世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

小さな小さな神さま・2

2017-05-21 04:18:14 | 月夜の考古学・第3館


  2

「谷はこんなにも美しく、満ち足りているのに、この胸の奥に、虚ろが小さなひび割れのように繰り返し生まれるのは、何としたものだろう」
 ある日小さな神さまは、いつものように山のてっぺんにお座りになって、自問されました。するとほほを触れてゆく風が、寂しげな笛のような音で、「悲しまないで」とささやきました。
「悲しんではいないよ。ただ少し考えているだけなのだよ」
 小さな神さまは、にっこりとほほ笑んで、答えられました。しかし、考えているだけでは何も分からぬので、通りかかった季節の雨雲の神を呼び止められて、お尋ねになりました。雨雲の神は、竜のように長い裳裾を空にひきずりながら、小さな神さまの方にお顔を向けて、お答えになりました。
「どうですか。にんげんをお育てになっては」
「にんげん?」
「にんげんは、育て方も難しいのですが、おもしろいものだそうですよ?」
「ほう。それは姿が良いのですか? それとも声が良いのですか?」
「にんげんは、神のまねをするのですよ。上手に育てれば、詩歌を作り楽を奏でるようにもなるし、美しい町を造り、美しい庭なども造るそうですよ」
 それを聞いたとたん、小さな神さまのお目から、ぴょんと星が一つ生まれて、火花のように空中でぱちぱち弾けました。
「なんと、詩歌などを!? いや、それはたしかにもしろい!……して、どこにゆけば、にんげんを手にいれられますか?」
「さあ、どうか。にんげんを育てておられる神にお聞きになってはどうでしょう。ちょうど、あの東の山向こうの盆地の神が、にんげんをたくさん育てておりますよ」
「ありがとう。では早速訪ねてまいりましょう」
 小さな神さまは、大喜びで立ち上がられますと、深々と額を下げられました。雨雲の神は、かしこまりながら小さな神さまのお礼の心を受け取られ、やがて風を呼びながら、次の土地に雨を降らせるために、いってしまわれました。
 小さな神さまは、谷を見下ろされますと、ゆっくりと踊るような所作をなされ、滝の周りの水気を、くるくると糸を巻き取るように集められました。凝結した水気のかたまりに、小さな神さまが、ふっと息を吹きかけますと、風と水が瞬間渦のようにぐるぐるからみあい、それはあっという間に一匹の青い竜となって、小さな神さまの足元にかしずきました。
 小さな神さまはその竜の上にひょいとお乗りになると、さっそく飛び立とうとされましたが、その前に、思い出したように、あっと声をあげられました。
「おっといかん、忘れるところだった」
 小さな神さまが、片手でほほをぽっとたたかれますと、お口の中から、小さな白い珠がひとつ、飛び出しました。小さな神さまがその珠に向かって、「わがわけみなるかみ」と呼びかけられますと、珠は火花を放ってぱちぱち弾け、その中から、もうひと方の小さな神さまが、現れました。
「わたしは少し出かけてまいりますので、留守をお願いいたします」
 竜に乗った元の小さな神さまがおっしゃいますと、分け身の小さな神さまは、深々とお辞儀をして、「かしこまりました」とおっしゃいました。
「よし、これでよい。では竜よ、いこう」
と小さな神さまは、東の山のてっぺんをお指しになって、おっしゃいました。すると竜は、洞窟を渡る風のように深い声で「はい」と答え、兎が跳ねるように空に躍り出ました。そして高天を吹く風に乗って一気に東の空へと飛び渡ると、目指す山の上空で、竜はゆっくりと旋回して、やがて静かに頂に降り立ちました。
 小さな神さまは竜から降りられますと、またくるくると手を振って、竜を小さな水気の珠にして、懐の中へと隠しました。そして眼窩の盆地に何げなく目をやられ、その変わった様子に、目を見張られました。
 緑の中を、糸を張ったように、細く白い道が縦横に走っており、その間を、小さな箱のような家々が、川底にはりつくタニシのように、一面にびっしりと並んでおりました。緑の土地は、きれいに手入れをされて、しつけのゆき届いた木々や草花が、行儀よく肩を並べておりました。そしてそれらのものの透き間に、何やらノミのように小さいものが、あちこちできゃらきゃら声をたてながら、動き、騒ぎ、飛び跳ねておりました。
 よく見ると、その道や家々は、稚拙ではありますが、それなりにきれいに秩序だって並んでおり、小さいものたちは、愛らしい知性の萌芽を額に灯らせながら、愉快に笑ったり、手足を懸命に動かして働いたり、辻に立って自分の考えを披露したりしておりました。
「ほうほう……」
 小さな神さまはとても感心なさったご様子で、何度もあごを引きました。にんげんは神のまねをすると聞いてはおりましたが、ここまで似ているとは思わなかったのです。胸の奥で、ざわざわと騒ぐものがあり、小さな神さまのお心の中には、たちまちのうちに情愛がわき起こりました。それは小さな神さまを、今までにないほど幸福な境地へと誘いました。しばしの間、神様はまるで愛子を見つめる母のように、にんげんたちをうっとりと見下ろしておりました。
「おお、これがにんげんか! なんとかわいいものだろう! 盆地の神に、少し分けてもらえないかと頼んでみよう」
 するとその時、空気の一点を鞭打つように、すぐそばで声がしました。

