久々に大阪に帰ってきて、初出社の日。
3月に本社に戻ってきて、5月中ごろから、関東地方へ出張に出ていたのだけど、3月に雑談ベースで「はやぶさ」の話を昼休みにしたところ、すっかり「はやぶさ」のファンになった、とある女性社員が、
「はやぶさ、帰ってきましたねぇ~」
と昼休みに話題をふってきた。いい日に初出社したものだ。カプセルも無事回収できたようだし、今後の発表が楽しみだ。カプセルの探査チームとしては、先陣きって中国・韓国のメンバーが入っていたそうなので、とりあえず滞りなく回収されたというニュースにほっとした。
さて。昨日の20時ごろだったか。
「はやぶさ」のラストショットに泣いた。
今朝の産経新聞の一面を飾ったアレだ。
久々に泣いた理由はこれ。
http://drawr.net/show.php?id=1478887
ロマンチストだからこその宇宙技術者なんだろうけどな。
ネットユーザーが擬人化するまでもなく、彼らの中では「はやぶさ」は最初から擬人化されたものだったのだろうと思う。
「「はやぶさ、いってらっしゃい。」(略)そのとき君はまだ「MUSES-C」と呼ばれていたけれど、僕は君の名付け親の一人だから、宇宙に出る前に、そっと君に名前を教えてあげたんだよ。」
はやぶさ出発の時、技術者のひとり、矢野氏の回顧である。
なんというか「ぶわっ」ときた。そして、前述したリンク先の記事で、ぶわっときた理由をわかってもらえるだろうか。一緒にぶわっときてほしい。
なんつーか、撮影された状況を考えるに、多分学術的にも芸術的にも、なんの変哲もない一枚なんだろうけどな。写りの悪さも含めたリアルが本当に愛しく、芸術的に美しいと感じる。
現在、こんな事が技術的に可能な国は、日本だけだ。マジで。アメリカにもロシアにも真似はできない。
最後にしたって秒速12キロメートルの超々高速再突入で、日本人はほとんど未経験ゾーンなのに、速攻でカプセル発見とかどんなけ高精度なのかと。
ニコニコ生中継20万人オーバーで楽勝のパンク。WBCのイチローの最後の打席みたいな状況だったそうで。
それでも、この国際的盛り上がりの中、日本の地上波民放はガン無視とかどうなっとるねんと。
ちゃんとキャンペーンを打って大々的に報じたら、それなりに金も儲かるはずなのになぁ。
前述のウチの女性社員も、はやぶさの帰還についてのテレビのニュースを知ったのは今朝だったそうで。さすがに各社一面準トップ記事ぐらいにはなっており、ズームインやらめざましもそれなりに大きくは扱った模様。
また海外では怪訝に写るんだろうな。すでに言われてるけど「わが国がこんな事をしでかしたらお祭り騒ぎに違いないのに、日本人のこの奇妙な静かさはいったいなんなんだ?」と。
以前、元テレビ局の人のブログで、
「民放は、金にならないから国益なんて追求しない。金になるならやるでしょう」
みたいな事を言っていたのを聞いて、それなりに納得した事があるんだけど。(そーいえば自民党の三橋貴明氏が似たような事を言ってたような)
この「はやぶさ」については、ずいぶん安上がりでものすげー儲かるし、おまけに経済効果もすんごいあると思うのだけど、なんでやらんの。
やっぱTV局は基本民主党の支持母体みたいなもんだし。事業仕分け対象としてJaxaがあがり、不要論が出ている事を考えると、政治的に遠慮しているようにしか見えないんだよな。
最後に、Googleのトップが「はやぶさ」になっていた事をつけくわえておく。
だからスゲー話なんだって。マジで。
まあ、今朝のニュースで、初めて「はやぶさ」の偉業達成に気がついたとか、まだ知らん人がいるとか、iphoneみたいなエセとは違う、ホンモノのビッグウェーブに乗り損ねた人々が日本人の大半であるという事が、ものすごい不本意なんだよな。
ともあれ、お疲れ様でしたっ。>関係者&はやぶさ
ウォッチャーとしては感無量。アンド底知れぬ虚脱感に捕らわれとりまする。
明日から「はやぶさ」はいないんだなぁ。みたいな。
とりあえず、仕分け人(松井孝典)よ。「はやぶさは地球に帰還できなければ失敗。何百億円もかけて小惑星の写真撮るのは巨費の無駄使い」をもう一度言ってみろ!
