ウクライナ情勢は、一国やヨーロッパの辺縁での出来事でなく、
日本を含めた日本中に影響を及ぼしています。
石油だけでなく、穀物価格の著しい暴騰が起こっているのです。
この事態に、ある疑念が浮かびます。
石油や穀物の価格が上がって、一番漁夫の利を得る国はどこか?
アメリカです。
アメリカと言えば、GAFAで世界から、莫大な利益を得ていますが、
実は、産油国であり、広大な国土は穀物産地となっています。
アメリカの政権のバックには、こうした産業がついています。
バイデンは、ロシアの動きを、的確に広報しながら、何の手も打ちませんでした。
アメリカは、ロシアの軍事行動に対し、軍を動かすことはないと、再三広言しました。
つまり、ロシアのウクライナ侵略に、暗黙の了解を与え続けていたのです。
アメリカにとって、戦争は大きな経済的利益をもたらします。
巨大な軍事産業も、かかえていますから。
しかし、イラクから撤退し、自国で戦争を起こすことは、当分できそうにありません。
うまい具合に、ロシアが戦争を仕掛けようとしている。
これを、各産業利権を受けているアメリカ政権にとって、渡りに船の出来事です。
ロシアにとって、侵略に手間取っているのは誤算ですが、もっと誤ったのは、アメリカの経済制裁でしょう。
アメリカは、自由と民主の国ではなく、資本が支配する国です。
世界経済の混乱は、さまざまな分野の利益を、アメリカにもたらします。
プーチンは、バイデンの誘導にはめられたのかもしれません。