  (つづく)






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小さな小さな神さま・1

2017-05-20 04:18:11 | 月夜の考古学・第3館


  1

 昔、どことも知れない深い深い山の奥に、小さな谷がありました。
 谷は、青々と、湿っていて、絹糸のようなせせらぎや、日の光に力強く盛り上がる緑や、たわわに実る木の実、梢や水辺を飾る色とりどりの花々などがあって、それは美しいところでした。
 せせらぎには、磨いた水のかけらのような透明な魚が、川底の石に紛れた珠玉のように息をひそめていたり、冠のような角をした鹿や、翅に瑠璃をはめこんだ蝶々などが、水を飲みに訪れました。樹上には品よく装いした小鳥たちが巣作りにいそしみ、枝々にはどんぐりを追いかける栗鼠が走りました。
「ああ、美しいなあ。こんなに美しいところは、きっとめったにないに違いない」
 さて、今、谷をおおうもやの向こう、小さな山のてっぺんに、ちょこんとお座りになって、ため息を深々とつきながら、谷を見下ろしておられる小さなお方は、いったいどなたでしょう?
 きらきらしいお顔立ちに、穏やかでやさしいほほ笑みをうかべ、豊かとは言えませんがやわらかくつややかなお髪を、ちまりと角髪にまとめておられます。赤子のようなお姿をなさってはおりますが、このお方は、この小さな谷をつかさどっておられる、りっぱな神さまでありました。
 この神さまのご本名は、大遅此芽稚彦の神さまと、おっしゃるのですが、ここでは単に小さな神さまと、呼ばせていただきましょう。
 小さな神さまは、しばし満足そうに谷をごらんになっておりましたが、やがてひょいと腰をお上げになると、ほんの一足で谷のせせらぎに降りられ、みぎわに咲いている小さな花に尋ねられました。
「野の花よ、風や光のぐあいはどうだい?」
 すると花は、恥ずかしそうに頭を垂れて、言いました。
「風も光も、ちょうどよいぐあいです」
「そうか。ここで花を咲かせているのは、どんなぐあいかな?」
「とてもうれしいことです。幸せなことです」
「それはよかった」
 小さな神さまは満足してほほ笑まれると、また一足で、今度は木の上の巣のほとりへとゆかれました。
「どうだい、卵のぐあいは?」
 小さな神さまがお声をかけられると、母鳥は、そわそわと翼を動かしながら、言いました。
「はい、順調です」
「そうか。ここで巣作りをして、どんなぐあいかな?」
「ここは暖かく、食べるものもいっぱいあって、子育てにはとてもよいぐあいです。赤ちゃんが生まれたら、ご報告にまいります」
「そうか」
 小さな神さまはうれしそうにうなずかれますと、すいと天に上られ、そのまま飛ぶように天を走ってゆかれました。
 小さな神さまは、谷の一番奥の、小さな滝のところへとゆかれました。その滝の向こうには、小さな神さまが最も丹精してこしらえられた、水晶の洞窟があるのです。
 滝は、頭上を深い緑におおわれた、つややかな黒い崖に、ほっそりとかかっておりました。小さな神さまが滝に近づかれますと、微細な水の粒がしっとりと辺りを包み、光が頭上の梢から射しこんで、小さな虹がいくつか、水気の中に遊んでいるのが見えました。そして、その薄衣のような帳を、小さな神さまがくぐられますと、辺りは急に夜になりました。
 暗く湿った洞窟のあちこちには、天井にも壁にも床にも、水晶の株が無数に植えこんであり、それは輝かしい昼の神を畏れて、星々がすべてこの小さな空洞に逃げこんできたかのようでした。滝がもたらす冷気が、ひえびえと辺りに満ち、微かな空気のそよぎが、水晶の内部に秘められた弦をやさしくかなでて、それは静かで、清らかな宇宙の水辺のせせらぎを思わせる涼しい音楽となって、小さな神さまのお耳を楽しませるのでした。
 洞窟の中央には、小さく平らな岩が横たわってあり、小さな神さまはそこをご自身の御座と決めておいででした。小さな神さまはその小さな御座にお座りになりますと、ひととき水晶たちの調べに御魂を泳がせ、やがて歓喜の息をおつきになりました。小さな神さまの吐息からは、時折小さな星のような光が生まれて、それはしばらくふわふわと空中を漂い、やがて水晶の柱の一つに、ひょいと吸いこまれました。すると水晶は、瞬間燃え上がるように青く光り、ぱちぱちと音をたてながら震えました。しばらくすると何もなかったかのように静かになりましたが、小さな神さまは、水晶の内部で、繭をほどくように先ほどの光がほぐされていくのを、ごらんになりました。やがてその小さな光の糸は、ゆっくりと再び織り上げられて、新しい水晶の株がまた、この世に生まれてくるのでしょう。小さな神さまは、そんな水晶たちのつつましやかな仕組みが、こつこつと行われていく様子を、目を細めながら喜ばれました。
「ああ、よい」
 小さな神さまは、おっしゃいました。すると、小さな神さまがそうおっしゃったとたん、谷じゅうの生き物が、同時に喜びに震えました。小さな神さまが喜んでいらっしゃる。それは谷の生き物たちにとって、この上ない幸せでありました。小さな神さまがこの谷に住んでおられ、にこにこと笑顔でいらっしゃる限り、この谷は永遠に平和で、美しくあることができるのです。ですから、この谷の全ての生き物は、今とても幸せでした。あまりにも幸せすぎて、小さな神さまが時々、ほんの少しの寂しさにお胸を染められることに、誰も気づくものは、ないほどでした。

