あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

とりあえずは国策調査ですか

2010年01月18日 23時15分26秒 | 政治(鳩山政権)
 先日逮捕された、北海道の十勝から出てきてた小澤の元秘書、石川知裕が、涙ながらに鈴木宗男に電話で相談していたそうだ。

 俺は、鈴木宗男のことを、「国策捜査」という言葉の生みの親みたいな人という認識を持っている。
 その鈴木宗男氏に相談するんだから、まあ相談相手としては順当な人選のような気がする。宗男氏は、「反検察」の人だからな。実際、今回の件について、宗男氏は「検察の横暴を許すな」みたいなコメントをしているし。

 で…思い出したのが、その鈴木宗男氏が検察に追い詰められ、国会で涙と鼻水にまみれながらも生き残ろうと足掻いていた時に、当時の最大野党、民主党が党首、我らが鳩山由紀夫が吐いた台詞…である。

【民主党】「疑惑の頻発はザ・自民党の終焉」鳩山代表会見

 民主党の鳩山由紀夫代表は、13日の定例会見で、ますます疑惑の深まる鈴木宗男議員に対し、「怒りを込めて早期の議員辞職を求める」と語気強く批判。鈴木議員が日本の主権を売り渡すような発言をしたり、外務省職員に対する暴行事件を起こしていた問題を指摘し、「こういう議員が国政の中にいることが恥ずかしい」と指弾した。

 さらに、自民党の鈴木議員、加藤紘一議員の問題をはじめとする、政治家と金にまつわる事件の多発について、自民党の金集め体質そのものが引き起したものであり、2人の処分で解決するものではないとし、「こうした問題の頻発する状況を見れば、ザ・自民党の終焉を強く感じる」と語った。

 また、松尾克俊元外務省要人外国訪問支援室長に対し、東京地裁が懲役7年6月の判決を言い渡したことについて、「当然である」とするとともに、この判決で一連の外務省関連疑惑が解明されたわけではないと指摘。とりわけ、疑惑の核心である官房機密費の上納問題について、小泉首相が口を閉ざし、疑惑解明に向けたリーダーシップを発揮していないことを批判。自民党体質に染まった首相に対し、「国民の失望感が一挙に広がっている」と語った。


 「「恥ずかしい」とはよくぞ言った!」と言いたい。

 民主党はブーメラン政党とは言うけれども、よくぞまあ自分達の事を棚にあげてここまで言えるもんだなと。
(今、自民党の歯切れが悪いのは、…まあそういう意味なんじゃないかなーとかごにょごにょ)

 でも、非難する側というものは、例えば部下と上司の関係で言えば、上司として、自分自身にも問題がある場合であっても、部下を非難…というか注意しなければならない事もあるわけで。
 そういう意味で、当時の鳩山由紀夫党代表は、腹を括った潔い非難を展開されていたと思う。(ま、ぶっちゃけ後先考えてないだけだと思うが)

 しかし、問題を指摘された部下が、同じ問題点を上司に見出した時は、上司は部下の非難を甘んじて受け止め、部下がとった改善策よりも優れた改善策を取らねば、納得できるものではない。

 だから当然、2002年当時に鳩山が言っていたように、小澤に対して「怒りをこめて早期の議員辞職を求める」べきであり、「こういう議員が国政の中にいることが恥ずかしい」と言うべきなのだ。

 さらに、巨額の脱税が発覚した自民党の鳩山邦夫氏に対しても、怒りを込めて早期の議員辞職を求めるべきなんである。それが筋。

 なんでそれができないのか。
 以前、声高にご自身が言っていた事ではないのかね。ゆきぽん。

 石川君は、同郷のよしみか、はたまた同病相哀れむの心境を期待したのか、鈴木宗男に相談していたぞ。あんたが「国政の中にいる価値のない恥ずべき男」と虫けら以下に貶した男に対してだ。

 鳩山の言葉を借りれば、「ザ・民主党の終焉を強く感じる」と言ったところかもしれないが、残念ながら、俺は「ザ・民主党」とか、よーいわんわ…。


 もはや、現行内閣を信用する術は何一つないはずなんだが。

 

 テレビマスコミが、小澤に対して非難をはじめて、ようやく民主党の支持率が下がり始めるとか、まだまだテレビの影響力の大きさを感じずにはいられない。

 現在の内閣支持率維持は、俺にとってはちょっと予想外で…。

 こうなると、鳩山は、さっさと小澤の首をとってしまえば、もしかしたら支持率という意味では民主党はより磐石になった可能性もあった。超チャンスだったはずなんだけどなあ。このままだと民主党は、沈む小澤と心中するハメになるしかないだろう。

 まあ、小澤が消えたら、今度は鳩山の問題が再燃してしまう可能性は捨てきれず。小澤を盾に、世論の逆風から自分だけを守っている腹積もりなのかもしれないな。