光と風の世界3

自然が好き & 高砂高校ジャズバンド部を応援中
ブログ開設2005.8~gooブログに移設2014.9

第12回姫路ジャズフェス2009ー(その2)

2009-05-13 | BFJO2009

このところ、いろんな方がアクセスされてるようですが、今回の姫路ジャズフェスでは

あまり写真は撮れませんでした。

ビデオは録りましたが、失敗もあったり、プロの映像は撮影禁止だったりで、

残りは感想の続きなのですが、気持ちを落ち着けて書けないので、また後日に・・・

高砂高校ジャズバンド部Big Friendly Jazz Orchestra 藤城組のすばらしい演奏シーンをリンクで紹介しておきます。

前日のクリニックでいい演奏をするためのレクチャーを受けたその感動と若干の知識がすぐに発揮されたものでしょう。1週間前とは格段にレベルアップした演奏が会場では聞けました。下のリンクでは会場で聴けた様な同じような感じが得られるとは思いませんが、多少は違いが分かるでしょうかね。

姫路のジャズフェスティバルの会場の音響のいいのは、守屋純子セクステットのメンバーの方が前日のクリニックの際に、音響のセッティングに対して注文をだして演奏しやすいように、そして客席でのバランスが良いように、手短だけどポイントをついて調整をされるのですね。それがいい結果になってると思います。

簡単に言うと、去年も今年も

演奏者へのフィードバックモニターの音は小さくする。大きいと色んな演奏者の音が聞こえなくなる。

ベースの音は上げすぎないということ。特にベイシー曲などはベースがボンボン響くとそれだけでベイシー曲じゃなくなっちゃう、だそうです。

では、高砂高校ジャズバンド部Big Friendly Jazz Orchestra 藤城組の演奏シーンです。

♪ J.B. 

 あのファンクの王様James Brownではなく、James Bradleyのイニシャルタイトルがついたこの曲。

 最初から、グルーブ感たっぷりです。

 なおかつビッグバンドの重層的魅力にあふれた曲です。

 ベースとドラムにギターが絡んだリズムに乗っかって、個々の音も感じながら全体の音の重なりも味わえると言う吹奏楽ジャズでは絶対味わえない魅力、個々の個性が発揮できて、それを聞き取れる編成というのがビッグバンドの魅力なんでしょうね。

♪ Amazing Grace

  これがジャズなの?というあの美しいメロディーがtpのリードで始まりますが、途中でリズムがチェンジして、ノリノリのファンクになります。そこで登場する、テナーの流れるようなソロが素晴らしいです。

これがラスト曲でした。


大満足の第12回姫路ジャズフェス2009ー(その1)

2009-05-10 | BFJO2009

この5月9~10日姫路市文化会館で行われた第12回姫路ジャズ・フェスティバル

9日(土)18:00-20:00は公開のバンドクリニック

今年は岡山大学Swing Society Jazz OrchestraがBasie Straight Aheadを受け、Twinkle Jazz OrchestraがYard Bird Suiteをクリニックしてもらいましたが、毎回思うのですが、クリニックの講師陣が凄いメンツなんですね。守屋純子セクステットのメンバー全員が参加されまして、一人づつポイントを絞って解説や改善の話をされます。とても具体的で分かりやすいものです。それを聞いてるだけで面白いです。それに指導前の演奏と指導を受けた後の各バンドの演奏ががらりと変わるのも、いつもながらワクワクします。

なお、今年は高砂高校ジャズバンド部がクリニックに出なかったので、それはちょっと残念でした。来年の登場に期待します。(^^)

20:00-21:00はパートクリニック。各6人の講師のパートに分かれて。自分は楽器しないので毎年違う講師の話を聞いて分かったつもりになってます。というより、色んな努力されてることが聞けて実際のジャズを聞く際のポイントが分かって嬉しいものです。聞き方に深みが出るように思います。

今年は小山太郎さんのドラムの話を聞かせてもらって、得ること多しでした。ベイシーとエリントンのバンドではシンバルの刻み方ひとつでも全く違うと言うこと・・・やってる方には当たり前のことなのかも知れませんが、ひとつにまとまった音しか聴いてない一般人には、意外に知られてないことかもしれませんね。手首の柔軟性を維持するために鏡の前でスティックをふって扇形に見えるようにしてるという地道なトレーニングとか。

ハイハットやスネアの位置なども5mm単位ぐらいで最適な位置にセッティングするようにしてるなど・・・聞くこと全て興味深く、一時間があっという間でした。

10日(日)は朝10:30開演でしたが、

出遅れて2番手の神岡小学校の金管バンドの後半から聞きました。小学校であんなに出来るなんて、今後楽しみです。「線路は続くよどこまでも」は7分ほどかけて次々ソロを交替し、終わった後は指笛が飛ぶほど会場の心をつかんだようでした。

