ジャズイベントの中でも、毎年大きな楽しみなのがこの姫路ジャズフェスティバルです。
姫路文化センターで開催されるこのイベントには社会人バンド中心にアマバンドが朝10時~午後5時過ぎまで演奏を繰り広げます。一時は2会場同時進行という年もあり、同時に聞きたいバンドがかぶってしまった思い出もありましたが、今は1会場で収まるようです。
そして、イベントのトリにあるのが守屋純子スペシャルセクステットの豪華なプレイヤーによる1時間超の演奏です。これだけでも聞きに行く価値があると思っていますが・・・
前日夕方からは、そのスペシャルセクステットの皆さんによるバンドクリニックと、パート別クリニックが行われます。こちらは何と無料。毎回プロの皆さんからの演奏改善のヒントが鋭く指摘があります。その場でこうしたらいいという、改善点の実践もあり、それぞれ1時間程度のクリニック時間があっという間に過ぎてしまう、濃密な音楽づくりの一端に触れることが出来るので、貴重な機会です。
今年も高砂高校ジャズバンド部はクリニックを受けることが出来ました。
バンドクリニックの後半にプロの方がパートに入って、見違えるような演奏になりました。
パート別のクリニックはそれぞれ6つに分かれるので、一つしか聴けないのが残念です。今年は姫路初来場の村田陽一さんに話を聴くことにしました。
いい音の出し方から、アドリブの組み方まで、それこそ初心者からプロを目指すような方まで参考になる話が次々と説明され、参加された演奏者は大いに参考になったことでしょう。
バンドの中でTpと張り合って強い音を出すことはしなくてよい、Tbならではの音を出すことが大事で、音響等によってTbの音が表に出ないことがあるが、それはしょうがない。聴こえなくとも音を壊してまで出す必要はないということがとても印象的でした。
他にも深い話は沢山ありました。このクリニックも毎年参加していますが、いろんな話が聴けて有り難いことです。