２人退場－レッズvs.川崎

昨日の第４節、レッズvs.川崎は荒れた試合になりました。
レッズが同点に追いつかれた後、阿部、槙野と二人が、
イエロー二枚で退場し、川崎が圧倒的有利な展開となりました。
結果は引き分けなので、レッズが猛攻に耐えたと言うことになります、

ただ、よく言われるのですが、１１対９というのは、けっこう
ゴールできないことが多いのです。
それは、９人になったチームは、守りだけに集中できるからです。

９人が自陣の狭いエリアに固まれば、蹴ったボールは誰かに当たりますほど、
密集度が高くなります。
川崎は高さを生かしたヘディングでの手段があったのですが、
なぜか背の高い選手を交代させてしまいました。

二人退場させたのが、かの家本審判だったので、試合後また
レッズサポーターのブーイングがあったようです。
試合後、浦和のペトロヴィッチ監督も不満を漏らしていました。
でも、本当は文句を言いたいのは川崎のほうかもしれません。
試合の流れからすれば、槙野が退場しなければ、守りに専念しない
レッズには勝っていた可能性が高かったですから。

家本氏の退場の判断は、過ちとまではいえないでしょう。
テレビで見る限りでは、槙野のプレーはイエローが出ても
文句が言えないと思います。
その結果、二人の退場者を出すということを考慮するかどうかの
判断になります。
これは高度な判断ですね。
その後の試合をつぶすことになり、観客の不満を呼びますから。

実は家本氏が非難されるべきは、その後の審判です。
明らかに、レッズのファールをとるのをためらっていましたし、
終了の笛も、川崎の攻撃の途中でした。

はっきり言って、レッズは負けパターンでした。
昨日の天候は、パスサッカーに不利な状況で、パスミスばかりで、
退場者が出る前から、川崎に圧倒されていました。

ペトロヴィッチ監督は前に押し上げさせますが、前で簡単に
ボールを奪われ、慌てて戻る展開が続いていました。
その中で、戻りきれず抜かれそうになった二人が、ファール覚悟で
とめた結果が退場です。

ピッチに水がたまり、ボールが浮いていた状態での
ペトロヴィッチ監督の戦術は考え物ですね。