眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

国家戦略と政権担当能力

2010-05-05 | Weblog
ついにその日が来てしまいました。
まさか、鳩山さんの沖縄訪問が、マスコミにより知れ渡った通りの解決策を訴えに行くものとは。
コメントのしようがないですね。

私自身は、鳩山さんは決して嫌いな政治家ではありません。
民主党にも、少なくとも4年しっかりと政権を担当してもらってもいいかなと思っていました。
しかし、鳩山政権は完全に「死に体」に陥ってしまいました。
愚かな首相と自虐しても収拾がつかなくなりました。
もう退陣は避けられなくなりそうです。

次に、民主党に政権担当能力があるのかという問題に移っていくでしょう。
先に事業仕分けについて書きましたが、民主党が国家戦略というものをどう考えているかということが問われてきます。

国防は、国家の維持にとっては最も重要な課題です。
国内の米軍基地をどうするのか、これは一人の政治家が担えるもとではなく、政権政党だけの問題でもありません。
国家の主体である国民の問題です。
鳩山さんは、あまりに軽く見ていました。

民主党に不安を感じるのは、国家戦略の不在です。
これは、政権末期の自民党でも感じたのですが、国を維持し栄えさせるためにはどうしたらいいかの視点が欠けているのです。

事業仕分けでも、スーパーコンピューターやロケットは、国の根本を支える技術です。
そもそも、わけのわからない若手議員の選挙めあての人気取りをする場で判断できる問題ではないのです。

自民党の分解は小規模ではありますが始まりました。
おそらく首相を交代して参院選に向かうと思いますが、それ以降政党のガラガラポンは避けられないでしょう。

しかし、どのような政権の形になっても、国家戦略のコンセンサスを得る機関を作らない限り、迷走は続くでしょう。
今の、日本を取り巻くアジア情勢は、非常に日本にとって不利で危ない状況に向かっています。
国家として毅然とできる戦略が必要です。

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