4番手のCastle Jazz Bandは例年休憩タイムに充ててたのですが、今年初めて全曲通して聴きましたが、デキシースタイルで思わず楽しくリズム取りたくなりました。

5番手のSwing Catsには知り合いが出たのですが、彼がいるのを忘れててよく似た人だなぁなんて・・・本人だとはすぐ判りましたが・・・相変わらず上手い節回しのソロを聞かせてくれました。そして私的にお待ちかねNo.1のボーカルまどか嬢の登場。去年は参加されなくてとても残念でしたが、今回はI've Got You Under My Skin そして、Mack The Knife を魅力振りまきながら唄ってくれました。

6番手はMega Tone Jazz Orchestra ここも知り合いが何人もいるのでその演奏振りも見ながらラテン中心の演奏を楽しめました。パーカッションが充実してるのでいいですね。暮れの12月5日のイーグレ姫路での定期演奏会も楽しみたい感じです。

7番手はSunday Sounds Jazz Orchestra ここはスタンダードナンバーをずらり並べてやってくれましたが、それぞれ楽しく・・・ALL OF MEの演奏にTbの片岡雄三さんが加わって素晴らしいソロを聴けました。どんなフレーズだったのかって聞く端からすぐ忘れてしまうんで、もったいないんですが・・・でもいつも感動覚える素晴らしいソロでした。

8番手に西宮ベースのWest Winds Jazz Orchestraが登場。昨年のSunny Side Of The Street での男声合唱団のパフォーマンスがまだ耳に残ってますよ。色んなジャンルをやられるのですが、私にはなじみの少ない曲が多いのでとつtき難いですが、演奏は素晴らしいものでした。今年はNight And Day を男性ボーカルで聴かせてくれました。熱帯ジャズ楽団のカルロス菅野氏の甘い声にも負けるとも劣らない(?)Tb Soloはそれ以上に良かったような気がします。

9番手のSaturday Night Gang が1曲目にBFJO松田組がやったTickle Toe をやりましたので、ついつい昨年聞いた記憶と比較してしまいましたが、似たような雰囲気の演奏だったかも・・・アレンジが同じだったんでしょうね。それで、「A列車で行こう」にはエリック宮城さんが参加しましたが・・・凄いトーンを堪能いたしました。

<つづく>


第1回 HaRiMa Music Carnival

2009-05-04 | BFJO2009

追記・”第2回Ha Ri Ma Music Carnival 2010.5.02”のポスターはこちら

先日ポスターを紹介した、播磨町の県立考古博物館でのイベントに行ってきました。

その演奏会場は、実は屋外でした。これは全く予想外のことで、屋外対策を全く準備してなかったので、録音は風のノイズだらけで悲しい結末に・・・。

天気は明るい曇りでしたが、高砂からのチャリンコ移動ではかなり汗かいたようで。(^^;

イベントタイトルの横断幕・・・写真的には縮小すると画質が劣化しやすいデザインです

P5031609tm

トップバッターのロックバンド ”H.S.P”

可愛い感じの高校生ボーカルでした。音程を頑張って!

P5031598tm

会場は芝生に寝そべっても聴けるという自由な感じがグーでした。

P5031634tm

2番手の播磨南高校吹奏楽部は割とコブクロとか唄ものが中心だったかな。

後は、情熱大陸とか。

P5031624rm

金管の柔らかな音色がとても印象的なバンドでした。

P5031616rm

Big Friendly Jazz Orchestraが登場・・・同じ屋外演奏だった和歌山版帽子つきで

P5031643tm

建物がほど良く湾曲してるためか響きが散らばらずにいい感じでした。

P5031641tm

写真的には、トランペットがどうしても暗くなるので、調整しましたがほど良いバランスには出来ませんでした。(^^;

P5031683tm

Jrバンドのリズムメンバー

P5031714rm

  新入部の1年生も近くで見学中

P5031708rm

今日はカメちゃんは鯉幟つけて演奏してました。

私の位置からは陰になってしまいましたが。

P5031727rm

桂の木のハート型の葉っぱが鈴なりにかわいく並んでました。

P5031739tm

Program List(どうしても聴きたい方はノイズ覚悟で)

1 Kicks
2 Big John's Special
3 On Green Dolphin Street
4 Jr/ Time After Time
5 Jr/ Topsy
6 Jr/ Martinique
7 Jona Jam
8 J.B
アンコール演奏

