クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

ジェームス・F・ゴーターさんが描く家屋が持つ美

2015年11月21日 19時14分13秒 | 美術展
画家の目が真正面から捉える古びた家屋。
木で造られ何十年も経った家屋。
壁板の目も鮮やかに、土壁の吐息も聞こえてきそうな。
一部は朽ち果て、その勢いは静かに進行してるよう。

『正面から見えるのは、その家の顔。顔は、その家の性格を表します。』と画家は、静かに、しかし、情熱を湛えた眼差しで語ります。
『描いて記録として残していきたい。』とも語る画家。

残したいのは何か。
古びた家屋が発する気。
長い間雨露に晒されながらも、ずっと同じ表情をして前を見続けてきた壁板や土壁が気候と同化した美なんでしょうか。

「10周年記念 ジェームス・F・ゴーター個展」は、名古屋市中区錦3丁目の大黒屋画廊で24日(火)まで開催中です。
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