世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

恐ろしい馬鹿

2017-05-16 04:22:40 | 黄昏美術館


レンブラント・ピール

原題「トム・ウェリング」


レンブラントというが、19世紀のアメリカの画家である。

この絵の男は、顔だちは美しいのに、目がおかしい。何か嫌なものを感じる人間はいるはずである。実はこれは、恐ろしい盗みの例なのだ。

この中にいる霊魂はまだ非常に幼い。経験値が異様に少ない。まだ神が着せてくれる美をまとわねばならないような段階だ。猿に近い。

そのような魂が、進化した人類社会できついことをして功をなした、かなりの人物から顔を盗んでいるのである。

狸が化けた人間に等しい。こういう人間は、高い段階の人間の姿をしていながら、猿並みの恐ろしく低級なことをする。普通は、そういうことを防ぐために、バックの霊界にいるものが、本霊の活動を防ぎ、すべての自己活動を代行する。

それでなければこの人間は、いい男の顔を利用して、何をするかわからないからだ。

こういう人間は、19世紀のアメリカにおいてはすでに存在していたが、今の時代はこういうものが異様に増殖している。

馬鹿が大流行りに流行り、人間は何をしてもいいのだと、馬鹿が思い込んだからである。







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