あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

竹島問題、ICJへ単独提訴の可能性

2014年01月30日 23時24分28秒 | 政治(安倍政権)
【日経】安倍首相、竹島問題で単独提訴を準備 代表質問で
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS30014_Q4A130C1EB1000/

 安部総理が、調子に乗っている。
 うん。推測にすぎないのだけど。どうもそんな気がする。

 なんか言動が軽い。彼がフェイスブックで情報配信を始めた時、事実ではない事を発信してしまったこともあったが、彼はこっそり削除で対応したりしていた。
 首相なんだから。第3者に事実確認ぐらい依頼できるだろうに。

 菅義偉官房長官のような重厚感とか、麻生元総理のような老獪さがないんだ。どうも見ていて聞いていてハラハラする。

 大丈夫なんか。
 選挙公約としてのTPP、消費税、靖国参拝の3つもそうだったけど。大口叩いて失望されないのか。

 どうも、最大野党・自民党総裁、安倍晋三の時代から、彼はビッグマウス&有限実行できているような気がする。綱渡りっていうか、運任せというか。

 実際、TPPも参加するハメになり、消費税も増税が確定し、靖国参拝も見送られ、安倍は嘘つきだと一度は失望されている。失望するような決断を選挙後にやっている。釣った魚に餌はやらないとは、まさにこの事だった。

 ところが、参加したTPP会合では、「どうせできっこない」と言われたタフなネゴをやっており、レームダック化して弱体化著しいオバマのTPP放置っぷりも日本政府への凄まじい追い風となって、TPPは頓挫寸前である。

 そして、功を焦った米バイデン副大統領の失策と、韓国の自滅、「今年度中に参拝」という言い訳ができるギリギリのタイミングが実は最強のタイミングに早変わりしたという、誰も予想できなかった年末の靖国参拝。

 神風が吹いた。正直そうとしか思えない。今にして思う。安部総理は運がいい。
 それ故、ハラハラするのである。でも、夢を見せてくれるビッグマウスだ。実現の可能性がほとんどゼロの「10年後の韓国」を語る半島の政治家とはビッグマウスの次元が違う。

 中国への対策についてはまあいいとして、韓国について、日本はアメリカのせいで大変な忍耐を強いられてきた。慰安婦問題、靖国問題…。現在、日韓関係は過去例を見ない程に悪化している。見方を変えれば、これ以上悪化できない。実際、靖国参拝なんぞ本当は安部総理が衆参ねじれ解消を実現した後であればいつでもできた。敵国は既に、歴史カードを切り尽くしている。

 竹島の不法占拠非難、国際司法裁判所への単独提訴。
 ずっと、日本が韓国に飲まされてきた煮え湯を知っている人ならば、ずっと望んできた事だったはずだ。今ならやっても韓国は何もできん。アメリカも強く出れない。

 安部総理は、やってくれるかもしれん。

 バイデン副大統領率いるアメリカは、韓国に融和的だ。あの理不尽な韓国の仕打ちに対し、米民主党政権は常に、日本がより積極的に韓国へ歩み寄るように日本を説得してきた。
 「竹島の不法占拠についての国際司法裁判所単独提訴」は、そのアメリカの方針におもいっきり逆行する。

 バイデンの説得をブッチした靖国参拝からこっち、安部総理は失うものは何もないかのような勢いで、脱亜路線を行こうとしている。

 きっと、アメリカからの圧力はあるだろう。既にかけられていると思う。
 でも、やってくれるかもしれん。
 ちょっと前までなら、無理だろうと思っていたのだけど。今なら少し期待してしまいそうな自分がいる。

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マンガ 尖閣・竹島・北方領土 ~知らなきゃヤバい国境問題~



新型万能細胞雑感

2014年01月30日 22時06分35秒 | サイエンス
 昨日、iPS細胞より有力視される可能性がある新技術のお披露目があった。
 産経は、朝刊も夕刊も、この記事がトップであった。

新型万能細胞開発した30歳女性研究者「『間違い』と言われ泣いた」
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/140129/lif14012921480046-n2.html



 これはいいニュース。

 この新型万能細胞、今朝の産経の報道を見れば、iPS細胞に比べて万能細胞の生成の成功率がはるかに高く、そして安全性も高いとの認識のようだが、様々な問題点がまだクリアされておらず、実用化の目処はこれからである。


▲万能細胞化、最初の3日間のもの。緑色のマーカーをつけている


▲STAP細胞由来の100%キメラマウス。緑色のマーカーがついたまま

 が。この技術は既存の常識を覆すものである。
 拒否反応を起こしたネイチャーの反応は極めて常識的だ。

弱酸性の溶液に浸すだけのごく簡単な手法で万能細胞が作れるという研究成果は、極めて常識破りで革新的な報告だった。それ故に、昨年春、世界的に権威ある英科学誌ネイチャーに投稿した際は、「過去何百年の生物細胞学の歴史を愚弄(ぐろう)している」と酷評され、掲載を却下された。

 背景には、悪名高き黄禹錫(ファン・ウソク:ヒト胚性幹細胞捏造事件の主犯。山中教授のiPS細胞細胞の生成成功まで、再生医療の分野で研究の世界的停滞を引き起こした悪魔)の事件があったのは想像に難くない。

 ここで注目したいのは、日本では、彼女の考えが叩き潰されず、ベテランの支持も得て論文も再提出し、陽の目を見た点だ。STAPの研究は昨日今日始まった事ではない。現在30歳の彼女は、STAPの研究開始時期にはうら若き20代なのである。ド新人だ。
 無論、彼女自身が素晴らしいのは当たり前なのだが、ネイチャーのように頭ごなしに潰さなかった、日本の周辺環境も素晴らしいと思う。

 昨今、日本の研究環境の劣悪さを語るマスコミ記事や識者の発言が増えていたのだが、日本もなかなか、捨てたもんじゃないなと思える「事件」であった。

 同じ事が、中国や韓国にできただろうか。彼女が中国人や韓国人であったなら、決して陽の目を見る研究ではなかったのではないかと思う。アメリカ人であっても怪しい。


 今後、日本の研究環境は国家的後押しもあって充実していく。麻生・安倍時代と再生医療研究環境は充実していっている。(この政権の間に、民主党の悪夢の3代政権が仕分けたのが玉に瑕だったが)

 確か、麻生氏だったと思うが、再生医療分野で、日本をトップランナーにしたいとの意思をもって、国家予算の分配を増やしていたはずだ。
 このまま、日本がこの分野で成功を繰り返して…、麻生氏の目の黒いうちに、彼の目指した方向性が花開いて実りの時を迎えてほしいと思う。

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生命の未来を変えた男 山中伸弥・ips細胞革命