E1  Moanin'
E2  I Got Rhythm

博物館の敷地境界からJR土山駅方向?あの五重の塔はJRから見えますね。

P5031747tm

この大中遺跡周囲は公園として整備されており、心地良い空間でした。

P5031750rm_2

このイベントは、実行委員や出演者に高校生が主体で、その点では頑張ってるなあというところですが、プロの作ったステージに慣れてるとMCなど進行的に物足りないこともありました。

また実行委員にはHa Ri Ma Music Carnival と播磨を3つのHa Ri Maに分けたこだわりがあるようですが、ネット検索的にはどうなんでしょうか? メジャーイベントを目指すなら細かいところにこだわらない方が良いと思いましたが。播磨というビッグネームを活用する方向が良いのではないかとも思いましたが・・・ 事前の情報もネットには殆んど出ておらず、屋外で行われることも予告ありませんでしたし・・・

イベント自体はまずまずの天気に助けられ、日程もよかったので、成功と言えると思います。お疲れ様でした。


2009せせらぎコンサートとツツジ

2009-05-03 | 音楽

先日4月29日は昭和の日っていうんですか、昭和生まれにはどうも覚えづらいな(^^;

加古川市民会館で行われた加古川フィルハーモニーの春のコンサートを聴きました。

P4291566tm

本格的な大所帯のフィルハーモニーを聞くのは、もしかして初めてだったかも・・・

親しみやすい曲を中心に、クラシックの名曲なども織り交ぜてかなりの曲数を演奏してくれました。ざっと19曲。

それぞれに、いい曲だし好きだったのですが、印象的だったのは指揮者の野村秀彦さんが曲の解説を丁寧に、でも面白く分かりやすくしてくれたこと。。。これは大きい魅力でした。

また、演奏が難しいところ、裏返せば成功すれば素晴らしいところなども隠さずに教えてくれて聴き方にも深みがでました。こういう紹介の仕方もありですね~

ソロのところなど、実際に演奏して見せてくれたり、リヒャルト・シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」の前では主要なテーマ旋律を吹いてくれたり、とても親しみやすい工夫をされていました。

実際の演奏は、実は・・・ちょっと?いやかなり?音が小さかった。コントラバスは7人も揃ってるのにあまり聴こえないんです。正面の金管群とフルート・ピッコロとパーカッション群が元気なくらいでした。

でもきっと指揮者の辺りではいい音がしてるんだろうなあと想像しながら聞いてました。

後日、演奏された方が言ってましたが、オーケストラのために張出しステージになるので、音が抜けちゃうそうです。客席側に飛んでこないのですね~。おかげで普段は埋没しがちなフルートピッコロが十分楽しめたのは良かったのかもしれませんが。(笑)

そして、懐かしい曲が聞けました。

こういう曲は昔は多分(具体的な記憶にないので)ラジオ放送で聴いてたんでしょうかね。何かの音楽番組のテーマ曲だったかもしれませんが・・・

懐かしいので、似たような雰囲気の音源をYoutubeからメモしておきます。

 Blue Tango / comp. LeRoy Anderson

これはMantovaniの演奏ですが1952英国でRay MartinのOrchestraでのヒット曲。 

   Estrellita / comp. Manuel Ponce Joshua BellのViolin soloでどうぞ。

別名「小さな星」、"Little Star" "Star of Love" という意味があるようで素敵なタイトルそのものにロマンチックな雰囲気の曲です。聴いた記憶がある方が多いでしょう。

いや~良かったです。

願わくば、隣のおばちゃんが妙齢の女性だったらなぁと・・・

演奏の後は加古川市民会館前の公園のつつじを愛でてました。甘い香りのこの花も今が盛りですね。

P4291573tm

P4291576rm

P4291579rm

P4291584rm

つつじ: An azalea


第1回 Ha Ri Ma Music Carnival

2009-05-02 | BFJO2009

今週末5月3日(日)に新たなイベントが始まります。

会場:兵庫県立考古博物館の講堂(収容170席)

タイトルに第1回とありますので、

実行委員の方はすでに第2回以後をも見据えて取り組まれてるのでしょう。

Harima_music_carnival2009

高砂高校ジャズバンド部 Big Friendly Jaz Orchestra がこのイベントのトリを務めるようです。

第1部は様子が分からないのですが

第2部の前半は地元の播磨南高校吹奏楽部の演奏です。  

実はまだ、その日にすんなり行けるかどうか分かりませんが、近いので出来れば聴きに行きたいと思ってます。

会場の県立考古博物館の講堂は狭そうですので、響き過ぎないかなと余計な心配でしょうか。ステージの背後に庭が見えると言うおしゃれな配置が活かせるのか?楽しみに行きましょう。

姫路ジャズフェスの前哨戦として、上手く仕上げてもらいたいものです。

イベントの案内ページはここをクリック

会場の県立考古博物館へのアクセスはこちらをクリック