昆布石鹸
2014-04-28 | 日記
向田邦子さんのエッセイの中に、
「昆布石鹸」というのがあって、
戦争が終わって英語が解禁になった頃に
不思議なものを食べたと書いてある。
それは黒くて四角くて、
口に入れて噛んだらニチャリと歯の裏にくっついたと。
「それにしても甘いような甘くないような
ニチャリとした薄気味の悪いようなステキなような。
あの昆布石鹸は一体なんだったのだろう」
と向田さんは結局その時点ではわからなかったようだけど、
おそらくそれはリコリシュというお菓子だろうと思う。
はっきり言って黒いのはまずい。
わたしは口から出した(笑)
赤いのはまだマシなんだけど、
歯にくっついて食べにくいし、
これのどこが美味しいんだろう?と思うんだけど、
おそらく日本の駄菓子も
外国人が食べたら「なんじゃこりゃ」と思われるのがあるんだろう。
昔ながらのお菓子に「美味しさ」を求めちゃいけない。
「懐かしさ」なんだなあ、きっと。
(写真ナシ)
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