あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

ヘイトスピーチ規制条例雑感

2016年01月19日 23時27分24秒 | その他
 世間はSMAPの話題でツイッターやら2chが落ちたりしているが、ウチは自前のブログについたコメントをネタに、独自路線を突っ走るのであった。
 そう。前回エントリに引き続き、今回もブログについてるコメントネタである。

「善悪は、それを用いる者の心の中にあり」

 科学者がよく使う詭弁である。
 同じ事が、治安維持法や人権擁護法に言えるだろう。

 なんか、多分1名だけだと思うのだけど、執拗にウチのブログのコメント欄で「大阪のヘイトスピーチ規制条例に賛同するなんてありえない」と意見を書いている人がいるので、一応補足しておこうと思う。

 条例内容を確認した(「案」しか見当たらない…)ところ、内容的に在特会をターゲットにしている事は明確であろう。しかし、その内容はこっちの思惑通り、「少数民族」に限定されたものではなかった。「日本人に対するヘイトスピーチ」は、大阪府民に募集された意見の中に散見もしていたので、それが反映された形なのだと推察する。

「大阪市ヘイトスピーチへの対処に関する条例案要綱(案)」(概要)
http://www.city.osaka.lg.jp/shimin/cmsfiles/contents/0000299/299848/youkouangaiyou.pdf

 定義には「ヘイトスピーチの対象は、人種又は民族に係る特定の属性を有する個人又は当該個人の属する集団に向けられたものとします。」となっている。日本人に対する差別も、対象と解釈できる。

 問題は、この条例を恣意的に利用可能であるという点のみであろう。

 条例内容は問題ない。後は「審査会」メンバーが、言わば裁判官役になるので、この裁判官達が恣意的に選択されるか否かを観察しなければならない。

 問題な条例となるケースを想像すると、言わば、こいつはBPOみたいな組織となると想像できる。アレは、テレビが不公平な情報を流そうとすると、局に圧力をかけたりする団体で、審査役員はキチガイな香山リカとかがいたりとか、そういう組織だったわけだが、三条委員会ではないし、強制性はなかった。クソみたいな組織であったが、害は少なかった。

 
▲香山リカってのはこんな人。

 そして、BPOについても俺は積極的に利用すべきだと考えていた。
 日本人に対する差別的な報道がなされたら、それをBPOに積極的に報告すべきだろうと思っていたのだ。(実際何回か俺も報告経験がある)で、その「日本人達」の話がBPOに無視されるならされたで、それをネットで叩けばいいと。そう思っていたのだ。(そして俺は2chで報告したうえで叩いたりしていた)

 今回の、大阪市ヘイトスピーチ規制条例はチャンスであろう。デモ等の実施場所が大阪限定なのは、実に俺にとって好都合。近所なのだ。面白そうであれば、ぜひ取材に行ってみたい。

 在特会の主張について俺は問題視していないのだけど、しかしデモの様子の動画とかで、彼らの問題ある表現を見た事はある。
 俺は、あれは規制されるべきものだと思う。

 が、在特会のデモのカウンターや、沖縄米軍基地での特定日本人達がやっている在日アメリカ人排他デモは、さらに酷い。五十歩百歩だろうが、酷いものは酷いのである。
 アレも、当然規制するべきなのだ。

 大阪市で結成される予定のヘイトスピーチ審査会は、逮捕者が出たりするしばき隊のカウンターデモの連中や、反米デモを無視し、在特会に特化できるかな?俺は密かにほくそ笑んでいる。

 と、言うわけで。俺は大阪市のヘイトスピーチ規制条例を、要注意とは感じつつ、容認しているのである。だって面白そうだもの。
 もし仮に、治安維持法みたいな強烈な言論弾圧機関と化しても、BPOレベルの害毒ぐらいと想像する。これは優秀なテストケースでもあると思うのだ。今回の大阪市を鑑みれば、国政レベルで人権擁護法案を三条委員会レベルで設立する事への反面教師ともなれるであろう。

 どっちに転んでも、ワリと都合がいい。酷い方向に転んだら、俺は叩きまくるだけである。

「あれに反対しないとか、愛国者としてありえない」

 ってなコメントがあったと思うが、「愛国者」とか強調すんのやめようよ。こっ恥ずかしい。愛国者ってのは強調するもんではないよ。教育現場としては、「愛国心教育」という方針を表出すべきだとは思うけどさ。それはまあ置いといて。

 あれに強行に反対している人。テレビでカラーボール投げつけて逮捕されてたニュースも見たけどさ。うーん。俺はあれ、あんま肯定的に見れないなぁ。

【産経】ヘイトスピーチ審議中に議場にカラーボール投げつけた男逮捕 「条例可決、阻止したかった」
http://www.sankei.com/west/news/160116/wst1601160032-n1.html

 別にいいと思うんだけど。自分の思想と違うからって、例えばウチみたいな主張を全否定するのは違うと思うよ。それは個人個人、考え方の相違ってやつだ。

 無論、アレを利用して日本人差別を強化しよう、自分達に反する思想は言論弾圧しようとする輩は存在するだろうけど、我々も、特定日本人と同じ「道具」を与えられたと思って、ここは大阪人として、頑張りどころではないかと思うのである。

 ああ。後はそうだなぁ。「小さく成立させ、大きく育てる」がモットーである政治の世界において、「小さくとも成立してしまった人権擁護法案」として問題視する向きってのは、あるのかもね。そこも、ちょっと誤解があるかな。
 例えば、国政で人権擁護法案を成立させる時、「どんな小さな権限でもいい。強制介入とか罰則規定なんて後から追加できる。ただし人権審査委員会は三条委員会とする線は譲れない」ってのがあるんだよね。

 ちなみに。俺は国政側の人権擁護法案も、三条委員会で成立しないのであれば、政府コントロールもできるし、やってみてもいいと思う立場である。

 治安維持法や原子力規制委は、政府のコントロールを離れ、独立機関として政府の活動を抑制できるから問題なのだ。人権擁護累計型の法案の成立については、その点を考慮し、三条委員会での成立だけは絶対阻止しなければならないと思っている。

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