あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

喫煙者数と肺がん死亡率の反比例

2012年06月25日 22時23分00秒 | サイエンス
【医療】喫煙率は下がっているのに、肺がん死亡率増加は何故?
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1340593276/

 おお。これは…。
 大好きな武田邦彦先生が随分前にネタにしてたヤツじゃないですか。
※大変誤解を招きそうな発言なので、一応フォロー。俺は武田邦彦氏の弁を尊敬してたりしないので。むしろ脇が甘い人という認識。

 当時、俺も武田氏の主張に対し、確かに「何故だろう?」って気持ちになったものだが…。今ではなんとなく理由がわかったような気がしている。
 その、自分の考えが補強される解説がなされているのかな?と思って、この2chのスレを踏み、で、スレには「続きは元記事を読んで」とあったので、元記事も最後まで読んだんだが、なんの事はない。最後までその理由解説がなかったのであった。

 スレタイで「肺がん死亡率増加は何故?」とまで書いているのならば、その「何故」に決着をつけとけよ…。このガッカリ感をどうしてくれるんだ。

 そんなわけで。
 いい機会なので、自分で「なんとなく理由にわかったような気になっている」自説を披露しておこうと思う。今後、こんどこそこの手の記事を見つけた時、自説が正しかった事を示すためにも。
 別に、なんの根拠もなくこんな事を言っているのではないのだ。

【COPD情報サイト】COPDに関する統計資料
http://www.gold-jac.jp/copd_facts_in_japan/

 たばこ病の代表と言えば。多分COPDであろうと俺は思う。たばこ煙の吸引が原因で炎症が起き、それが慢性化して肺の細胞が破壊され、元に戻らない、決して治らない病気。
 実は、この統計資料を見ても解るように、COPDも増加し続けている。俺は、武田先生がこのネタを投下した時、真っ先にCOPDの統計を確認したんだけど、思ったとおりだったわけだ。

 キーワードは、COPDは喫煙期間20年以上で発症する病気である事、それと肺胞が破壊されると元に戻らない点だ。

 例えここ数年、タバコを吸わない連中が急増していたとしても、元喫煙人口が、人生の黄昏時に差し掛かるまで対象患者は増え続けるんじゃねぇの?
 タバコやめたって、そこまでの人生で20年以上タバコ吸っとるヤツは相応に肺がんリスクがあるわけやん。さらに、今その肺がんになりそうな連中って、今の60~70代って考えれば、人口比率では多分一番多い「団塊の世代」やん。あいつらものすごいヘビースモーカーやで。

 ちなみに、COPD患者の死亡率第1位はがんである。2位が心疾患。ほーらな。たばこと因果関係があるんだよ。がんっつーのはよ。
 ってやりたいトコだけどな。日本人全体の死因の第1位もがんで、2位も心疾患だもんだから、お話にもなんなかったりするんだよね。つまり、統計的にはまだ効果があったとは語れないのである。

 俺は、現在の政策が続く限り、それでも必ず効果が現れる時期がくると思っている。

【NCI】喫煙の減少が約800,000人の命を救った-NIHはタバコ規制政策およびタバコ規制プログラムの効果、さらなる肺癌死亡減少の可能性を検証
http://www.cancerit.jp/16737.html

 とまあ、こーゆー研究結果も出ている事だしな。この研究結果では、対象年代は1975年からの25年間となっている。

 なんにせよ、日本のタバコ政策の結果はこれから出るものだと思うのである。

人気ブログランキングへ

世界で一番やさしい 肺がん (知ってなおすシリーズ)