明治期の北海道開拓のようす(小説「お登勢」)

今、船山馨という人の書いた「お登勢」(上下)という長編小説を読んでいる。北海道が蝦夷地から名前を替えたころからの開拓の様子が非常に細かく分かる。 明治維新時に討幕の立場で加わったにもかかわらず、事実上蝦夷地への島流し的措置をくらった淡路島の人たち(主人公は「お登勢」という女性)の苦難と感動の物語だ。 淡路は稲田藩が領有していたが、これが維新時のいくさ(戊辰戦争)後、北海道移住を命じられる。途中 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )