釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

11月4日 時化は覚悟の朝間詰め勝負

2019年11月04日 | 日記
早い時間から、北東の風が吹いてくる事は分かっていた。

夜明け前の船着き場でも、北東の風が時折吹いていた。

「白波が出てきたら、撤収しましょう」

「短時間勝負です」



港を出る頃は、風は、まだ穏やかだった。






ポイントに入ると、潮が下っていた。

「昨日は上っていましたが、一日で変わりますね」

流れる速さは、0.5ノット前後。

潮の流れよりも、風で押されているような感じだ。

塩田さんが、ジグに感じる下潮の様子を教えてくれる。

「なんか軽いですね。抜けますね」

動いていないかも、知れない。

白波はまだ、出ていない。



「今の内に、何とか釣りたい」

山下さんも、頑張っている。

塩田さんに、アタリが来た。



下潮の動きが悪い中、アタリを引き出す。

塩田さんの、何とかしたいと思う気持ちが、魚に口を使わせた。

「ニベかな」



塩田さんの予想通り、3キロクラスのニベが上がってきた。


山下さんに「ジグを少し重くしませんか」と、私なりのアドバイスをする。

ジグを変えて暫くすると、山下さんにアタリが来た。



「どうですか」

「良い感じで引きますね」

「カンパチかもね」塩田さんから声が掛かる。

「カンパチは、初めて釣ります」と、山下さん。



2キロクラスのカンパチ(ネリゴ)が上がってきた。

「嬉しいです。初めてのカンパチです」

塩田さんからも、祝福の握手。


しかし、海の神様は悪戯好きのようだ。

北東の風が、強くなってきた。

白波も立ち始め、ウネリも高くなってきた。

ウネリが出てきた中、山下さんに強いアタリが来た。

船の揺れに気を付けながら、やり取りする。

「初めて感じる強いひきです」

山下さんも頑張っているが、獲物も下に突っ込む。

風、波を気にしながらのやり取りに、一寸した隙間が出来たのか…。

外れて止まった。

「残念です…」と、口惜しそうな山下さん。




一方では、ウネリが目線を越えるようになってきた。

風が一段と、強くなってきた。

時間は、午前9時前。

「撤収しましょう」

塩田さんに声を掛けて、安全第一帰港した。


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