落語の世界は疎いのですが、三平、円楽に代わって、
宮治、一之輔が出演するようになって、笑点が落ち着いてきました。
三平のいたときを思うと、彼がなぜ去ったのかがわかってきました。
笑点は、落語家が集まっていますが、テレビ番組です。
よく、さんまがテレビショーといっていますが、落語とは全くジャンルが違っています。
バラエティ番組は、出演者の役割が決まっています。
と言うか、自分の役割を見つけた人だけが、ずっとテレビに出続けることができるのです。
僕が常々思うのは、テレビはお化け屋敷だと言うことです。
普通の人間を見ていても面白くない。
日常にはいない、おかしな、異常な人たちの言動を視るのです。
手っ取り早いのは、お化け屋敷らしく、変わった風采の人です。
風采はまともだが、言うことが常識からかけ離れているのも、需要があります。
コメンテーターとか、ざわつく金曜日の3人組が典型ですね。
つまり、三平はまともな人間過ぎた。
笑点の先輩たちは、ともかく異常な人間の言動を繰り返しています。
宮治、一之輔は、早くも、それになじんでいますが、落語家としての評価は、
落ちていくかもしれませんね。