ウチの嫁さんは、虐待の被害者である。
とは言っても、親に虐待されていたわけではない。幼稚園の先生にである。
嫁は、妙に悟ったところのある非常に賢い女で、そのキャラは幼稚園の頃も同じだったそうで、優秀ともてはやされた幼稚園の先生からは大変嫌われたんだそうだ。
で、幼稚園の先生が仕掛ける「仕掛け」にのらない、言わばノリの悪い嫁を、障害者と決め付けて、小学校に上がる頃、小学校側に
「この子は障害者だから、特別養護クラスに入れてください」
と要請するわけだ。
小学校側としては、障害者の疑いがあるとされる子を、普通科に入学させるわけにはいかない。
ちなみに、嫁は一流の大学を出て、現在は某病院の管理薬剤師をしている。その幼稚園の先生のせいで、対人面で萎縮してしまっていた点は想像に難くないが、なんら問題のない子だっただろうと思われる。要するに幼稚園の先生による、嫁の人生を完全否定する為の稚拙でえげつない嫌がらせだ。
当然、自宅でもまったく精神障害の兆候なんぞなく、驚いた嫁の両親は学校側と交渉。でも当然、学校側は、一人を救うためにクラス全体を犠牲にするわけにはいかず…。嫁は養護クラス行きを余儀なくされるところだった。
それを救ったのが、日教組のK先生だったとの事。
K先生の、「彼女の両親は普通科を希望している!すべての責任は私が持ち、私が彼女の面倒を見るので、彼女は普通科に入学すべきである」
の鶴の一声により、嫁は普通科に入る事になった。
日教組教育というのは、要するに機会の平等と性善説が根底にある。
これを以ってして、(実体験に基づいて)義父は日教組についてはよい面もあると言う。
この3連休、嫁の実家に帰ってて、民主党を妙に立てる(でも思想面ではコテコテの保守主義者)義父の台詞である。
ここで、嫁も俺も義父を全否定した。
嫁が救われたのは間違いないが、犯罪的に悪いのはその幼稚園の先生であり、その小学校のK先生はよかったわけではないと。
実際、嫁が障害者であった場合、小学校のそのクラスは大変迷惑したはずで。単なる結果オーライだと。
そう考えると、先生の力も衰えたもんだと思う。
幼稚園の先生であろうとも、なんの根拠もない決め付けによってその子供の人生すら左右できる程の権限が、先生には昔あったわけである。第3者の見立て…たとえば医者の診断書もないのに。
日教組は、当時の社会情勢上、もしかしたら必要悪であったのかもしれないと思ったのだが、残念ながら少なくとも今現在は、システムのライフサイクルが終了しつつある「老害」だと思っている。
ちなみに、嫁のかよった小中学校は日教組王国で、学力レベルはほぼ最低。たとえば中学の歴史なんかは大半を、日教組教師による教科書無視のプリント学習で、戦後史のみを集中的にやっていたそうで、中国や韓国の反日的な事件を新聞で読んで、父(義父)が娘(俺の嫁さん)に聞かせると、興味が薄く、
義父「日本が滅ぼされてもいいのか!」
と義父が怒ると、
嫁「日本はアジアの癌細胞なんだから滅んだ方がいいのよ」
と切り返される程だったのだとか。
学校は学力が最低クラスだったものの、嫁は努力で某有名進学校に進み、自力で、同校の1・2を争う学力を持つに至った。中学卒業時、授業が中学1年生までしか終わっていなかったにもかかわらずである。
自力学習と父の教えゆえ、自虐史観に気がついて現在に至るわけだ。
今は、昔のように国家的に識字率を上げる段階では既にない。
現在の日教組は、人々の幸せに貢献しているとは思えないが…。少なくとも昔、その思想は嫁を救った事がある事を、俺は知ったのであった。
ちょっとだけ。日教組を見直したかもしれん。
「完全否定」→「昔は良い面もあったかもしれんが否定」に変わっただけだが。
