昨日見てきた主体展。
大画面に描き込まれた個性的な絵は迫力満点です。
そんな中でも私のお気に入りは、伊藤吉一さんの「光と風の響 Ⅰ」。
ダークトーンで描かれた立ち並ぶ樹木。
一部の木が部分的に金色に輝いています。
そして画面上部から降り注ぐ陽光が舞っています。
落ち着いた空気の中に大きな周期のリズムが感じられ、惹き寄せられます。
そして、塚本照子さんの「つなぐⅠ」。
白い表皮の大木が切り出され横たわっています。
大木の手前には、白く退色した数多くの葉がふんわりと重なっています。
悠久の時がゆったりと、そして着実に流れ、心地よい幸福感を感じます。
更には、薗田雅俊さんの「ヒヨリミ」、グェン・ディン・ダンさんの「THE HEADLESS BIRDS」、新島知夏さんの「永遠の微熱」。
いずれも人間の存在の不条理を表しているようにみえます。
自己の肯定と否定の狭間に顔を出す不条理に染められた体ごとの苦悩。
心の内面を、自我を表す人物と花や鳥との対比に託された世界は圧倒的な力を持ってます。
伊藤明美さんの「STAGE」。
若い男女が我を忘れて立つ姿は、そして無心に唄う姿には、見る者を彼、彼女の脇に立ちたいとの衝動を与えます。
第51回主体展は、今日まで愛知県美術館ギャラリーで開催されました。
大画面に描き込まれた個性的な絵は迫力満点です。
そんな中でも私のお気に入りは、伊藤吉一さんの「光と風の響 Ⅰ」。
ダークトーンで描かれた立ち並ぶ樹木。
一部の木が部分的に金色に輝いています。
そして画面上部から降り注ぐ陽光が舞っています。
落ち着いた空気の中に大きな周期のリズムが感じられ、惹き寄せられます。
そして、塚本照子さんの「つなぐⅠ」。
白い表皮の大木が切り出され横たわっています。
大木の手前には、白く退色した数多くの葉がふんわりと重なっています。
悠久の時がゆったりと、そして着実に流れ、心地よい幸福感を感じます。
更には、薗田雅俊さんの「ヒヨリミ」、グェン・ディン・ダンさんの「THE HEADLESS BIRDS」、新島知夏さんの「永遠の微熱」。
いずれも人間の存在の不条理を表しているようにみえます。
自己の肯定と否定の狭間に顔を出す不条理に染められた体ごとの苦悩。
心の内面を、自我を表す人物と花や鳥との対比に託された世界は圧倒的な力を持ってます。
伊藤明美さんの「STAGE」。
若い男女が我を忘れて立つ姿は、そして無心に唄う姿には、見る者を彼、彼女の脇に立ちたいとの衝動を与えます。
第51回主体展は、今日まで愛知県美術館ギャラリーで開催されました。