クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

砂糖から作った作品の精巧さ、肌合い、風合いには驚きます

2020年02月08日 19時52分50秒 | 美術展
部屋に入ると砂糖の甘い香りが迎えてくれます。
修文大学短期大学部の「シュガークラフト卒業作品展」です。今年も案内状をいただき、今日の午後会場の i-ビル(尾張一宮駅前ビル)2F大会議室に行ってきました。

作品は、全て砂糖から作られています。食用の色材を前もって交ぜておいた砂糖から作品を作るそうです。
それにしても、この精巧さ、更には細かな肌合いや風合いには驚きます。

さて、作品展が終ると、この作品はどういう運命をたどるのでしょうか。
私は、砂糖から作られているのだから作者の皆さんが、美味しくいただくのかと思ったらそうではありません。学内に展示したり、あるいは各家庭で飾るのだそうです。シュガーを材料とする工芸作品ということです。
まぶしてコーヒーに入れるということもなさそうです。
作品はなんと10年も形を保つといいますから驚きです。そして蟻もよってこないとか、なぜでしょうね。

「シュガークラフト卒業作品展」は、明日(9時~15時)まで i-ビル2F大会議室で開催されます。トップの写真の作品は「日本の季節」です。
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厳石さんが描く絵画には、画家の気持ちがストレートに出ている

2020年02月08日 19時30分29秒 | 美術展
今日は、知人のグループ展を名古屋市市民ギャラリー栄で観た後、他の部屋を順次巡りました。
とある部屋の前の案内板に「厳石個展」とあります。
ぉっ、化石かと喜んで部屋に入ったのですが、何やら様子が違います。
私は貼られた展示名を「化石個展」と読んだのですが、実は「厳石個展」でした。
とまぁ、ここまではいつものボケですが、「厳石個展」の絵画は素晴らしいものでした。

「厳石個展」は、厳石さんという中国人の美大院生が描いた絵画の個展。
油絵とデッサンが20点ほど並んでいますが、いずれも画家の気持ちがストレートに出ており、観ていて気持ちがいいものです。
トップの写真は、今回の展示作品の中での私の一推し「絶望」。
画家の解説によると、『絶望するのは、自分の中身がないから』、そんな自分を見つめて描いたとのこと。
一方、画家の一推し作品は、「自分のパレット」。
『パレットは、その画家のSOUL』、『いろんな人のパレットを描き、パレットだけで展示をしてみたい』とも。

ちなみに、「絶望」は朝から夜まで描いて20日間位で仕上げ、「自分のパレット」は1日4~5時間で1ヶ月半要したとのこと。
いずれにしても、シャッターを押すだけの我が身と比べると、画家の根気、情熱には感嘆させられます。

「厳石個展」は、明日(10時~17時)まで、名古屋市中区の市民ギャラリー栄で開催中です。


「自分のパレット」

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