私は遠隔ドームでは、1830mmの焦点距離をSTF-8300で撮像しているため、
星を完全に丸く撮像するのはなかなか厳しいです。
赤道儀の換装でかなり良くなりましたが、やはり星は歪みます。
Pixinsightの画像復元で、PSFを測定してやると、暗めの星は
ほとんど真円、点になりますが、輝星はひずみが残ります。
それをなるべく解消するため、ある方法を考えつき、
実行したらかなり良くなりました。
以下の通りです。
画像(輝星がやや歪んでいる画像)をステライメージ8で立ち上げます。
starsharpフィルターで、輝星がなるべく真円になる値を探します。
星は小さくならなくていいです。暗い星や星雲が滅茶苦茶になっても
かまいません。
とにかく輝星だけきれいに丸くなるようにパラメーターを色々変えてみます。
いいものがあったら保存します。
繰り返しますが、輝星だけあればいいので、背景、暗い星、星雲はどうなっても
構いません。(笑)
次に、Photoshopを立ち上げ、元画像を表示します。
そして、スターシャープで作った画像もPhotoshopに配置します。(右クリック)
すると、レイヤー化しますので、このレイヤーを一番下にします。
そして上のレイヤー(スターシャープしていない、元画像)にレイヤーマスクを立ち上げ、
ブラシ(大体輝星と同じ大きさ、あるいはちょっと大きくして)を
輝星の上にボチボチと打っていきます。
輝星が丸くなったのを確認したらレイヤー統合。
星が丸くなりすっきりします。
レイヤーマスクを使うと”お絵描き感”が出ますのでズルいでしょうか、、、。(笑)
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