眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

「巨人の星」に例えれば、

2023-03-23 | Weblog
WBCが漫画みたいだ、という声が上がっています。

若い世代はわからないでしょうが、我々の世代の「巨人の星」に例えてみましょう。

この時代ですから、大リーグは憧れでしかありませんでした。

大谷のような選手が出てくるどころか、大リーグで活躍する日本人すら、夢の夢の時代でした。

オズマと言う大リーグの選手が出てきます。

スウィングがとても速いと描かれていますが、まさに村上が再現しています。

日本選手がその域に達しているのには、時代を感じます。

いかにも漫画というのが、主人公の飛雄馬が投げる大リーグボールです。

なにしろ大リーグボール1号は、大きく曲がって打者のバットに当たるというのですから。

しかし、大谷がその気になれば、投げられそうな気がします。

ものすごい変化球を投げますからね。

2号は、ありきたりの消える魔球です。

この時代の野球漫画の定番でした。

この球は、大谷のスライダーだけでなく、戸郷翔征や高橋宏斗 が投げたフォークで十分でしょう。

バッターには、まさに消えて見えているでしょう。

3号はバットをよける魔球でしたが、これはナックルですね。

原作者の梶原一騎も、作画の川崎のぼるも、野球を知らずに書いているので、野球よりも感情表現が多く、うざい漫画でした。

僕は、梶原一騎の大袈裟な感情表現が嫌いだったので、甲子園での最後の試合(けがをして花形に負ける)では違和感が大きかったですね。

大リーグボールは、それまでの魔球漫画と同じになってしまったと、愛想が尽きていました。

蛇足
「あしたのジョー」も、力石が死んでから、大袈裟な感情表現だけでなく、トリッキーなパンチが出るようになって、興ざめしました。

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