あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

昨日久しぶりに「そこまで言って委員会」を見た

2010年03月08日 22時55分40秒 | 政治(国内・その他)
 パネリストに田母神氏が座ってるのと、田村耕太郎が座ってるのに吹きそうになった。

 ちなみに、田母神俊雄氏は、元空自トップでありながら、政府方針と異なる論文もどきを発表して物議を醸したみなさん良く知る有名人物である。
 現在の保守勢力のアイドル。つまり偶像。

 そこらのブログエントリとかわらん文章を「論文」と称して発表するあたり、頭はあまり良くなさそうで、その論文に賞を与えて表舞台に担ぎ上げたアパグループとの繋がりから、自作自演臭がぷんぷんする人なんだが、今現在の主張自体はワリと好き。(あくまで今現在)
 素で陰謀論とか語るし、芸人が板についてきてたけど、一応、頑張って欲しい人だったりする。

 田村耕太郎は、参院で誰かが民主党に寝返れば与党が過半数を確保できるという状況で、自民党を裏切って民主党に入党したキチ※イ。
 …別に俺は「消極的自民党支持者」であり、「自民党信者」ではないつもりなんだが、なぜ自民党を裏切った男を「裏切り者」呼ばわりするかと言うと、同番組に出演してた新社会党の原和美氏が全て代弁してくれた。

「1議席の重みをなんだと思っている。人間失格」(不正確だが似たような意味)

 当たり前だ。
 もしコイツが俺の選挙区で出馬していたのなら、俺は「自民党だから」という理由で、田村耕太郎に1票投じたであろう。
 そこから民主党へ入党?ふざけんなよこのカス野郎。
 それだけでも原女史の言うとおり、人間失格だ。嫁は、

「彼は自信家であり、党ではなく田村耕太郎という人間を見て、有権者は1票を投じてくれたはずだから、当選後俺がどうしようと自由だという発想なのだろう」と言っていたが…。
 次回選挙からは、彼は彼が望んだ通り、有権者から判定されるだろう。
 すなわち、無所属だろうと自民党だろうと民主党だろうと、「田村耕太郎」という人物で投票してもらえる。俺なら、コイツが例え自民党から出馬しようとも、二度と投票しないであろう。裏切り者とはそういう意味だ。
 この裏切り者っぷりは、民主党議員にふさわしい。まあ、人物的には移動するべくして移動した男と言える。

 語る内容も酷いものだった。日本国債は2年以内にデフォルトする可能性があるとか…じゃあドルやユーロから比較的安全な円に資金が移動して円高になってる現実はなんなんだ。田村の言い分が正しいなら、3大ハードカレンシー国の国債、つまりアメリカ、ヨーロッパ全土、日本が全部2年以内にデフォルトするんかい。
 「自民党にいても自分のやりたい事がやれないから民主党に入った」とか、じゃあお前は民主党が下野したら、政権奪還した与党側にまた寝返るわけだな。
 普通な。これだけ民主党が敵失してるのなら、とりあえず自分の利害を置いといて一丸で事にあたるのが正解だ。誰でもわかる。今離党したり離党をほのめかす自民党の議員には、民主党を、現在の悪政を打倒する気がない。
 

 他にも田村氏については調べてみたが、酷いものだった。
 ツイッターで、反論者に対して「名を名乗れ卑怯者!」とマジギレで発言していたり…。「政治家なんて職業じゃねぇから政治生命なんて今すぐなくなってもOK」とか、本気で投票してくれた有権者をナメているとしか思えない。(田村語を俺的に意訳)

 こんなキ…奇抜なメンツで番組構成しようとか、「そこまで言って委員会」は相変わらずのようだった。どうも政治的攻撃度がマイルドになったというか、そんな噂を聞いていたが…。面白かった。

 そう言えば、昨年8月までの超民主党プッシュ以来、あの勝谷の顔を見なくなっていたのだけど、久しぶりに見た勝谷は、「こども手当」をメッタメッタに貶していた。
 語っていた内容は、恐らくは、先日厚生労働省に電凸してた方のパクリである。

 普通なら「知名度を利用した拡散GJ!」なんだけど。じゃあ8月までの民主党超プッシュはなんだったんだと言いたくなった。マスコミ流に言えば、恥ずかしくないのかそのブレは。あっちに飛んだりこっちに飛んだり忙しい男だなコウモリ野郎。

 

たばこ税増税↑で、税収減↓

2010年03月08日 22時47分14秒 | 政治(国内・その他)
 消費税をアップさせた時、消費が低迷して税収が落ちた。
 法人税の減税分を、消費税の増税で埋めようとしたのに、消費税での増収分が、むしろ減じてしまったので、凄い税収減になってしまったのだ。

 と、言う事は…。こういう「国民の心理状況」に大きく左右される増税については、慎重に行うべきであり…。もっと言えば、増税なんてのは、好景気時にやらんとあまり効果がないと言う事なんだと、俺は思う。

 さて。こういう枕詞の後、たばこ税増税の話だが。

 民主党は、あきらかにたばこ税の増税で、税収増を見込んでいただろう。その目論見が、消費税率アップの時と同じ結果になろうとしている。

【時事】たばこ販売、最大の落ち込みに=増税も1000億円減収-財務省

 10月1日からのたばこ増税による販売数量や税収への影響について、財務省がまとめた試算が5日明らかになった。規制強化や健康志向の高まりによる消費の自然減に加え、1本当たり3.5円の増税で禁煙、節煙の流れが加速、2010年度の販売数量は今年度比15.9%減の1950億本となる見込み。
 増税の影響を通年度ベースで反映させると1710億本にとどまり、現状より2割以上落ち込む計算だ。
 同省によると、落ち込み幅は把握している1965年度以降で最大。国と地方合わせた税収も09年度当初予算に比べ1000億円余り減少し、1兆9734億円を見込んでいる。


 俺はあまりたばこ税に興味がなく。深く考えた事はなかったのだが、この状況は普通に予想可能だっただろう?
 それでも税収増を見込んでて、今にして思えば「アホと違うか?」とツッコミを入れたくなった。まあ、俺も気がついてなかったし後出しジャンケンで申し訳ないが。

 さてと。
 この件、重要なのはここからである。
 消費税増税の時は、法人税の減税とのバーターだった(と俺は思っている)
 とすると、たばこ税増税は、何かとバーターだったはずだ。まあ、「こども手当」かもしれないけど。

 すると、思うように税収が得られなかったから、何かで補填する必要性が生まれるわけだが、それはなんだろうな。

 なんつーかね。景気どん底の時に増税とか、根本的になんかおかしいと思うのよ。
 今、菅財務大臣がワリとまともな事を言ってて、「1年ないし数年間は財政出動を継続する」とか言っているので、景気対策のプライオリティは高いと思うから、今後、景気は回復していく可能性はあると思うのだけどさ。

 どーも、マクロ経済的な視点(木を見て森を見ずの「森を見る視点」)がないような気がしてならない。
 無論、民主党の人だって、マクロ経済的視点で考えているとは思うのだけど。小澤がトップにいるせいか、選挙対策第一になっちゃってて、票にならなさそうな部分がものすげーいい加減になっているのか?
 官僚を遠ざけてるからかなぁ。こーゆーのの政策ブレーンっつーのは必要だと思うんだけど。こう裏目裏目に出てるとな。

 これが後、3年半も続くのかと思うと…。日本大丈夫か…。