鏡海亭 Kagami-Tei  ウェブ小説黎明期から続く、生きた化石?

孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン)

生成AIのHolara、ChatGPTと画像を合作しています。

第59話「北方の王者」(その1)更新! 2024/08/29

 

拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、

ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら!

小説目次 最新(第59)話 あらすじ 登場人物 15分で分かるアルフェリオン

不壊の大楯で奇跡開く守護者、アダマス・モードを先行公開!

連載小説『アルフェリオン』、昨日6/28公開の第53話(その4)はいかがだったでしょうか。ここのところ、小説本編ではルキアン視点での物語が進展しておりますが(彼は主人公なので当然といえば当然ですね。笑)、その一方で大局的にみると、「レンゲイルの壁」をめぐる決戦が気になるところです。


本日は、この決戦にて初登場するアルフェリオンの新形態、アダマス・モードの画像を先行初公開です! 例によって、まずAIのHolaraさんが元絵を生成し、その元絵を鏡海が加筆・修正するというタッグを組んで作られました。


あれ? アルフェリオンにしては普通……の騎士型っぽい姿ですね。先日公開されたテュラヌス・モードのアルフェリオンは、狂暴さ・邪悪さに満ちた(笑)、ラスボス的な印象でしたが。ルキアンの怒りが形になったような、ただ憎しみをぶつけて戦うために生まれたようなテュラヌスに対し、アダマスは、むしろ冷静に自身の役目をみすえたルキアンが呼び起こした形態です。

アダマスは防御に特化しています。アルフェリオンの様々な形態の中でも(ただし、アルファ・アポリオンは当然除く)、防御力は随一です。RPGでいうところのタンク、楯役というのか、そういう感じですね。分厚い甲冑と、何より巨大な楯を有する見た目から、防御力が高いことは容易に想像できますが、実は結界・バリアを張って防御することにも長けています。上掲のスライドにもある「メタ霊子結界」はその代表的なものです。

反面、アダマスには派手な武器はありません。特に飛び道具はゼロに等しいです。強いていえば、唯一、ランブリウス(アルマ・ヴィオで呪文を使うための空中魔法陣描画ユニット)を飛ばして、攻撃魔法を使うことはできると思いますが……。肝心のルキアンが攻撃魔法を知らないんですよね。

それでも、アダマスは大型のMTソードを持っており、機体のパワーもあるため、近接物理戦闘の攻撃力は地味に高いです(アルフェリオンの全モード中、テュラヌスに次ぐパワーがあります)。何より、とにかく硬いですし。

いや、それよりも、エレオノーアが、アダマスのPR画像で目立ちまくっています!(笑) なんだか、彼女がアダマスを覚醒させ、メタ霊子結界を展開しているようにも思える書きぶりですね。

そもそも、それはどういうシチュエーションなのでしょうか……。ルキアンがアダマスに乗って戦っており、そこにエレオノーアが一緒にいるような。いま、ルキアンはシェフィーアさんに会うためにミルファーンの王都に向かっており、もうすぐ議会軍・ギルドと反乱軍の間で起こる「レンゲイルの壁」での決戦とはまったく違う動きをしています。ルキアン、どういう経緯かは分からないにせよ、いずれ決戦に戻ってくるのでしょうか。そのときにエレオノーアが同行してくるのでしょうか!? すると、エレオノーアは、常に主人公と行動を共にするパーティーの仲間ということになります。もう、ヒロインはエレオノーアで確定?(苦笑)なのでしょうか。

先日公開の第53話(その4)でも、エレオノーアがぐいぐいと前に出て来ましたね(笑)。ルキアンとエレオノーアの初めての出会い、の回でした。エレオノーア(ルキアンの前ではまだエレオンと名乗っていましたが)の突拍子もない発言のために、ルキアンがお茶を吹いたシーンは、シリアスなこの小説にしては珍しい感じでしたね。

ちなみに第53話(その4)は、シェフィーアさん本人は出てこない回なのですが、でも彼女を中心に置いた内容です。シェフィーアさん、色んな意味で衝撃の過去!でした(詳しくは本編で)。もっとも、彼女が危ない人であることは、以前にレイシアと砂州を散歩しながら会話していた場面に出てきましたが。ただの人殺しではなく、騎士という名のそれに踏みとどまる云々と言っていたあたりですね。地面に槍を突き刺して。

しかし、そのシェフィーアさんのエピソードも……割り込んできたエレオノーアが目立ちすぎて、途中から彼女に全部持っていかれましたね。思ったより積極的な子なんですね。いや、あの積極さは、運命の「おにいさん」(笑)、真の闇の御子であるルキアン限定です。誰にでもあんなふうな、ルキアンいわく「距離感の変わった子」であるわけではありません。

アダマスの話をしていたのが、途中からエレオノーアの話に変わってしまいましたが、いずれにしても今後に目が離せません。第53話(その5)も引き続き執筆中です。お楽しみに! 二人で川に釣りに出かけた後(出かけたというより、ルキアンはエレオノーアに強引に引っ張っていかれたのですが)、どうなるのか、面白いですね。あるいは、ルキアン視点の展開はあそこでいったんストップして、他のキャラの動向が描かれるかもしれないですね。

本日も鏡海亭にお越しいただき、ありがとうございました。
読者様方からの応援にも感謝です! おかげさまで、復活後の小説更新も、第53話が「その4」まで進んだように、何とか軌道に乗ってきたところです。

ではまた。

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