生フルーツたっぷりのケーキにしてね、というので
長女の誕生ケーキは、
パイナップル、キウイ、マンゴー、さくらんぼを
つかってデコレーション。
スポンジがうまく焼けました。
「11歳になった感想は?」
と尋ねると
「実感ないよ」
「じゃあ、12歳になった自分を想像したら、
どんなふうになってると思う?」
「う~ん。たぶん今よりもっと
いろんなことしてて、忙しくなってるかなぁ」
そう答える彼女は、
12歳になっても顔にクリームつけて、
ケーキをほおばっているのかな。
7歳の妹からもらった手作りのプレゼントに
うまくこたえられずにいちびって、
泣かせちゃって泣いちゃって。
あまえたり、あらがったりがごちゃまぜの
心をときどきもてあまし、
とまどいをさらけだす彼女はまぶしいです。
「理由はわからんけど、
おかあさんのいうことに、いちいち反発したくなる。
なんでやろ?」
ちょっとまえ、彼女がわたしに言った言葉。
ああそのときがきたのだと、
心の準備もないままに、
わたしはただうろたえをかくすみたいに、
発作的な不敵な笑みで
「そういうときは、すきなだけ反発したらいいんだよ。
だいじょうぶ。まだまだ
あんたにゃ負けヘンでぇ」
なんていっちゃったんだけど。
そういえば、
「どうしてそんな目で親を見る」
と昔はじめていわれたのが、
彼女と同じ年でした。
母親なんてばっかみたい
やってらんないよ
と思う瞬間が少しづつ
ふえてきた気もするけれど、
それ以上に、わくわくする自分がいることにも気づいちゃって
あきれたもんです。
長女よ。
わたしたちは、これからいったい
どんな親子になるんだろうねぇ?
彼女の心に吹き荒れた、
かわいい嵐が去ったあと、
少女の秘密を見せてくれました。
この変わり身。
オトメゴコロはわからんです。
わからなくってもいいもんね。
毎日いっしょにおいしいごはんをつくって食べようね。
ときどき、あまいお菓子もつくろうね。
食欲バンザイ。
今夜は月がきれいです。
午前中、
ある出版社の部長さんと駅前のミスタードーナツで打ち合わせ。
亀岡駅周辺って、びっくりするぐらいお店がない……ということに、
市民生活10年目にして気づきました。
夕方、
「ふたごのあかちゃんとにげたとら」の
ラフを受け取りました。
迫力のワイドページ、ぞくぞくするほどすてきです!
「ふたごのあかちゃん」ファンの方、どうぞ期待していてくださいね。
はたこうしろうさんのラフ画に
編集さんが文をのっけてくださったダミーをまえに、
はやくも1作目をこえる手ごたえを感じたよ。
きょうは、長女の誕生日。
11歳になったって。
彼女は学校、わたしは仕事だったので、
明日ケーキを焼いてお祝いします。
ともだちからもらったプレゼントや
遠方からの電話(一番遠かったのは韓国)に
よっぽどうれしかったのか、
風呂上がりにタオルをかぶり、
ひょっとこのまねなどしている娘の足は、
もう母よりも大きくて。
わたしは11年前のことを思い出しておりました。
あの日のこと、わすれないなぁ。
今日みたいに
ふったりやんだりのお天気だったっけ。
誕生日に満開だったら嬉しいと
庭に植えた紫陽花が、
彼女のいちばんすきな色に染まってみごとです。
昨夕、おひさしぶりの編集Hさんから
うれしいお電話がありました。
とても励みになりました。
来月中旬には〆切が3本重なっているけれど、
だいじにだいじに推敲し、
待っていてくださるHさんに
今進めている原稿をお渡ししたいと思います。
暖冬の影響でお正月から
庭に咲いていた赤い花びらのみにばらは、
もともと西の花壇にあったものから株分けされ、
東の花壇で根をはっていたのでした。
ところが。
株分けされた西の花壇のみにばらは、
なぜか今年はきれいな桃色の花を咲かせたの。
去年まで、たしかに赤いばらだったのに。
どうして花の色がかわったの?
ふしぎです。
北川チハル Web Site は
下記のアドレスへ 引越しいたしました。
お手数ですが、<リンク>、
<お気に入り>や<ブックマーク>などの
ご変更をお願いいたします。
今後とも、北川チハル Web Site を
よろしくお願い申し上げます。
新アドレス http://chiharu.yokochou.com/
チハル(ドット)横丁(ドットコム)と覚えていただけましたら嬉しいです。
旧アドレスにつきましては、2時間ほど
切り替え作業のためアクセスできない状態になっておりました。
ご心配、ご迷惑をおかけしましたこと、
お詫び申し上げます。
また、各関係リンク先は順次切り替え作業をすすめてまいります。
よろしくお願いいたします。
東京からお越しくださった編集さんと
総持寺の沖縄料理店で打ち合わせをしました。
総合保育絵本連載の仕事について、です。
2008年4月号から2009年3月号まで一年間、
こどもたちの園生活を
たのしいお話にしちゃいます!
