■愛を平和を 寄り添い続け 寂聴さん 原点に戦争体験
山陰中央新報社 2021/11/12
https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/120608
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瀬戸内寂聴さんは「戦争だけは絶対あってはならない」と繰り返し語り、平和の尊さを訴え続けた。
その原点には、母親と祖父を亡くした戦争体験があった。
終戦直前の7月、故郷の徳島市が激しい空襲に見舞われ、2人は防空壕(ごう)で焼け死んだ。
生真面目な母は「日本が空襲されるようになった時は、日本は滅びる時だ」と信じ、逃げようともしなかったという。
戦時中、北京に暮らしていた瀬戸内さんが2人の死を知ったのは、日本への引き揚げ後だった。
瀬戸内さんは「寂庵」(京都市)での毎月の法話の会でも、たびたび反戦を説いた。
2018年の共同通信への寄稿では「釈迦(しゃか)の教えの根本は『殺すなかれ、殺させるなかれ』である。その釈迦の言葉だけを信じて、晩年を生き延びている」と記している。
戦争への怒りは行動でも示した。
1991年の湾岸戦争、2001年の米中枢同時テロとアフガニスタン攻撃の際には、犠牲者の冥福と即時停戦を祈り断食を敢行。
03年のイラク戦争では、反戦を表明する意見広告を自費で新聞に掲載した。
安倍晋三政権(当時)が集団的自衛権の行使容認に突き進んだ14年には、作家の大江健三郎さんやルポライターの鎌田慧さんらと共に「戦争をさせない1000人委員会」を立ち上げた。
安全保障関連法案の成立が現実味を帯びた15年にも、国会前での反対集会に参加。
胆のうがんなどの療養後に活動を再開したばかりだったが、「良い戦争はない。戦争は全て人殺しです」と車いすから立ち上がって訴えかけた。
反戦運動に加えて、核兵器廃絶や反原発運動にも積極的に関わり、虐待や性暴力の被害に遭っている女性を支援する全国ネットワーク「若草プロジェクト」の呼び掛け人代表を務めた。
一貫していたのは、国家の横暴によって犠牲になる大衆に寄り添う姿勢だった。
鎌田さんは「すごく行動力のある作家でした」と振り返る。
「遠い声」など社会運動家を題材にした小説群を念頭に、「寂聴さんは当時の左翼の中では〝異端〟で、早い時期から無政府主義者を評価していた。出家して、政治運動に参加するようになる以前から、骨太な政治意識を持っていたのでしょう」と語った。
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愛を平和を 寄り添い続け 寂聴さん 原点に戦争体験
山陰中央新報社 2021/11/12
https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/120608
■追悼・瀬戸内寂聴さん「戦争の悲惨さを知らない」日刊ゲンダイで語った安倍政権の怖さ
日刊ゲンダイ:2021/11/11
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/297303
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文化勲章を受章した作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんが9日午前6時3分、心不全のため京都市内の病院で死去した。
99歳だった。
葬儀は近親者で行う。
後日、東京都内でお別れの会を開く予定。
1922年、徳島市生まれ。東京女子大卒。
56年に作家デビューし、純文学と大衆小説のジャンルをまたいで執筆。
61年には、伝記小説「田村俊子」で田村俊子賞、63年には「夏の終り」で女流文学賞を受賞した。
97年に文化功労者に選ばれ、2006年には文化勲章を受章した。
政治・社会運動にも積極的に関わり、東日本大震災後も現地の慰問や脱原発運動などに奔走。
そんな瀬戸内さんは2014年4月、日刊ゲンダイ本紙の「注目の人直撃インタビュー」に登場。
当時、集団的自衛権の行使容認に突き進む安倍首相に対して、「どうして、あんな元気なんでしょう、あの人は。病気だったんでしょ? もう出てこないと思ったら、とてもいいお薬が見つかったってね。そのお薬の中に興奮剤が入っているんじゃないかしら」と皮肉交じりの持論を展開しつつ、右傾化する政権の「怖さ」についても、こう指摘していた。
「安倍政権の人は、自分たちの祖先はそんな悪いことしてないと思っているのかもしれませんが、しましたよ。朝鮮人を連れてきて、炭鉱でこき使って殺しているじゃないですか。私は北京にいましたから、食べ物まで差別したのを見ています。慰安婦の問題だって、もともとあってはならないことなんですよ」
