林典子さんの「遠い刻」。
真上に近い斜め上から俯瞰した先には、一心に机に向かう、広げたノートに鉛筆を持った二人の子供が描かれています。
兄と妹でしょうか、それとも姉と弟でしょうか。
よくみれば、向かう机が違います。
画面左上の男の子は、脚が固定のがっしりとした机。
中央の女の子は、折りたたむ脚の机。
ということは、男の子が年長なのでしょうか。
それとも年少だけれども、男の子が大事にされてるのでしょうか。
いやいや姉が弟にいい机を譲っているのかもしれません。
いろんなことが想起される2人の子供の関係。
それ以上に感じるのは、画面全体に優しく安心しきって子供たち2人を眺める母の目。
素敵な絵です。
単純な画面構成に込められた愛情が、静かに静かに滲み出てきます。
「第66回 一線美術会展」は、愛知県美術館ギャラリーで29日(日)まで開催中です。
真上に近い斜め上から俯瞰した先には、一心に机に向かう、広げたノートに鉛筆を持った二人の子供が描かれています。
兄と妹でしょうか、それとも姉と弟でしょうか。
よくみれば、向かう机が違います。
画面左上の男の子は、脚が固定のがっしりとした机。
中央の女の子は、折りたたむ脚の机。
ということは、男の子が年長なのでしょうか。
それとも年少だけれども、男の子が大事にされてるのでしょうか。
いやいや姉が弟にいい机を譲っているのかもしれません。
いろんなことが想起される2人の子供の関係。
それ以上に感じるのは、画面全体に優しく安心しきって子供たち2人を眺める母の目。
素敵な絵です。
単純な画面構成に込められた愛情が、静かに静かに滲み出てきます。
「第66回 一線美術会展」は、愛知県美術館ギャラリーで29日(日)まで開催中です。