あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

リベラルの終焉3

2016年12月05日 23時24分07秒 | Weblog
【時事】ポピュリズム、欧州を覆うか=仏独選挙に影響も-伊国民投票否決、分断の民意揺れる
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120500517&g=int

 最近登場したレッテル貼りといえば、俺は「ポピュリズム」という言葉ではないかと思う。

 もちろん、ポピュリズムという言葉は古くから存在しているが、俺にはどうにも、ポピュリズムという言葉が、識者による「愚かなる一般大衆」を見下した言葉のように聞こえて仕方がない。

 例えば、欧州の反移民政策を「ポピュリズム」と呼ぶ向きがある。
 地球規模で考えるなら、難民問題は全人類の共通命題なのだから、みんなで少しずつ負担を分かち合い、可哀想な人々を救おうという発想である。

 それに対し、自国民が犠牲になっている現実を見て、自国民より難民を優先する事が間違っていると、移民に対して攻撃的な姿勢を示す事を、「自分勝手である」と解釈し、弾劾する過程で「ポピュリズム」という言葉が使われ、罵るのである。

 誤解なきよう一言断っておきたいのだが。難民政策自身は別に、俺は間違っているとは思わない。ただ、やっぱりやりようはあったと思う。難民の生涯を政府がサポートするのではなく、自立できるプログラムあってこその、難民受け入れであろう。それができないのであれば、移民なんてものは受け入れるものではない。
 捨て猫を拾ってきて、それを最後まで面倒をみきれないもの「無責任」と呼ぶものだと俺は思うのだが、難民受け入れも同じではなかろうか。

 現在、世界各地でさまざまな難民受け入れの政策が行われ、それが失敗に終わっている。どこを見ても、失敗していると思う。比較的うまくいった例で言えば、日本が受け入れた在日韓国人だと思うのだけど。これにしても現在まで大きなシコリが残っている。比較的成功した事例だとは思うが、それであっても成功したとはとても思えない。

 移民政策は失敗しているのだ
 そして、移民政策を実施したのは、時の政権であろう。失政であれば、国民に謝罪し、責任を取らねばならない。猫を拾ってきて面倒をみきれない奴は無責任なのだ。

 しかし、そこで逆に、反移民政策を唱えるものに「ポピュリズム」とレッテルを貼り、批判をする連中が、移民政策を遂行した連中。リベラリストなのである。

 トランプ旋風も、今回の欧州の右派の躍進も、日本の安倍政権誕生も、台湾の蔡英文政権の誕生も、左派政権の失敗に嫌気が差した国民の選択である。

 つまり「左翼の失敗を見た国民が、左翼を見限った結果」なのだ。

 これのどこがポピュリズムなのか。

トランプ氏勝利で勢いを増すポピュリズムの波が、このまま欧州を覆うのか。各国で警戒が広がる。

 少なくとも、日本語で読める記事では、最近の政治の流れは「大衆迎合的」と世界中が言っているように思う。

 俺としては「左派(メディア)の失墜に勢いづく右派勢力」が正解であり、大衆迎合的とはカケラも思わないのだけど。

 ポピュリズムを連呼するメディアを見てると…。「悪いのは俺らサヨクメディアじゃない。大局を見れないポピュリスト共だ」って言ってるように聞こえないか。

 いーや。悪いのは失敗しても他人のせいにするリベラリストだよ。

 俺はそんな風に思っている。

【関連】リベラルの終焉2
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/9ef6c42dc4b9b5f9bfcaca0906536a8a

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