3番目の疑問は、死亡時刻です。
大学病院から、5時3分と言う時刻が公表されましたが、
これは、病院側の恣意によるものです。
つまり、医師が決めた時刻ですが、これは周知のことでしょう。
現場に駆け付けた医師の話も出回っていますが、
明言していませんが、即死であることをほのめかしています。
出血多量で心肺停止であれば、心マッサージもAEDも効果はありません。
心肺停止から5分で、少なくとも脳死が確定します。
病院は、記者会見で、心臓には銃創はなかったが、破れていたと言っていますが、
これは心マッサージによるものかもしれません。
ともかく、病院に運び出されたとき、もう蘇生する可能性はゼロだった。
救急処置室だけで治療が行われていたのも、それを示しています。
病院に入って、10分程度処置して、死亡宣告する事例だったと思います。
患者が安倍さんだったので、それができなかったのでしょう。
ともかく、病院としてはできる限りのことをやったと言うことにしなければいけない。
非難されるどころか、徹底的にたたかれるのが、病院はわかっていたでしょう。
もちろん、殺人事件なので、医療は尽くす必要があります。
裁判で、弁護側は、病院の落ち度だと、とんでもない主張をしますから。
死亡時刻については、疑問と言うよりも、医療側のやむを得ない判断と言えます。