あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

広告からステマへ

2012年05月02日 21時59分42秒 | その他
【財経】消費者は広告を信頼しなくなってきた
http://www.zaikei.co.jp/article/20120501/102235.html

(抜粋)このように「広告の信頼度」が下がった結果行われているのが今の「ステマ」などと呼ばれる一般人を装った工作なのかもしれない。


 ちょっとなるほどと思った。
 そうか。ステマってのは時代の趨勢だったのかもしれないな。
 確かに、広告の効力は薄れてきている。この記事にもあるように、そこは事実なのであろう。
 そして広告活動というものはなくなるものではなく、かつどこかの投資(広告費)が引き上げられれば、どこかに再投資されるのは世の常だ。
 …その再投資先は、当然もっと投資対効果の高い所であるはずで。
 ならば、その投資先としてステマ…一般人を装った工作は、もっとも効果的かつ効率的だ。

 広告に効果なしと考えた業界が、考えだした新たな広告手段がステマってわけだ。
 元々、広告なんてものは消費者を騙してナンボだからなぁ。「サクラ(仕込み客)」なんて言葉は明治時代からあるわけで、ステマは結局、ネット版「サクラ」であろう。

 ちなみに、俺は少なくとも現時点では、ステマについて悪くは思っていない。正常なマーケティング活動の一環であるとすら考えている。

 念のため、自身のブログ内で「ステマ」で検索し、俺がステマ叩きをしていない事を確認する…。うむ。今日のエントリの趣旨に反するような事、俺は書いていない。

 ただ、ただである。
 ステマをやってはいけない人々はいる。それだけだ。それは誰か。

 「ジャーナリスト」だ。

 彼らは、「真実を伝える」「社会の木鐸」という一種の使命(自称)を持っている。
 ならば、ステマに加担する事は、自己否定以外の何者でもなかろう。ステマを暴く方に加担すべきなのだ。

 例えば。消費税増税の提言を掲げるIMFの言を、日本のマスコミは喜んで紹介するけども、IMFにとって日本は御存知の通り、出資率第2位の大口出資国であり、財務省から山ほど天下りを抱えているのである。
 よーするに「海外の著名機関」を装った「財務省」のステマ…というか。今ここまで書いて、これってステマっつーより世論形成ってのか。ちょっと意味合いが違う事に気がついた。なんか一緒くたにしてたな…。似たようなもんだけど。

 そんなわけで今回のエントリは尻切れトンボ。
 やっぱ俺、ステマはどうしても否定的には捉えられんわ。

 最後に、俺が最初に「ステマ」について書いたエントリを載せ、一部抜粋を紹介する。

【拙】食べログをテレビ局が集中砲火
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/bcb37cf54699635eef0bcb2ec28ab79d

 基本、ステマはアリだろう。バレなければ。
 ただ、俺はバレたときのリスクは負うべきだと思うのだけどな。それを負おうとしないテレビ局に、みんな腹を立てているのではないのかな。


 そう。要するにバレなければいいのだ。せいぜい気をつけて騙してほしいのだよ。


P.S.
 そう言えば懐かしいなぁ。俺はファミ通創刊からのファミ通読者だったのだけど。
 創刊当時、俺はゲームをファミ通クロスレビューを参考にして購入してたよ。今だったら絶対に信用できないけどなアレ。
 俺、広告が信用されなくなったのではなくて。広告を作る側に誠意がなくなってきているのではないかと思う。クロスレビューも広告の一環だと思うけどさ、信頼おけるレビュアーであるべきだと思うんだよね。
 そもそも、一週間であんな本数ゲームの感想が書けるわけないやん。

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