あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

K・ギルバート「二重国籍問題、人種差別」

2016年09月12日 22時26分10秒 | 政治(安倍政権)
 現在、蓮舫の二重国籍問題に関して、マスコミ的には火消しの時期にさしかかっているように思う。連中、「もう十分だろう」という気分ではないかと思われる。

 とくにエントリタイトルとしたK・ギルバートの蓮舫擁護発言は強烈で、「なかなか上手い」と俺は思ったのであった。大げさにいうと、衝撃を受けた人もいるのではなかろうか。

「あの味方だと思っていたK・ギルバート氏が…」と。



 ちなみに、K・ギルバートの発言は概ね間違っていない(そこが憎い)。ウチのブログでも、蓮舫の二重国籍問題については、二重国籍の問題ではなく、悪質な経歴詐称という認識だったし、その経歴詐称問題も、かぎりなく黒に近いグレーで、立証は困難だという認識も主張してきたつもりだ。なんせ、「故意か否か」が争点となるだろうからな。

 同時に、主に右系の人に「逸るな」という警告まで、俺は主張したはずだ。

 ごくごく一部の右系の人の主張は、確かに人種差別的であったとすら、俺も思う。

 しかし、俺はこのK・ギルバートの発言には大きな問題があると思う。それは、ネットで蓮舫について発言されている人々をひとくくりにして「人種差別的」としているところである。これは、氏の嫌いなレッテル貼りではないか。

 実際、蓮舫の問題は最初の問題提起こそ二重国籍問題であったが、その後の推移は完全に経歴詐称問題で、嘘に嘘を塗り重ねて、次々と嘘が暴かれていくというところに問題があった。
 現在も彼女は自身を「日本国籍を選択した時から台湾籍を放棄している」と詐称しているが、新たに朝日新聞の記事でも、自身が現時点で台湾籍であるとした発言が発見され、これで過去、蓮舫が自分を台湾籍と認識していた発言の記録が3つ、判明した事になってしまった。

 
 ▲当該の朝日新聞紙面。蓮舫さんは「在日の中国国籍の者としてアジアからの視点にこだわりたい」と話した。と記載されている

 
 ▲ちなみに2例目は中国国内線の「飛翔」という雑誌の中。蓮舫が台湾籍である旨、記載されている

 ここまでくればもう、経歴の詐称についてはほぼ明らかであろう。
 そして、この記事に反応している2ちゃんねらーのレスについては、確かに人種差別的な発言が散見していても、根幹となった元記事の主張は、経歴詐称問題ではないのか。

 ならば、本来であれば経歴詐称で社会的に抹殺された記憶もあたらしいショーンKこと、ホラッチョ川上と、蓮舫は同じ運命を辿るべきと考えるのが、通常の感覚である。

 
 ▲最近みなくなった川上氏

 ところが、K・ギルバートはこれを「大した問題ではない」と一蹴した上、2ちゃんねるをはじめとするネットの騒ぎ全体を「人種差別的」と断罪したのだ。

 断っておくがこの論調、赤旗と同じである。

【時事】蓮舫氏国籍、問題ない=共産・小池氏
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016091200609&g=pol

小池氏は「父が外国籍だからということで排除するような議論は極めて差別的だ」とも述べた。

【ライブドア】ケント・ギルバート 蓮舫氏の二重国籍疑惑を一蹴「もっと厄介なのがいる」
http://news.livedoor.com/article/detail/11986329/

続けてケントは「そっちの方がよっぽど問題なんでね。蓮舫さんはそれほど大きな問題じゃないと思うんだけどね」「ネットでワイワイ騒いでるけど、これ人種差別に聞こえますね。彼女に関しては」と、ネット民にも苦言を呈したのだった。

 これをレッテル貼りと言わずしてなんというのか。

 冒頭、俺はK・ギルバートの発言を「上手い」と表現したが、それは何故かと言うと、反発を買いそうな台詞に、保守派を納得させるような毒をまぜまぜして、過激な「人種差別」部分を薄めて発表したからだ。

 しかし、それははっきり言って論点ずらし以外の何者でもない。自身を応援してくれている人に叩かれないように、これまでの自分の主張と矛盾しないような注意を払い、なおかつ全体的な発言内容でも矛盾しないように。細心の注意が払われた一言なのだ。

 見事である。

 そして、過去エントリで何度も、K・ギルバート、マイケル・ヨン氏、テキサス親父など、俺は彼ら日本を応援してくれる外国人を大切にした方がいいとも主張してきたはずだ。

 では、K・ギルバートを叩かない方がいいのか…?それは否。断じて否である。

 間違った事を間違ったまま放置する事は、必ず後の禍根となるのである。
 それは、韓国に対する対応で、日本人はよく知っているはずだ。

 よって、ことさら袋叩きにする事はないとは思うが、言いたい事を言うべきなのである。妥協なんぞ、糞食らえだ。

「K・ギルバートよ。お前は今回間違った!」

 そして、日本の保守派には、考察する義務がある。
 なぜ、日本の保守論壇に大きな影響力を持っているK・ギルバートは、キレ者なのに、こんなリスキーな発言をしたのか。あるいはさせられたのか。

 裏に何か意図があった可能性は、考えておかねばならないだろう。この辺りの事情が、日本という国は、米中のパワーゲームの場であるという、俺の基本的認識に繋がっているのである。

P.S.
 ところで、蓮舫は現在台湾籍ではなく中国籍と盛んに言及しているが、これはその方が彼女にとって都合がいいからだろうと思われる。中国の国籍法では、他国籍取得時に自国籍が消滅するからだ。蓮舫が台湾国籍ではなく、中国国籍であるならば、少なくとも初期の蓮舫の発言は矛盾しなくなる。…まあ、これだけ紆余曲折があると、もう後の祭りなんだけどね。
 そして、この発言により彼女は台湾を国と認めておらず、中国の国内法を優先する発言をしてしまった事は間違いない。国籍を放棄したとはいえ、我が身可愛さに祖国を蔑ろにする奴に未来はない。

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