nanasi's web pageのブログに指揮者についての考察が書かれていました。
http://web.mac.com/nanasi_mk/Site/Welcome.html
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興味深い考察でした。書かれた全部に同意できます。
プロバンドに指揮者が多い少ないという見方をしたことはありませんでしたが、理由には納得でした。
もう一つ理由を追加できそうに思いましたのは、演奏の完成度を少しでも上げるため、例えば、楽曲のダイナミクスや余白を正確に活かすとか、途中でのちょっとした変化を演出するためというのも、理由になるかなと思います。
そういう理由で指揮者がいるのには抵抗はないですが、
小中学校の音楽の先生のような単純にビートをそろえるためだけの指揮は邪魔に感じることが多いものですね。
かといってベースやドラムに合わせてリズムを合わせられないレベルの子たちでも、演奏のレベルを上げて、楽曲の良さを現実の演奏に実現出来るとしたら、指揮者は必要なことでしょう。
その辺を判ってる指揮者は大事な場面ではセンターで指揮をとり、大部分はステージサイドで演奏を見守るという要所参加型の指揮をされているように思います。これは見てて好ましいです。演奏の質が上がりますし、邪魔にも感じません。
学生バンドの指揮者で、これまで一番印象深かったのは、石川ジュニアジャズアカデミーやラ・メール・ジャズ・オーケストラの音楽監督なども行われているプロ演奏家でもある森下滋さんです。単なるタイミングを合わせるだけの指揮ではなく、ニュアンスを指揮によって整えようとするもので、一見すると手や腕が複雑に動かされていて、最初は邪魔な感じもしましたが、それによって演奏の質が大きく向上してることは実感できましたので、なるほどと思って見ていたことがあります。
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