姿勢と人と相対する姿勢に出会い、私たちも大きな感動を受けました。
主がこの若き学徒を豊かな御愛のうちに守り導き、種蒔く人として確かにお用い下
さいますよう祈らずにはおれません。感謝のうちに御報告です。