眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

老後資金を、いかに貯めるか

2019-06-17 | Weblog
必要な老後資金は、当然人によって違います。
定年間近に計算しても、間に合いません。
少なくと10年前には、考えておかなくてはいけません。

僕の場合は、50歳を前にして、会社が激しいリストラ(3分の1を削減)をしたことが契機になりました。
老後というより、50歳からの人生設計の見直しを、とりあえずしました。

50歳でフリーになるとすれば、専門で独立できますが、初期費用が必要になってきます。
それを取り戻すには、20年は働き続けなければなりません。
また、70歳の時点で老後資金も蓄えなければならないのですが、それは難しいことでした。
まさに、死ぬまで現役を、否応なしに選ぶことになります。

もっと困るのが、55歳で放り出される場合です。
蓄えは、年金が出る65歳までに枯渇して、年金だけで暮らさなければならなくなります。
貯金を少しでも減らさないために、この年で丁稚奉公、他人にお世話にならなくてはなりません。

実際の55歳時点では、投資に失敗し、50歳時よりも貯金を大きく減らしていました。
気分の落ち込みで、投資を放置した末に、リーマンショックにぶち当たったのです。
50歳前から、自分で家計簿をつけることで、それまでの浪費を辞め、貯金ができるようになり、投資も順調だったのですが、愕然としました。
しかし、幸いなこととに、雇用は継続されました。

そこで、年齢ごとの預金残高の目標額を設定しました。
単純計算ですので、実際には不可能な数値と思える数字を、あえて書きました。
それと同時に、リタイヤに必要な資金も、年齢ごとに計算しました。
計画通りに進めば、60歳でリタイヤが可能になるはずです。

できるわけがないと思いながら書いた目標額ですが、その後の株式市場の回復もあり、なんと60歳直前で必要な貯金額とクロスしました。
つまり、60歳でのリタイヤが可能になったのです。
これで、会社が退職を迫るのを待ったのですがそれはなく、定年の65歳まで働くことになってしまいました。

再雇用でないので、いきなり年収は変わりませんが、徐々に減っていくので、65歳には、55歳よりも200万円以上少なくなります。
それならば、今のうちに定年後にはできない、ぜいたくな暮らしをしようと考えたのですが、節約生活をやめられなくなっていました。

老後資金を貯めるには、少しでも早く、定年後に合わせた生活レベルにすることが、一番効果があります。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。