眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

洪水原因を知るには、テレビよりもSNS

2019-10-17 | Weblog
テレビ報道はなされていますが、関東の洪水については、あまりよくわかりません。
氾濫した場所も特定できませんし、ただ記者が行って映像を映しているだけです。

多摩川周辺については、情報が入りやすいためか、詳細がわかりつつあります。
堤防の未整理や、排水ポンプの停止、マンションの防水設備の不備など、人災の一面があることもわかってきました。

その一方で、栃木が気にかかります。
頻繁に訪れているトレッキングの山のふもとになります。
ある程度土地勘はあるのですが、ともかくテレビだけではわかりません。

ネット、特にSNSの情報が詳しいとのことなので、見てみました。
佐野決壊場所が判明しました。
秋山川では、山から離れた場所でした。
佐野の中心部よりは少し離れていて、逆側でした。

地図を見ると、氾濫原因がわかります。
山の付近では川幅は広いですが、この場所の下流から急に狭くなります。

おそらく扇状地の氾濫を防ぐために、川幅を拡張する整備をするのですが、
下流では水が地面に吸い込まれて、普段は水量が少なくなるので、そのままで
川幅が狭くなっているのでしょう。
今回の洪水では、流れてきた水量が多く、そのまま下流に行き、
川幅の狭いところの直前で、流れが貯留してあふれ出たと思われます。

その付近では、秋山川だけでなく、並行して走る堤川も氾濫していた(足利市内)ということがわかりました。
テレビ映像の車が流された場所が、秋山川とは別の場所だったので、SNSを調べたところ、そのことがわかりました。
この堤川の氾濫個所も、秋山川の同じく、川幅が狭くなるところです。

また別の足利の場合は、川の走行に問題があったように思えます。
まっすぐ山から渡良瀬川に向かっている支流が、なぜか流れを変えて、渡良瀬川の堤防に沿って流れます。
大量の雨水が流れてくれば、この場所で水があふれることになります。

いずれにせよ、これまでに経験しない雨の量だったので、治水するにも考えられなかったのでしょう。

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