クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

鵜飼和子さんの「木の実」と、糸井優さんの「時を越えて」の非日常世界

2015年11月27日 19時12分13秒 | 美術展
鵜飼和子さんの「木の実」。
変哲もない植物の部分、部分が組み合わされて描かれています。
柘榴の実、瓶に活けられた花、そして葉っぱ。
うっすらと紗を通して見たような、でも手を伸ばせば触れそうな不思議な感覚。
画面全体を覆う静かな響きが、2重にも3重にも誘われ、いつまでも身を任せたい誘惑にかられます。

糸井優さんの「時を越えて」。
大胆な描写です。
ホンダのN600(違っていたら、申しわけありません)が正面を向いています。
そして、斜め右奥へと、左奥へと、色の違ったこれもホンダでしょうか、それぞれの車をN600が従えています。
更にその奥には、古代のコロシアムでしょうか、斜め上から俯瞰した姿で描かれています。
男の生きる力が、誇らしげに威風堂々とみなぎっています。

「第66回 一線美術会展」は、愛知県美術館ギャラリーで29日(日)まで開催中です。
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