「戦争を知っている人が安倍政権にはいないじゃないですか。戦争の悲惨さを知らないし、みんな、今の政府での立場を良くしたい。そうしたら、誰も反対しませんわね。あっという間に国って変わるんですよ。特定秘密保護法もとても怖い。戦前、ものを書いちゃいけない、と言われましたが、そこまで行きますよ。同じです」
瀬戸内さんの言葉を今一度噛み締めたい。
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追悼・瀬戸内寂聴さん「戦争の悲惨さを知らない」日刊ゲンダイで語った安倍政権の怖さ
日刊ゲンダイ:2021/11/11
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/297303
■「民の声聞こうとしない」 寂聴さん、法話で安倍政権批判
徳島新聞 2015/9/21
https://www.topics.or.jp/articles/-/7134
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徳島市出身の作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(93)が20日、京都市の寂庵で定例の法話を開いた。
集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法の成立に触れ、「民意をいかにくみ上げるかが政治にとって重要なのに、今の政権は民の声を聞こうとしない」と安倍政権を批判した。
寂聴さんは、日本が他国の戦争に加担し、巻き込まれていく将来を自身の戦争体験と重ね、「人が人を殺す戦争は二度とあってはならない」と訴えた。
参院の特別委員会で採決を強行した政権運営も批判。
天台宗を開いた最澄の「己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり」との言葉を引用し、「安倍首相のように自分の名前を後世に残すのを目指すのではなく、自分のことを忘れて民がどう求めているかを考え、かなえるのが政治家の役割だ」と指弾した。
若者による抗議行動を称賛しながら「若い人が頑張っているうちは大丈夫。選挙でちゃんとした政治家を選んで、私たちの子や孫、ひ孫を守っていかなければ」と呼び掛けた。
この日は約150人が耳を傾けた。
質疑応答では「戦争で家族が危険な目に遭うような事態になればどう対応するべきか」との質問があり、寂聴さんは「家族を第一に考え、どんなことがあっても戦場には出ないと心に決めてください」と訴えた。
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「民の声聞こうとしない」 寂聴さん、法話で安倍政権批判
徳島新聞 2015/9/21
https://www.topics.or.jp/articles/-/7134
■瀬戸内寂聴が安倍支持ネトウヨの攻撃にも怯まずさらに激烈批判!「安倍首相は世界の恥」「悪名が歴史に残る」
exciteニュース 2015年7月22日
https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_1312/
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安保法制が衆院で強行採決されたが、それでもなおこの"戦争法案"に反対する声は日に日に高まっている。
だが一方で、戦争反対、集団的自衛権反対を表明する著名人たちへの誹謗中傷やバッシングが巻き起こるという卑劣な事態も同時に起こっている。
先日もタレントSHELLYがツイッターで強行採決について疑問をつぶやき大炎上した。
また胆のうがんなどを患い満身創痍の体調ながら度々デモや集会に参加している作家の瀬戸内寂聴も、「ババアは死ね!」「戦争反対というなら中国に言え!」などと批判を浴びせられた。
挙げ句は「不倫していたくせに」「金をもらって集会に出ている」という聞くに堪えない誹謗中傷さえ飛び出す始末。
しかし瀬戸内がこんなことで怯むわけがない。
最近になってもますますその活動、舌鋒鋭く安倍政権と安保法案の大批判を展開している。
今週発売の「女性自身」(光文社)8月4日号では「美しい憲法を汚した安倍政権は世界の恥です」と題し、こう語った。
「安倍晋三首相と、与党議員たちが強行採決した安保法案は、日本国民を世界中で死なせ、家族を不幸にし、国まで滅ぼすものだと思います」
「これだけ国民に反対されていることを自覚しながら、"戦争法案"を押し通した安倍首相の神経は理解しがたいですね」
安保法制に反対する作家、有名人の中でも、ここまで強い調子で安倍首相を非難できる人間はそう多くないだろう。
そして、瀬戸内はこう言い切った。
「多くの国民が安保法案に反対したという事実、そして安倍首相と政府与党がどれだけ横暴なことをしたのかという事実は、歴史に刻まれます」
瀬戸内はこの「女性自身」のインタビューに答える少し前、7月10日にも京都の寂庵で定例説法を開いているが、ここでも「可愛い息子や孫が戦争に連れて行かれ、行けば殺さないと殺される。沢山殺せば褒められる」、それが戦争というものの実態だと訴え、そしてこう断言した。
「安倍首相がいかに悪い政治家だったか歴史に残る」
ネットでは、こうした発言について今も「単なる妄想」「なぜそこまで妄想できるのに中国が戦争始める妄想はしないのか不思議」という声が浴びせられているが、これは妄想ではない。
現在93歳の瀬戸内は青春期に戦争を体験している。
大学1年生の時に真珠湾攻撃があり、普通の国民のように、「東洋の平和を守るため」という言葉を信じ、大きな感激を覚えたという。
だが、その2年後、瀬戸内は結婚して北京に移り、そこで日本人が中国人を抑圧している様を目の当たりにし、戦争に疑問を感じ始めたのだ。
そして敗戦を迎え、苦労して日本に引き揚げてみると、故郷の徳島は焼け野原、母や祖父は亡くなっていた。
こういう体験が「戦争にはいい戦争も悪い戦争もない」という言葉につながっている。
瀬戸内は先の「女性自身」のインタビューでこんなことも語っている。
「(7月15日のデモで)必死に声を上げる彼らを見て、私が連想したのは、昭和18年10月に行われた神宮外苑競技場で行われた学徒動員出陣の壮行会です」
この壮行会は戦場に赴く2万5千人の学生と、5万人の女子学生らが集まり、「海行かば」を大合唱して見送ったというものだ。
デモを見ながら、その光景がオーバーラップするというのは、彼ら安保法制に反対する若者までが安倍首相の戦争政策に呑み込まれてしまうという恐怖をリアルに感じているからだろう。
この言葉を我々は真剣に受け止める必要がある。(伊勢崎馨)
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瀬戸内寂聴が安倍支持ネトウヨの攻撃にも怯まずさらに激烈批判!「安倍首相は世界の恥」「悪名が歴史に残る」
exciteニュース 2015年7月22日
https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_1312/
■瀬戸内寂聴氏 安保法案で安倍首相批判
デイリースポーツ 2015.09.21
https://www.daily.co.jp/gossip/2015/09/21/0008415105.shtml
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集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法が成立したことを受け、作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(93)が20日、京都市の寂庵で開いた法話で「政治の最高の地位にありながら、民の心を聞こうとしていない」と安倍晋三首相を批判した。
参院の委員会で採決を強行した手法についても「気付かぬうちにさっと通してしまった。ああいうことをするから、油断がならない」と非難。
「若い人が立ち上がり『これからが勝負だ』『次の選挙で勝負をつける』と言っている。まだ日本は大丈夫だ」と期待を寄せた。
約150人の参加者の多くを占めるのは女性。
寂聴さんは「子どもや孫を守ってください。男に任せてはいられない頑張りましょう」と語り掛けた。
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瀬戸内寂聴氏 安保法案で安倍首相批判
デイリースポーツ 2015.09.21
https://www.daily.co.jp/gossip/2015/09/21/0008415105.shtml
■国家を私物化する安倍政権の改憲を許すな。自民党案に潜む「罠」<小林節氏>
ハーバー・ビジネス・オンライン 2019.11.24
https://hbol.jp/pc/207060/
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・必要な自衛の措置なら何でもできる
── 憲法改正に向けた安倍政権の動きが活発になっています。
小林節氏(以下、小林):
安倍総理は、憲法9条の1項、2項をそのままにして、憲法に自衛隊を明記するだけだと説明していますが、実は重大なことが隠されています。
昨年3月の自民党大会で決定された改憲の「条文イメージ(たたき台素案)」には、9条の2を加え、「前条の規定は必要な自衛の措置をとることを妨げず」と書かれているのです。
これまでの政府解釈、国会答弁は「必要・最小限の自衛」でした。
安倍政権の改憲案は、この「最小限」という考え方を否定しようとしているのです。
つまり、必要な自衛の措置ならば、何でもできるということです。
極端に言えば、自衛隊は地球の裏側にも行けるということです。
9条の1項、2項が残るから大丈夫だと考えてはいけません。
同レベルの法では新しい条文が優先されます。
