眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

EV(電気自動車)の課題

2022-10-20 | Weblog
EVの市場化が、日本は非常に遅れています。

アメリカでは、テスラーの独壇場となり、中国にも、後塵を拝している状況です。

日本車も、自動運転にまで迫る安全機能も装備されていますが、完全な自動運転が可能とは公表できない。

スバルのアイサイトXなど、ほぼ自動運転は可能です。

日本で、事故を起こせば、メーカーの命取りになりかねません。

それと、道路事情の違いがあります。

アメリカと違って、細い路地が多い日本で、完全な自動運転は不可能でしょう。

アメリカは、先進の精神があり、リスクを受け入れることができます。

中国は、例によって、未完成でもどんどん市場に出してきます。

ともかく安く売って、その利益で向上させればいいと言う考えです。

日本の自治体も、中国製電気バスを購入していますが、ほとんど使い物にならずに放置しているようです。

EVには大きな課題が、二つあります。

その一つは、自動運転を実現するAI技術の開発です。

ホンダは自前の技術をあきらめ、ソニーと提携するというニュースがありました。

ソニーのAI技術がなければ、置いてきぼりを食うことになるでしょう。

もう一つは、軽量大容量電池の開発です。

今のEVは、車重の25%を電池が占めていて、非常に非効率な移動機械に、なっているのです。

ガソリン燃料タンクの10倍の重さがあります。

そのため、ほとんどのEVは車重が、2トンを超えます。

小型トラック並みなのです。

電池を小型にするには、今のところハイブリッドにするしかありません。

トヨタのハイブリッドは、EVよりもエコカーと言えると思います。

日産のEpowerは、駆動はモーターで、発電をエンジンが行うEVになります。

軽い電池が開発されて、自動運転にめどがつけば、ただちに全車を本当のEVにすることができます。

日本以外の国は、一気に石油燃料エンジンを廃止しようとしていますが、試行錯誤しながら進んでいる日本のほうが、理性的でしょう。

自然発電だけでは、すべての需要を補えませんから、火力発電、原子力発電を廃止することはできません。

こうして発電した電気を使用するEVが、本当にエコと言い切れるはずもありませんしね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。