   (つづく)






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青桜

2017-05-19 04:18:21 | 歌集・こてふらん

たそかれのあしたにぞ来るものありて道の辺に見るあをきさくらを    蘭

人里にしのび住む猿風の音に呼ぶ声を聞くよもつへぐひと    蘭

空よりもあをあをと咲く桜木を見ばや人世は穢れを知らむ    夢詩香

薄紅のうらがへりたる青桜まさかあるとはおもひもすまい    葡萄式部

やそ神のちぎりの玉の桜花あをき桜は裏桜とふ    葡萄式部

青桜あだにはあらず裏桜見ゆるものこそよもつへぐひぞ    葡萄式部

裏桜さくらにあれど散らぬとぞ聞きしものなるとこしへの坂    夢詩香

たまちはふ神にたまひしおのが身を穢れとせしをへぐひとぞいふ    百合

青桜見れば心も凍てはてむまよふ闇路を戻れ人の世    大火





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こひのちぎり

2017-05-18 04:18:09 | 歌集・こてふらん

こひしぬはこふのやすきをしらぬなりこひしき人に犬とよりそへ    葡萄式部

織笛の百合路をこひて黄泉路をもさかのぼらむとせし心とは    夢詩香

わぎもこを身にも溶けむとかきよせてなぶるほどにも愛しあひたり    葡萄式部

うるはしき恋の旨酒ゑふほどに人は苦しきさいはひを知る    夢詩香

琴弾きはよもつさかひに引き裂かれこらへられぬと追ひてしものぞ    葡萄式部

さきくさの三つの頭の犬をさへこひするものは恐れぬと見ゆ    夢詩香

神むすぶこひのちぎりをうべなひて小犬のごとく追ひてつかへよ    葡萄式部






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最も愚かな男

2017-05-17 04:32:40 | 黄昏美術館


ヴァレンティン・セーロフ

原題「ニコライ二世の肖像」


きつい男の絵が続く。画家は本物だが、モデルはとんでもない偽物なのだ。

この紳士的に整った顔の中には、おそろしくちんけなちびがいるのである。その顔は西洋的というより、アジア人種に近い。顔もこんなに長くなく、子供のように小さく丸い。もちろん人生も盗みだ。高い身分の男になりたくて、無理矢理その血筋に生まれてきたのである。本霊が本来生まれるべきところは、もっと田舎のひなびたところだ。

馬鹿なことをして、馬鹿な姿になった自分を、なにもかも改造してまるっきり作り変えてしまったという例なのである。

純粋な盗みではない。本霊の姿を徹底的につぶしている。それでほかのよい男の顔を参考にして、すばらしく整った理想的な男というものに、人間が人間の手で作り変えてしまったという例である。

この所業のせいで、ニコライ二世の霊魂は大変なことになったのだ。自分本来の姿があまりにも痛いことになってしまったのである。嫌なことをして自分を全く作り変えてしまったという愚かな所業の跡が、自分の霊体にくっきり残ってしまったのだ。

