眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

定年後の投資は、なぜ失敗するか?

2020-06-01 | Weblog
あまり、投資のことは書かないのですが、ソフトバンクの劣後債の記事が、
何故かグーグルの上位に来ていて、このブログにしては訪れる人が多かったようです。
書いたのは、単なる教科書的なことに過ぎないので、がっかりしたことでしょう。
しかし、ほとんど勉強しないで、株の売買している人が多いですね。

株で利益を得るには、勉強と経験が不可欠です。
定年後に、初めて投資をすると、ほとんどの人が退職金を失います。
退職後に、勉強したり経験する時間は限られるのですから、当然なのです。
少なくとも20年は必要ですから、遅くとも30代から始めなければ、時間が足りません。

これは、銀行が扱う投資信託でも同じです。
たいがい買ったとたんに下がり始めて、我慢しきれずに損きりすることになるでしょう。
投資信託もいろいろありますから、勉強して値上がりするものを選べなくてはいけません。
銀行の人が言うからといっても、彼らは手数料がほしいだけですから、買った後どうなるかには関心がありません。

これが株の売買になると、額が大きくなります。
経験すればわかりますが、百万円程度は損得のうちに入りません。
ビギナーラックがあれば利益になるし、そうでない人は損をします。
株取引は博打の一種ですから、勝っても負けてものめり込んでいきます。

瞬く間に、五百万、一千万と、貴重な老後資金を失っていきます。
これが、現役のうちであれば、まだ取り返す時間があるので、焦らない人も出てきます。
そう、この程度の損失を経験してからが、本当の株取引ができるようになるのです。

もちろん、この段階で懲りて、2度と株に手を出さなくなる人も多いですし、
熱くなってさらに損失を大きくする人もいます。
まずいことに、定年後にはまとまった資金が手元にありますしね。
こうして、数千万失えば、株取引から退場することになります。

大体大きく負けるのは、ある程度経験を積んだ10年後くらいですかね。
定年後に株取引を始めれば、70代に突入しています。
もう現役時代の頭脳も失い、時代のトレンドも追うことができなくなっています。
老後資金を増やすどころか、失うのは当たり前の話ですね。


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