とは言っても、親に虐待されていたわけではない。幼稚園の先生にである。
嫁は、妙に悟ったところのある非常に賢い女で、そのキャラは幼稚園の頃も同じだったそうで、優秀ともてはやされた幼稚園の先生からは大変嫌われたんだそうだ。
で、幼稚園の先生が仕掛ける「仕掛け」にのらない、言わばノリの悪い嫁を、障害者と決め付けて、小学校に上がる頃、小学校側に
「この子は障害者だから、特別養護クラスに入れてください」
と要請するわけだ。
小学校側としては、障害者の疑いがあるとされる子を、普通科に入学させるわけにはいかない。
ちなみに、嫁は一流の大学を出て、現在は某病院の管理薬剤師をしている。その幼稚園の先生のせいで、対人面で萎縮してしまっていた点は想像に難くないが、なんら問題のない子だっただろうと思われる。要するに幼稚園の先生による、嫁の人生を完全否定する為の稚拙でえげつない嫌がらせだ。
当然、自宅でもまったく精神障害の兆候なんぞなく、驚いた嫁の両親は学校側と交渉。でも当然、学校側は、一人を救うためにクラス全体を犠牲にするわけにはいかず…。嫁は養護クラス行きを余儀なくされるところだった。
それを救ったのが、日教組のK先生だったとの事。
K先生の、「彼女の両親は普通科を希望している!すべての責任は私が持ち、私が彼女の面倒を見るので、彼女は普通科に入学すべきである」
の鶴の一声により、嫁は普通科に入る事になった。
日教組教育というのは、要するに機会の平等と性善説が根底にある。
これを以ってして、(実体験に基づいて)義父は日教組についてはよい面もあると言う。
この3連休、嫁の実家に帰ってて、民主党を妙に立てる(でも思想面ではコテコテの保守主義者)義父の台詞である。
ここで、嫁も俺も義父を全否定した。
嫁が救われたのは間違いないが、犯罪的に悪いのはその幼稚園の先生であり、その小学校のK先生はよかったわけではないと。
実際、嫁が障害者であった場合、小学校のそのクラスは大変迷惑したはずで。単なる結果オーライだと。
そう考えると、先生の力も衰えたもんだと思う。
幼稚園の先生であろうとも、なんの根拠もない決め付けによってその子供の人生すら左右できる程の権限が、先生には昔あったわけである。第3者の見立て…たとえば医者の診断書もないのに。
日教組は、当時の社会情勢上、もしかしたら必要悪であったのかもしれないと思ったのだが、残念ながら少なくとも今現在は、システムのライフサイクルが終了しつつある「老害」だと思っている。
ちなみに、嫁のかよった小中学校は日教組王国で、学力レベルはほぼ最低。たとえば中学の歴史なんかは大半を、日教組教師による教科書無視のプリント学習で、戦後史のみを集中的にやっていたそうで、中国や韓国の反日的な事件を新聞で読んで、父(義父)が娘(俺の嫁さん)に聞かせると、興味が薄く、
義父「日本が滅ぼされてもいいのか!」
と義父が怒ると、
嫁「日本はアジアの癌細胞なんだから滅んだ方がいいのよ」
と切り返される程だったのだとか。
学校は学力が最低クラスだったものの、嫁は努力で某有名進学校に進み、自力で、同校の1・2を争う学力を持つに至った。中学卒業時、授業が中学1年生までしか終わっていなかったにもかかわらずである。
自力学習と父の教えゆえ、自虐史観に気がついて現在に至るわけだ。
今は、昔のように国家的に識字率を上げる段階では既にない。
現在の日教組は、人々の幸せに貢献しているとは思えないが…。少なくとも昔、その思想は嫁を救った事がある事を、俺は知ったのであった。
ちょっとだけ。日教組を見直したかもしれん。
「完全否定」→「昔は良い面もあったかもしれんが否定」に変わっただけだが。