それを見れば、だれもが嫌になって逃げるというものに、自分を作り替えてしまったのである。恐ろしい嘘をついた人間だと言うことが、見ればわかるからだ。







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恐ろしい馬鹿

2017-05-16 04:22:40 | 黄昏美術館


レンブラント・ピール

原題「トム・ウェリング」


レンブラントというが、19世紀のアメリカの画家である。

この絵の男は、顔だちは美しいのに、目がおかしい。何か嫌なものを感じる人間はいるはずである。実はこれは、恐ろしい盗みの例なのだ。

この中にいる霊魂はまだ非常に幼い。経験値が異様に少ない。まだ神が着せてくれる美をまとわねばならないような段階だ。猿に近い。

そのような魂が、進化した人類社会できついことをして功をなした、かなりの人物から顔を盗んでいるのである。

狸が化けた人間に等しい。こういう人間は、高い段階の人間の姿をしていながら、猿並みの恐ろしく低級なことをする。普通は、そういうことを防ぐために、バックの霊界にいるものが、本霊の活動を防ぎ、すべての自己活動を代行する。

それでなければこの人間は、いい男の顔を利用して、何をするかわからないからだ。

こういう人間は、19世紀のアメリカにおいてはすでに存在していたが、今の時代はこういうものが異様に増殖している。

馬鹿が大流行りに流行り、人間は何をしてもいいのだと、馬鹿が思い込んだからである。







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落ちし者

2017-05-15 04:19:10 | 黄昏美術館


テオドール・セヴェリン・キッテルセン

原題「老いたことを嘆くトロル」


ノルウェーの画家である。

トロルは北欧に伝わる妖精の一種であるが、この老いさらばえた醜い姿は、堕落した人間の姿でもある。

愚かなことをして、それを償いも補いもせず、堕落の闇に逃げ、何もせずにだらだらと長い時を過ごしていると、人間はこういうものになるのだ。

少しずつ、老いてゆき、ひどく醜く、汚くなっていくのである。いやらしいものが、だんだんと崩れてくる。そして次第に人間から離れていく。

こういう自分の姿とひどい暮らしがつらく、こういうものになってしまった人間は、他の、自分よりすがしい人間に、痛いことをしたくなる。馬鹿にしたくなる。そして、自分から逃げて行った人間社会に、時々忍び込んでは嫌なことばかりするようになるのである。

妖精とかトロルとかいうものは、発展した人間社会についていけないか、ドロップアウトしてしまい、怠惰の中に安住してしまった人間の姿が、伝説化したものなのである。






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蝉の歌

2017-05-14 04:17:34 | 歌集・こてふらん

空蝉を捨てて得たるは蝉のこゑ夏の盛りをいかにとやせむ    銀香炉

見む見むと蝉鳴く夏の空は映えうすばね光る飛べその蝉よ    夢詩香

それをせむいかにしてせむたがためになにせむといふせみといふべき    すぴか

うすばねはなにせむがためあるものかなぬかの空をつらぬかむがため    獅子

うつせみは常闇の世のならひかは捨つればもはや我にはあらず    大火

天つ日のしたたる夏を栄えてはせむとふ蝉のしるしとならむ    夢詩香

うつせみを未だかぶれる糞虫をさは飛ばむとぞ置きて去りぬる    大火

飛びて鳴きなぬかの玉を食ひおへてひと夏の世を知りし蝉かな    夢詩香






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糞・5

2017-05-13 04:18:13 | 歌集・夕毬

糞をする 部屋は至福の 場なるかな 尻拭く紙の ありがたさぞも


糞をする 時は長くも 無駄ならず 2分くらいは 余韻味わう


出し切りし のちの体の 軽さかな 糞とふものを おもひそめてき


便秘ほど 憎きものこそ 世になけれ 腹にすだける 糞は宿敵


潔く 出ていく糞は かわいいと 流れるものに はなむけをする


消えていく 糞こそ馬鹿は ほめまつれ 糞は消えれば 世のなぐさめよ


身を捨つる 人の命は 高まりて 消えゆく糞も 高められるか


糞は糞 蠅や蛆とも 暮らしませ 居間や厨に 出没するな


野に糞す 家ははるかに 遠ければ 近くに駅も コンビニもなく


嘆けとて 糞をするとこ 見つからず かこち顔なる 我が野糞かな


糞みたく 流したほうが いい馬鹿は あまたおれども なかなか流れず


糞ばかり 嘆く歌こそ いとよけれ ひとみなうたへ ゆまりのうたを





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私は自分を

2017-05-12 04:17:48 | 言霊ノート


私は自分を愛してゐる
かぎりなく愛してゐる


尾形亀之助






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