9条の2を入れることで、現行の1項、2項は排除されるのです。
自民党は、単なるたたき台だと言っていますが、党大会で憲法改正推進本部長に一任され、総務会でも追認された文書です。それは党議決定なのです。
また、安倍総理は自衛隊を明記することによって、自衛隊に誇りを持たせると述べていますが、自衛隊を条文に書き込むこと自体が憲法になじみません。
憲法に明記されている国家機関は、国会(衆議院・参議院)、内閣、最高裁判所、会計検査院だけです。
それ以外の国家機関は法律によって規定されています。
自衛隊を管理する防衛省も明記されていないのに、自衛隊だけを明記するのは不合理です。
── 改憲4項目には緊急事態条項も入っています。
小林:
非常時には首相に、行政権に加えて立法権、財政権、自治体への命令権を与え、国民には命令に従う義務を課すものです。実際の災害時に必要のない異常な首相独裁体制です。
・逆立ちした自民党の憲法観
── 安倍政権の改憲案は危険ですが、自民党の憲法観自体に大きな問題があります。
小林:
本来、憲法は主権者である国民が権力者を縛るものです。
国家が個人の基本的人権を侵害することがないように制限するルールが、近代立憲主義における憲法なのです。
ところが、自民党の憲法観は逆立ちしたものです。
自民党議員と憲法論議をしていて驚かされることは、「権力を規制する『制限規範』としての憲法もあるが、権力に授権する『授権規範』としての憲法もあり、私は後者を採る」などと公言する者が多いことです。
現行憲法は、「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」(99条)と規定していますが、2012年に自民党が出した憲法改正草案は、この規定を尊重義務と擁護義務に分け、「全て国民は、この憲法を尊重しなければならない」、「国会議員、国務大臣、裁判官その他の公務員は、この憲法を擁護する義務を負う」と定めているのです。
つまり、下々の国民がきちんと憲法を尊重しているかどうかを、憲法の擁護者である権力者が監視しなければならないという発想なのです。
また、現行憲法は「すべて国民は、個人として尊重される」(13条)と定めていますが、自民党の草案は「個人」を「人」に書き換えてしまいました。
人間はそれぞれ異なるDNAを持っているので、それぞれ個性があり、異なる好き嫌いを持っています。
だから、意見が異なるのは当然です。
お互いの違いや個性を最大限尊重し合うことが、人権が保障された社会です。
自民党の草案は「個性を持った個人の尊重」という原則を切り捨てようとするものです。
全体主義指向なのです。
・憲法を破壊し続ける安倍政権
── 7年に及ぶ安倍政権で、すでに憲法の理念が踏みにじられてきました。
小林:
安倍総理は当初、憲法96条を改正して改憲発議要件を緩和しようとしました。
法の支配を無視した「裏口入学」です。
その後、96条改正を引っ込めたと思ったら、今度は解釈改憲によって、集団的自衛権行使を容認する安保法制を強行しました。
これは明らかに憲法9条違反です。
2014年に施行された特定秘密保護法は、世界でも稀に見る悪法です。
政府が秘密と決めたものは、それが何であるかも説明せず、永遠に秘密として闇に葬ることができるのです。
政府が何をしたかを、主権者国民がわからなくするものであり、国民の知る権利に対する侵害で国民主権に対する反逆です。
安倍政権はまた、メディアに対して圧力をかけてきました。
総務大臣が「公平性」を欠く放送を繰り返した放送局の電波停止に言及したこともありました。
「使ってはいけない論客」リストが流され、そこに私の名前も載っていたそうです。
メディアが萎縮するのは当然です。
いまや、ほとんどの地上波が政権批判をできなくなっています。
安倍政権は政権におもねる御用メディアを育て、敵対するメディアを潰してきたのです。
表現の自由、報道の自由、国民の知る権利が著しく脅かされているということです。
安倍政権はまた、「働き方改革」と称して高度プロフェッショナル制度などを導入しましたが、実質的には「残業代ゼロ制度」であり、勤労の権利を侵害するものです。
2017年には、安倍総理は野党による臨時国会召集要求を3カ月も拒みました。
そして召集に応じるや、審議をせずに冒頭で解散してしまいました。
これも、「いずれかの議院の総議員の4分の1以上の要求があれば内閣は(臨時国会)の召集を決定しなければならない」と明記した憲法53条に反する暴挙です。
2016年に導入されたマイナンバー制度は、国民のプライバシーを国が管理するものであり、憲法13条のプライバシー権を侵害するものです。
・専守防衛の能力を高めよ
── 参議院では、憲法改正の発議に必要な3分の2に足りていません。
小林:
決して安心してはいけません。
自民党が、改憲派の野党議員を一本釣りすることなど容易なことです。
自民党は、世論調査を頻繁にやっており、国民投票に踏み切るタイミングをうかがっています。
