今年も、北川チハル WEB Site をごらんくださり、ありがとうございました! 2007年、年女だったわたしはね、ほんとにいのししみたいにまっしぐら、いろんなことに挑戦できて、楽しかったです。みなさんは、どんな年でしたか?
年末年始も仕事は山積みなのですが、お正月くらいはね、何年ぶりかに着物などきて、まったりすごしたいなと思っています。
2008年が、みなさんにとって、よい年となりますように!
わたしも、がんばりますよ。仕事にあそびに!
原稿書きのほかにも、1月、2月は、おはなし会のイベントがつづくので、ここをごらんになっているかたとも、どこかでお会いできるかな?と楽しみです。
「ふたごのあかちゃん」のうたをつくったので、2008年は、いろんなところで、弾きがたりしちゃいますよー。
来年も、北川チハルをサイトともども、よろしくお願いいたします。
みなさん、どうぞよいお年をお迎えくださいね。
絵本やおはなしをつくるとき、願うことがあります。それは、わたしの書いた物語の「おしまい」が、読んでくれた誰かさんにとって、すてきなできごとの「はじまりはじまり~!」になりますように…ということです。
たとえてみれば、こんなこと。
本を読んだ子、あるいは読んでもらった子が、あるとき、あるおはなしの、ある場面を思いだし、ふと、まねをしてみたくなる。
くちびるをつきだして、タコタコ星人のダンスなんかをソロソロユラーリ、おどけておどってみたりする。
すると、よっぱらって帰宅した父ちゃんが、わけもわからずまねをして、オカンムリの母ちゃんがふきだして、ふたりはアレレ、いつのまにやらナカナオリ…なんてことになったらば、それはもう、作者のあずかり知らぬ物語の「はじまりはじまり~!」になるのです。
わたしの書いたおはなしは印刷されて、何千何万、一字一句もたがわない本の形になりますが、それを読んでくれた方たちの、その後の現実世界のできごとは、唯一無二の物語。
いったいどんな物語が、はじまるのかな? いえいえ、わたしがなにを書こうとも、なんにもはじまりやしないかな? それは神のみぞ知る境地。
できれば、わたしのおはなしのおしまいが、読者のみなさんの幸せなひとときのはじまりになりますようにと願わずにはいられません。
そこでわたし、とろりとろりと考えました。自作の本からひろがる、いろんなあそび。
クイズ・まねっこ・なりきり、ゲーム。歌や手あそび、楽器あそび。お絵かきごっこ、親子で工作タイムも、おもしろそう…。
小さな読者さんから大きな読者さんまで楽しめちゃうあそびをと、欲ばる作者が、じつは、いちばんあそんでいるのかも?
これまで、読みがたりをメインに、おはなしライブを年に数回催しました。
これからは、もっとおはなしあそびを取り入れて、さらに楽しいイベントにしていきたいな。自治体からのお声がけで、子育て応援事業にも参加の予定。
かつて、わたしが保育士だったころ、「子どもとどんなふうにあそべばいいの?」と悩むママさんたちに出会いました。
子どもも大人もハッピーになれちゃう時間を、絵本やおはなしの世界をとおして、お届けできたらうれしいです。原稿も、ちゃーんと書きつつ、母親業も、どうにかこうにか、こなしつつ。
■京都新聞 2007年12月18日 丹波ワイド版 口丹随想掲載
絵はおかべりかさん。
北川チハルの「いちびりロック」収録。
日本児童文学者協会・編、岩崎書店発行の「勇気が出る!」動物アンソロジーです。
「いちびりロック」のモデルはわたしが保育士だったときに育てていた鶏、横斑プリマスロックのひよことAくん。取材に応じてくださったOセンターのY氏にも感謝。
おねがいちびワニ (動物だいすき! 3)日本児童文学者協会岩崎書店アマゾンで詳細を見る |
絵は本橋 靖昭さん。
北川チハルの「不吉のオーラ」収録。
国土社発行の怪談アンソロジーです。
「不吉のオーラ」は、ぜんぜん役にたたない?ふしぎな能力をもっている女の子のおはなし。
死者の町行き幽霊電車 (怪談図書館 3)国土社アマゾンで詳細を見る |
*岩崎書店の動物だいすきシリーズ3、まもなく発売予定です。短編を書きました。表紙画像ができたら、アップします。それまで、須磨海浜水族園のおさかなさんたちをごらんになって、おまちください。
わたしはいま、連載6月号のおはなしの入稿をおえまして、いや~めでたいね!と、ほっとしているところです。みなさん、よい週末、よいクリスマスを!
先日、神戸で船に乗り、デッキで「およめにおいで~っ♪とか、ここで弾き語りしたら、きンもちいいだろねー」とけたけた笑っていましたら! めずらしく風邪をひいてしまったわたしです。しばらく家にこもってました。みなさん、風邪には気をつけてくださいねー。
■お知らせ■
*12/18 京都新聞丹波ワイド版に北川チハルの口丹随想が掲載される予定です。
*国土社の怪談図書館3、まもなく発売。短編を書いています。
*12/28-1/6 冬休みになります。よろしくお願いします。
「クリスマスツリーはいつ出すの?」
娘に聞かれ、「えっ! もうそんな時期……?」
12月に入ってすぐ、とあるひとの「おかえりなさい会」をしたり、東京からお越しの編集さんとお会いしたり、いい楽器屋さんをみつけたり。
今年はじめて実をつけた庭の花梨をはちみち漬けにしたり、キッズブックらいぶの打ち合わせや娘たちの参観&懇談に出かけたり。
連載の打ち合わせや新しいジャンルの絵本原稿をいくつか書いたり、おくったり、娘たちとカナイで「およげ!たいやきくん」を演奏したり……の日々でした。
いまはエッセイ1本、連載の原稿を1本書いてます。年内に、もう1本短編の……せめて下書きくらいは仕上げたい。
もうすぐ来春刊行予定の絵童話のゲラがあがってくるそうです。
あたらしい絵童話の刊行も決まりました。こちらはね、沖縄民謡のあいのてっていうのかな、「アイーヤ アイーヤ アイーヤ サッサ!」っていうのが、書いてるあいだじゅう、ずっと頭のなかにひびいてたんですよ。絵は、どなたにお願いしようかと、いま編集さんと相談しているところです。楽しい本をみなさんにお届けできたらうれしいな。
2007年12月号の生協機関紙「こーぷ・しまね」にて、
『パーティーがはじまるよ』
『まほうのケーキをつくりましょ』が紹介されました。
(連載 心の栄養とれていますか…)
■文・村尾靖子氏