今年度のお話を担当されているのは
たかどのほうこさん&つちだのぶこさん。
そりゃもう遊び心てんこもり!
わたしはどんな世界でこどもたちと遊ぼかな?
と、考えるのは至福のとき。
ところで、お店の沖縄(八重山)料理、
とってもおいしかったです。
またいきたいなと思ったくらい。
ただ今日のランチは品数がとっても多くて
最後のソーキそばが
おなかに入らなかったのが残念でした。
それから、お店の音楽のボリュームが大きくて……。
お願いして、音量を少し落としてもらったのだけれど、
それでも、なんだかハイテンション!な感じで……。
大阪の喫茶店や食べ処って、
BGMのにぎやかなところが多いような気がします。
土地柄かなあ?
家のまわりを草刈しながら木苺や青じそつんで、
クモの赤ちゃんたちの「まどい」をみたり、
庭のブラックベリーに花がさいているのをみつけたり。
ブラックベリーが実るのは真夏です。
完熟しないとすっぱいです。
またプリザーブかジャムかなぁ。
きのうは仕込んでいた梅ジュースをつくり、
のこった4キロの梅はジャムにしました。
さくらんぼのときもそうだけど、
とにかく種をとるのがたーいへん!
その点、ブラックベリーはらくだけど、
ジャムやジュースばかり作っちゃって、
なんだかベトベトした毎日で、
もう大量の砂糖はみたくないよと思いながら
赤じそジュースは体にいいよね、と
今日も赤じその種をまく。
もうおそいかな?とも思うけど、
冷涼地では、まぁだいじょうぶではないかと。
東京日記その23(5月20日)
朝起きて、荷物をまとめ、
泊まり先の羽村をあとにし、東京駅へ。
娘たちが、おみやげよろしくっていってたな、と思い出し、
リクエストの「花の子ぶた」まんじゅうを買って、
留守の間、お世話になってる方たちのお顔を思いだすたびに、
ふえていく袋をかかえ、
ようやく新幹線に乗り込みました。
車内で『河童のクゥと夏休み』を読みました。
この夏公開されるアニメ映画の原作、
木暮正夫先生のご本です。
今回の東京出張では結局スケジュールの都合で、
群馬でひらかれた先生の追悼展へ行くことは
できませんでした。
でも……それでよかったと思っています。
わたしはまだ、おだやかな気持ちで
そこに立つ自信がないのです。
そのかわりのように、
会場へ足を運んでくださった方がいらっしゃいます。
あらためてここにありがとう。
帰宅すると、仕事部屋の机の上に
次女からの手紙が置いてありました。
出張のあいだ、まめに電話はしていたのですが、
「きゅうにさびしくなっちゃったら、手紙を書いてね」
っていってあったわたしのことばを覚えていたのでしょう。
手紙は、こうでした。
ママへ。
さみしかったけど、
ママのこえが(電話で)きけてうれしかった。
ママがげんきでうれしかった。***より^0^
それにしても、いったいどれだけかかって、
わたしはこの東京日記を書いたのでしょう。
ながらくおつきあいくださいました皆様、
ありがとうございました。
(The end)
東京日記その22(5月19日)
神楽坂の日本出版クラブ会館へ駆け足で走っていくと、
すでに、2007年度文学賞贈呈式・表彰式は
はじまっておりました。
日本児童文学者協会賞(草野たきさん)
日本児童文学者協会新人賞(管野雪虫さん、鈴木レイ子さん)
三越左千夫少年詩賞(いとうゆうこさん)
長編児童文学新人賞(洗井しゅうさん)
日本児童文学者協会評論新人賞(諸星典子さん、井上乃武さん)
会場の入口付近は人があふれていて、
すごい熱気。
身長148センチ(ちなみに足は21センチ。関係ないか)のわたしは
爪先立ちで受賞者さんのスピーチを
聞いておりましたが、途中、
係の方がご案内くださって、ずずずいっと前まで。
(え? こんなに!っていうくらい!)
日本児童文学者協会は、入会してそれほどたっておらず、
日本出版クラブ会館での懇親会もはじめてだったので、
少し心もとなく思ってましたが、
これまでにお会いしたことのある編集者さんたちが
お声をかけてくださって、とてもうれしかったです。
会員の方もお顔がちっともわからなくて、
なんだか緊張しちゃって名札をじっと見ることもできなくて、
その反動でしょうか、
わずかに知ってる作家仲間や編集さんを
見つけると、なんでかころころ笑いあっているうちに、
会はあっというまのおひらき!