いま、国際情勢が悪化する中で、改憲賛成がじわじわ増えています。
安倍政権は北方領土交渉で成果を上げることができませんでしたが、ロシアによる四島不法占拠に反発している国民も少なくありません。
また、尖閣諸島などでの中国の行動に対する国民の警戒感も高まりつつあります。
さらに、北朝鮮がミサイルを発射し、韓国との関係もこじれています。
こうした厳しい国際情勢の中で、「日本に軍隊がなく、国防の意思をきちんと示さないから、外国から舐められているんだ」と考える人が増えています。
国際情勢が厳しくなる中で、左派の平和主義が説得力を持ちにくくなってきているのも確かです。
安倍政権による改憲を阻止するためには、専守防衛によってわが国の安全保障を維持できることを明確に示すことが重要です。
わが国には、世界有数の経済力と技術力があります。
その力によって、9条の範囲内で「専守防衛」の能力を高めることができます。
「万が一にも日本に手を出せば、致命傷を負う」と他国が考えるように、日本は専守防衛に集中すべきです。
その上で、わが国は海外では軍事力の不行使に徹し、対立する諸国間の仲裁と人道復興支援に邁進すべきです。
安倍政権による改憲を批判する人の中には、非武装中立を信奉し、自衛隊廃止を説く人もいます。
しかし、いまはその議論をしているときではありません。
まず、安倍政権の改憲を阻止し、それからその議論をすればいい話です。
国際情勢の悪化に伴って、改憲賛成がさらに増えてくる可能性もあります。
賛成が過半数を超え、その状態が続くと判断すれば、国民投票に自信を持って、安倍政権は一気に動くでしょう。
決して油断はできません。(聞き手・構成 坪内隆彦)
・小林節(こばやしせつ)
法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院のロ客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在。
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国家を私物化する安倍政権の改憲を許すな。自民党案に潜む「罠」<小林節氏>
ハーバー・ビジネス・オンライン 2019.11.24
https://hbol.jp/pc/207060/
■「戦争に加担するな」「改憲を止める」 新宿で安倍首相退陣求めるデモ
毎日新聞 2020/1/12
https://mainichi.jp/articles/20200112/k00/00m/040/188000c
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自衛隊の中東派遣や「桜を見る会」の疑惑、公文書改ざんなど数々の問題に抗議し、安倍晋三首相の退陣を求めるデモ行進「OccupyShinjuku(新宿占拠)0112」が12日、東京・新宿であり、主催者発表で約3000人が集まった。
参加者は「戦争に加担するな」「改憲を止める」など思い思いのプラカードを手に「安倍は辞めろ」などと声を上げた。
家族と参加した神奈川県の会社員男性(45)は「積極的に戦争にならないように行動すべき時なのに、日本が自衛隊を派兵することには反対。市民として声を上げることが必要だと思う」と参加の理由を語った。
服飾デザイナーの男性(63)は桜を見る会について「われわれの税金を、一部の人間の利権や利益供与に使うのは納税者として黙っていられない」と語気を強めた。
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「戦争に加担するな」「改憲を止める」 新宿で安倍首相退陣求めるデモ
毎日新聞 2020/1/12
https://mainichi.jp/articles/20200112/k00/00m/040/188000c
■自衛隊中東派遣「戦争に加担するな」 各地で反対デモ
朝日新聞 2020年1月12日
https://www.asahi.com/articles/ASN1D32VGN1DONFB003.html
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自衛隊の中東派遣や首相が主催する「桜を見る会」の問題をめぐり、安倍政権に抗議するデモが12日、東京・新宿であった。
名古屋や大阪、北九州市などでも同様のデモがツイッターで呼びかけられた。
新宿駅東口前の広場では夕方、音楽に合わせてダンスを踊りながら、抗議するイベントも開催。
若者たちが「自衛隊員をイラン戦争に行かせたくない」「STOP WAR」などと書かれたプラカードを掲げながら体を揺らしていた。
友人と参加した都内の病院事務員の女性(23)は「首相が訪問の延期を一時検討した中東に派遣するなんて、自衛隊員の命のことを考えていない。自衛隊派遣で日本が報復の対象になり、危険にさらされるのではないか」と話した。