はやぶさ2の予算復活を、とりあえず望んでおく。2014年を逃すと、次の打ち上げチャンスはずいぶん先になるんだぞ。
3月に本社に戻ってきて、5月中ごろから、関東地方へ出張に出ていたのだけど、3月に雑談ベースで「はやぶさ」の話を昼休みにしたところ、すっかり「はやぶさ」のファンになった、とある女性社員が、
「はやぶさ、帰ってきましたねぇ~」
と昼休みに話題をふってきた。いい日に初出社したものだ。カプセルも無事回収できたようだし、今後の発表が楽しみだ。カプセルの探査チームとしては、先陣きって中国・韓国のメンバーが入っていたそうなので、とりあえず滞りなく回収されたというニュースにほっとした。
さて。昨日の20時ごろだったか。
「はやぶさ」のラストショットに泣いた。
今朝の産経新聞の一面を飾ったアレだ。
久々に泣いた理由はこれ。
http://drawr.net/show.php?id=1478887
ロマンチストだからこその宇宙技術者なんだろうけどな。
ネットユーザーが擬人化するまでもなく、彼らの中では「はやぶさ」は最初から擬人化されたものだったのだろうと思う。
「「はやぶさ、いってらっしゃい。」(略)そのとき君はまだ「MUSES-C」と呼ばれていたけれど、僕は君の名付け親の一人だから、宇宙に出る前に、そっと君に名前を教えてあげたんだよ。」
はやぶさ出発の時、技術者のひとり、矢野氏の回顧である。
なんというか「ぶわっ」ときた。そして、前述したリンク先の記事で、ぶわっときた理由をわかってもらえるだろうか。一緒にぶわっときてほしい。
なんつーか、撮影された状況を考えるに、多分学術的にも芸術的にも、なんの変哲もない一枚なんだろうけどな。写りの悪さも含めたリアルが本当に愛しく、芸術的に美しいと感じる。
現在、こんな事が技術的に可能な国は、日本だけだ。マジで。アメリカにもロシアにも真似はできない。
最後にしたって秒速12キロメートルの超々高速再突入で、日本人はほとんど未経験ゾーンなのに、速攻でカプセル発見とかどんなけ高精度なのかと。
ニコニコ生中継20万人オーバーで楽勝のパンク。WBCのイチローの最後の打席みたいな状況だったそうで。
それでも、この国際的盛り上がりの中、日本の地上波民放はガン無視とかどうなっとるねんと。
ちゃんとキャンペーンを打って大々的に報じたら、それなりに金も儲かるはずなのになぁ。
前述のウチの女性社員も、はやぶさの帰還についてのテレビのニュースを知ったのは今朝だったそうで。さすがに各社一面準トップ記事ぐらいにはなっており、ズームインやらめざましもそれなりに大きくは扱った模様。
また海外では怪訝に写るんだろうな。すでに言われてるけど「わが国がこんな事をしでかしたらお祭り騒ぎに違いないのに、日本人のこの奇妙な静かさはいったいなんなんだ?」と。
以前、元テレビ局の人のブログで、
「民放は、金にならないから国益なんて追求しない。金になるならやるでしょう」
みたいな事を言っていたのを聞いて、それなりに納得した事があるんだけど。(そーいえば自民党の三橋貴明氏が似たような事を言ってたような)
この「はやぶさ」については、ずいぶん安上がりでものすげー儲かるし、おまけに経済効果もすんごいあると思うのだけど、なんでやらんの。
やっぱTV局は基本民主党の支持母体みたいなもんだし。事業仕分け対象としてJaxaがあがり、不要論が出ている事を考えると、政治的に遠慮しているようにしか見えないんだよな。
最後に、Googleのトップが「はやぶさ」になっていた事をつけくわえておく。
だからスゲー話なんだって。マジで。
まあ、今朝のニュースで、初めて「はやぶさ」の偉業達成に気がついたとか、まだ知らん人がいるとか、iphoneみたいなエセとは違う、ホンモノのビッグウェーブに乗り損ねた人々が日本人の大半であるという事が、ものすごい不本意なんだよな。
ともあれ、お疲れ様でしたっ。>関係者&はやぶさ
ウォッチャーとしては感無量。アンド底知れぬ虚脱感に捕らわれとりまする。
明日から「はやぶさ」はいないんだなぁ。みたいな。
とりあえず、仕分け人(松井孝典)よ。「はやぶさは地球に帰還できなければ失敗。何百億円もかけて小惑星の写真撮るのは巨費の無駄使い」をもう一度言ってみろ!
はやぶさ2の予算復活を、とりあえず望んでおく。2014年を逃すと、次の打ち上げチャンスはずいぶん先になるんだぞ。