ほんとうに、わたしはいったいなにをしていたんだか、
という感じでしたが、
17日の会でご挨拶できなかった
尊敬する先輩作家の越水利江子さん、
昨年60周年記念の会のときに、
とても親切にしてくださった川北亮司先生、
そして、会長にご就任された那須正幹先生と
ちょっとだけお話できたことが幸いでした。
那須先生には、はじめてのご挨拶でした。
とても気さくに蛍の話をしてくださったことが、
いまも心にのこっています。
懇親会のあとは、
日ごろお世話になっている編集さんたちと
「ワイン党もビール党もウイスキー党も、
いいからとりあえず日本酒のめ!」の居酒屋へ。
(ちなみに、わたしは日本酒党)
そこで、あんびるやすこさんと
ご一緒させていただきました。
「なんでも魔女商会」シリーズが出たときから
母娘そろってあんびるさんのファンだったので、感激。
電車の時間があったので、早々に失礼しましたが、
途中まで送ってくださった編集さんと
歩きながら、電車のなかで、本づくりの話をしました。
話のなかで、その方の本に対する想いを感じ、
この方といっしょにお仕事できてよかったな、
またご一緒させていただきたいな、
と思った東京最後の夜でした。
(To be continued)
東京日記その21(5月19日)
従来のカーネーションにはない色をもつ
「ムーンダスト」は最新の科学研究成果なんだとか。
これまた、もともとない色の品種をつくった
青いバラも展示されていましたが、
(こちらは撮影禁止)
珍種と凡種に美しさの差異はない、と感じました。
人間にとって「花」とはいったいなんでしょう……。
ムーンダストの花ことばは「永遠の幸福」。
いろいろ考え、得るもの多き空間でした。
植物の学名の基礎を築いた分類学の父、
カール・フォン・リンネ(今年で生誕300年!)の
貴重な展示をながめたあとは、
4月17日にオープンしたばかりの日本館へ移動。
企画展
<相模湾の生物、きのう・きょう・あす>や
常設展をかけあしで。
閉館までねばりましたが、
地球館のほうは、まったく見れずじまいでした。
ここは、何度も足を運ぶところだね!
と思いながら、電車に飛び乗り、神楽坂へ。
(To be continued)
東京日記その20(5月19日)
お目あての特別展<FLOWER~太古の花から青いバラまで~>
は、ほとんどが撮影可、となっていました。
カメラを取りに戻るにはかなり時間がおしていて……
あとで図録を買うことにして、とにかく携帯カメラで間に合わせ。
やっぱり携帯カメラの写真では、いい色がでませんでした。
写真の花は、花の色を研究しているものにとって、
究極の青い花、なんだそう。
ほんものです。
(To be continued)
東京日記その19(5月19日)
午後から取材のため、東京・上野公園の
国立科学博物館へいきました。
ひろい!
館内も、歩きがいがありそうです。
展示品はもちろん撮影禁止だよね、と
かばんと一緒にカメラもロッカーへ預けたところ……
(To be continued)
「びちゃもんさん」へ
読者さんからうれしいご感想メールをいただきました。
びちゃもんさんは、雨の神様。
雨の神様が、あんなにかわいいBABY神様なんて!
と。
わたしの家の玄関の
つるにちにちそうも、そろそろ花の終わりの気配をむかえ、
いよいよ梅雨がやってきました。
はじめてさせていただくお仕事の
資料が届き、
この方のあとにつづくんだ……と
おそれおおい心持ち。
でも、やってみたいお仕事です。
とても楽しみなお仕事です。
昨日の夜、考えたこと。
さびしいときにさびしいと、
素直になれない、とてもブキヨウなひとのこと。
さびしさがはいりこんでしまわぬよう、
心にふたをすることを覚えてしまったひとのこと。
ふたのうえをつるつるすべり、
とんでいったさびしさは、いったいどこへいったかな。
今日は、これまでどういうふうに書こうか、
なかなか定まらなかった黒いひよこの話の初稿をラストまで。
新しい仕事のお話をいただきました。
どきどきどき。わくわくわく。
『もうすぐってどのくらい?』への
うれしいおたよりと、ありがたいおたよりを
いただくたびに、だいじにだいじにながめています。
庭の花梨は、ながめても、ながめなくても、
毎日ちゃんと少しづつ、
ふくらんでいくのだから、りっぱだなぁ。
とりとめのない、ひとりごと。