名古屋市の繁華街・栄でも主催者発表で約150人が「米国の戦争に加担するな」などと書かれたプラカードを掲げながら街を歩いた。
出発前の集会で、名古屋市の会社員男性(45)は「安倍政権は数の力に任せて安保法制などを押し通し、とうとう自衛隊の中東派遣まで踏み込んだ。憲法改正などさせてはならない」と訴えた。
愛知県江南市から参加した大学生山田優光さん(23)はデモ終了後、「『桜を見る会』を始め、この政権で破棄された公文書の数々は、私たちの世代に引き継がれるべきものだった。国の基本システムを壊し続けてきたことに大きな怒りを感じる」と話した。
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自衛隊中東派遣「戦争に加担するな」 各地で反対デモ
朝日新聞 2020年1月12日
https://www.asahi.com/articles/ASN1D32VGN1DONFB003.html
■「安倍内閣は退陣を」 国会前に続々とデモ集結
テレ朝news 2018/03/15
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000122962.html
~~~
森友学園を巡る文書改ざん問題で、国会前では連日、デモが行われています。
15日もすでにたくさんの人が集まっているようです。
現場から報告です。
(斎藤康貴アナウンサー報告)
午後6時半ごろから始まったデモ活動は、その1時間ほど前からすでに多くの人が集まっていました。
この時間にかけて、まだ人の数は増えてきています。
13日の時点で1000人が集まり、14日は1300人がこのデモ活動に参加したということです。
毎日、増えてきています。
公文書の問題に関する不満を持つ人が増えてきている証拠でもあります。
どんな人が来ているかというと、会社を終えてスーツ姿ですぐ駆け付けたという人が非常に多いです。
さらに、この2日間との違いを聞くと、ここまでは団体で複数人で参加する人が多かったそうですが、15日に関しては個人で1人で参加する人の数が増えているということでした。
そういった人に話を聞くと、やはり、真実から目を背けてこのまま逃げるようなことだけは絶対にしてほしくないという話でした。
ここ数日間、公文書に関する問題さまざま、浮き彫りになってきましたが、国民の失望、怒りはかなり高まっている印象があります。
このデモは午後7時半ごろまで行われる予定となっています。
さらに、デモに参加する人の数は増えていきそうです。
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「安倍内閣は退陣を」 国会前に続々とデモ集結
テレ朝news 2018/03/15
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000122962.html
■自衛隊中東派遣などに抗議 安倍政権退陣求めデモ 東京・新宿
毎日新聞 2020/01/12
チャンネル登録者数 11.3万人
51,809 回視聴
https://www.youtube.com/watch?v=JmrsINzKbeY
自衛隊の中東派遣や「桜を見る会」の疑惑、公文書改ざんなど数々の問題に抗議し、安倍晋三首相の退陣を求めるデモ行進「OccupyShinjuku(新宿占拠)0112」が12日、東京・新宿であり、主催者発表で約3000人が集まった。【撮影・後藤由耶】2020年1月12日公開
■「安倍内閣は退陣を」 国会前に続々とデモ集結(18/03/15)
[テレ朝news] 2018/03/15
25,711 回視聴
ANNnewsCH
チャンネル登録者数 239万人
https://www.youtube.com/watch?v=RLsSTjm_67M
森友学園を巡る文書改ざん問題で、国会前では連日、デモが行われています。15日もすでにたくさんの人が集まっているようです。現場から報告です。 (斎藤康貴アナウンサー報告) 午後6時半ごろから始まったデモ活動は、その1時間ほど前からすでに多くの人が集まっていました。
■瀬戸内寂聴さん安倍政権に命がけで「戦争NO!」
YouTube 2015/06/22
https://www.youtube.com/watch?v=PAOJ5WsiZmM
■瀬戸内寂聴さん:国会前で安保法案反対の訴え
毎日新聞 動画 2018/11/16
「いい戦争というものは絶対にない。最近の日本の状況は、怖い戦争にどんどん近づいているような気がする」などと訴えた。
https://video.mainichi.jp/detail/video/5714794604001
■大メディアが報じない 瀬戸内寂聴さん、晩年の痛烈安倍批判
日刊ゲンダイ:2021/11/13
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/297370