ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

散歩道・釣川

2008-11-11 10:43:09 | ときのまにまに
先に紹介した正木晃氏の『宗像大社・古代祭祀の原風景』(11月4日ブログ参照)に宗像氏が日本海を中心に果たした役割について、次のような論述がある。 先ず、ムナカタという名称の語源を探求し、「胸形」「胸肩」等からの展開で、もともとは海に生活の根拠を持つ「海人族」であったと推定し、その上で、下記のように述べる。 . . . 本文を読む

たまには「純」もいかがですか

2008-11-10 11:26:04 | ときのまにまに
ブログ「ぶんやさんち」とブログ「落ち穂拾い」を読んでくれている知人から、数日前にお葉書をいただきました。文頭に「主の平和! たまには ”純” もいかがですか」と書かれていました。出だしが「主の平和」ですから、差出人はキリスト者であることには間違いありません。でも、この謎めいた「たまには・・・・・」が、どうしても理解できません。それ以後、ずっと考え続けています。 . . . 本文を読む

美味しいご飯(お米)について

2008-11-09 21:03:10 | ときのまにまに
わたしは美味しいご飯(お米)にこだわりがある。よく、ご飯が美味しいと、おかずはいらないという声も聞くが、確かにその言い方にも一理あるが、それよりもご飯がおいしいと、おかずも美味しいという言い方も出来る。 最近、北九州在住の友人から美味しいお米をいただいた。その友人も美味しいお米にこだわり、このお米を作るお百姓さんと親しくなり、家族で食べる1年分のお米をその人から購入するという。確かに、美味しかった。 その数日後、先日紹介した福島君の汗の結晶を分けてもらい、食した。これも、確かに美味しい。いずれも劣らず、美味しい。百姓さんが手抜きせず、気を入れて作ったお米は文句なしに美味しい。 . . . 本文を読む

『日本の思想』、初版以来46年で第86刷

2008-11-08 20:12:29 | ときのまにまに
今日は久しぶりに博多に出たので、ついでにヨドバシカメラの3階にある「あおい書店」をのぞいた。結局、現在進行形(読みかけ)の本が数冊あるので、何も買わないで1時間ほど書棚を眺めて過ごした。近頃の大型書店は、「立ち読み」には寛容で結構楽しい一時であった。 それで、昨日も触れた、丸山真男氏の『日本の思想』が現在何刷りまで行っているのかと思って手に取ってみると、2007年12月5日の印刷が86刷ということである。わたしの手元にあるのが初版以来10年目の1971年9月10日印刷で第20刷なので、大雑把に言って、はじめの10年で20刷、46年目で86刷ということは初版以来毎年2回印刷発行のペースを維持していることになる。これはこの種の本としては驚異的記録である。 . . . 本文を読む

岩波新書創刊70年

2008-11-07 17:43:52 | ときのまにまに
今年の11月で、岩波新書第1号、D.クリスティーの『奉天30年』(1938.11.20)が出版されて70年になるという。刊行点数2600点、総売上部数2億冊を超えるという。確かに、このシリーズが与えた影響は大きい。わたしもずいぶんこのシリーズにはお世話になった。今も、すぐに数冊は思い出すし、その内のかなりのものは、数回の引っ越しの際の処分を免れて今も書棚に残っている。 . . . 本文を読む

次期アメリカ大統領にオバマ氏が選ばれました

2008-11-05 16:47:14 | ときのまにまに
世界の注目のうちに、心配されたブラッドリー効果もなく、アメリカの次期大統領にオバマ氏が選ばれました。まずは、おめでとうございます。 今日の午後、オバマ氏の勝利演説をテレビを通して聞きました。なかなか力強い演説で、しかも原稿なしであれだけの演説が出来るということは、すごいと思いました。ジョン・F・ケネディーの演説を思い出しました。 . . . 本文を読む

正木晃著『宗像大社・古代祭祀の原風景』(NHKブックス)を読んで

2008-11-04 10:48:21 | ときのまにまに
日本を代表する宗教学者・正木晃氏は『宗像大社・古代祭祀の原風景』(NHKブックス)の「はじめに」の冒頭で下記のように述べている。この文章は、この本全体を詳細に読めば、宗像神社および沖ノ島について、いかに的を射た言葉であるかが、よくわかる。 <荒海で名高い玄界灘の真ん中に、神々しい姿の小さな島が浮かんでいる。それが、沖ノ島である。 . . . 本文を読む

身辺的日常性

2008-11-03 16:56:52 | ときのまにまに
去る10月30日午後6時から、麻生首相の追加経済対策についての記者会見があるということで、ある種の「期待感」を持って、テレビを見た。事前の仰々しい宣伝ほどのこともなく、内容もほとんど事前に知らされていたことの繰り返しにすぎなかったし、記者たちの質問のレベルも低調であったのでがっかりした。 . . . 本文を読む

ドルは金の代わりにはならない

2008-11-02 18:00:05 | ときのまにまに
去る10月16日付のこのブログで「為替レートのことがわからない」と問題を投げかけたましたところ、早速友人の一人が、これを読めばわかると言って、一冊の本を紹介してくれました。三國陽夫著「黒字亡国――対米黒字が日本経済を殺す――」(文春新書)です。わたしの疑問に直結する題名なので、すぐにでも読みたかったのですが、暫く読まねばならない本があり、先日やっと読み始めました。 わたしにとってはまったく別世界のようで、そう簡単に理解できませんし、もちろん感想など書けませんが、ただ一点だけわかったことがあります。それだけ十分という感じです。 . . . 本文を読む